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育毛剤比較アデノバイタルアドバンストスカルプエッセンスの成分と効果
30代を過ぎると仕事のストレスからか、抜け毛と白髪が同時に発生する男性も多いでしょう。
資生堂のアデノバイタルアドバンストスカルプエッセンスは、白髪と薄毛に効果があると言われているアデノバイタルシリーズの育毛剤で3代目の商品になります。
初代の「アデノバイタルスカルプエッセンス」、2代目の「アデノバイタルスカルプエッセンスv」を経て、さまざまなリニューアルを加えられた形で登場したのが、このアデノバイタルアドバンストスカルプエッセンスです。
2代目の「アデノバイタルスカルプエッセンスv」からのリニューアルの度に少しずつ育毛成分が追加される違いがあり、現在は6つの有効成分を含む26種類の成分がアデノバイタルアドバンストスカルプエッセンスに配合されています。
ただ、このアデノバイタル、抜け毛を抑えたい人の頭皮にマイナスになってしまうラウリル硫酸ＮＡという刺激成分が配合されています。
そこで、この記事ではシャンプーやドライヤーの時に抜け毛が増えて困っている人に、アデノバイタルの成分は本当に抜け毛に効果があるのかについて、徹底的に解説していきます。
アデノバイタルの全成分26種類からは、以下の4つの育毛効果が得られます。
・髪を抜けにくくする頭皮の血行促進効果
・髪を強く太くする発毛促進効果
・M字とつむじの抜け毛を防ぐ男性ホルモン抑制効果
・髪が抜けにくくなる土台を作る頭皮環境改善効果
この記事を読むことで、育毛剤アデノバイタルアドバンストスカルプエッセンスの配合成分の詳しい効果と、自分の薄毛に育毛効果を発揮できる商品なのかがわかります。
目次
アデノバイタルアドバンストスカルプエッセンスの全ての成分と効果
アデノバイタルに配合されている成分はその働きに応じて、頭皮の血行促進効果、発毛促進効果、男性ホルモン抑制効果、フケやかゆみを抑え育毛促進する頭皮環境改善効果の4つの効果のタイプに分類することができます。
アデノバイタルに配合されている成分の1つ1つにどんな抜け毛への効果があるのか解説していきます。
頭皮の血行促進効果のある全ての成分
アデノバイタルアドバンストスカルプエッセンスには頭皮の血行促進効果のある成分として、ニンジンエキス、ニコチン酸アミド、クジン抽出液、サンショウエキスの4種類が配合されています。
頭皮の血行促進成分は、抜け毛を抑えるための育毛剤で一番大事だと言ってもいい働きの一つです。
頭皮の血行促進成分が少ないと、ストレスなどのいろんな原因によって起こった血行不良で細く抜けやすくなった髪に栄養を与え抜け毛を抑えることができません。
アデノバイタルアドバンストスカルプエッセンスの血行促進効果のある有効成分としてはニンジンエキス、ニコチン酸アミド、クジン抽出液の3つの成分が含まれています。
アデノバイタルアドバンストスカルプエッセンスの6つの有効成分のうち、約半数の成分は頭皮の血行促進を目的に配合されています。
ここから、アデノバイタルアドバンストスカルプエッセンスが頭皮の血行促進による育毛ケアにかなり力を入れている育毛剤であることが分かります。
また、ここには挙げていませんが、後述する発毛促進成分のアデノシンにも強力な頭皮の血行促進効果によって髪の成長期を長くする力が備わっています。
このアデノシンの働きによっても、アデノバイタルアドバンストスカルプエッセンスの頭皮の血行促進効果が期待できます。
そのため、アデノバイタルは抜け毛が増えた人はもちろん、髪の毛1本1本が細くなりボリュームが減ってきたと感じる人にも効果を発揮してくれるでしょう。
発毛促進効果のある全ての成分
アデノバイタルアドバンストスカルプエッセンスには発毛促進効果のあるとして、アデノシン、オノニスエキスの2種類が配合されています。
発毛促進効果は、髪を作る毛母細胞に直接働きかけ、髪の成長期を伸ばし抜け毛を防止する大事な働きです。
とくに、アデノシンはこの「アデノバイタル」というシリーズの名前のもとになっており、アデノバイタルアドバンストスカルプエッセンスを語る上では絶対に外せない成分です。
アデノシンは体の中で、エネルギーを運んだり、神経のシグナルを伝達する役割を果たしています。
ちなみに、このアデノシンにはFGF-7と呼ばれる成長因子（発毛因子）の分泌を促進する働きがあります。
成長因子というのはタンパク質の一種で細胞の働きを活性化する働きを持つ発毛促進因子です。
特にFGF-7には、髪の毛をつくる毛母細胞の細胞分裂を促進する働きがあります。
したがって、アデノバイタルアドバンストスカルプエッセンスのアデノシンの効果でFGF-7が分泌されることによって、どんどん髪の毛が成長していきます。
ちなみに、AGAという薄毛症状を治療する薬として有名なものにミノキシジルがあります。
実はこのミノキシジルも、毛乳頭細胞に働きかけてアデノシンを分泌させることで発毛を促進しています。
ミノキシジルで毛乳頭細胞を刺激してアデノシンを分泌させるのではなく、直接アデノシン自体を育毛剤に配合したというのが、アデノバイタルアドバンストスカルプエッセンスの最大の特徴です。
アデノバイタルの発毛促進成分は、正直多いとは言えませんがアデノシンを配合しているのは、資生堂のアデノバイタルシリーズだけです。
そのため、他の育毛剤を過去に使って、抜け毛への効果が得られなかった人は試してみる価値があるかもしれません。
男性ホルモン抑制効果を持つ全ての成分
アデノバイタルアドバンストスカルプエッセンスには男性ホルモン抑制効果を持つ成分として、ポップエキス（ホップエキス）の1種類が配合されています。
この男性ホルモン抑制効果は、男性、女性にかかわらず男性ホルモンの過剰分泌によって起こるおでこのM字ハゲやつむじハゲに悩む人には必須の働きです。
チャップアップのように他の人気育毛剤であれば、男性ホルモン抑制成分が最低でも4種類程度は配合されています。
その点、アデノバイタルはたったの1種類しか配合されていないため、M字ハゲやつむじハゲに悩む人には少し心細いと言えるでしょう。
抜け毛の増加とともに生え際が後退しているような気がする、つむじの地肌が少しずつ透けて見えていっている人は、男性ホルモン抑制成分が多く配合された育毛剤を使うべきです。
アデノバイタルアドバンストスカルプエッセンスは、男性ホルモン抑制効果を持つ成分が配合されていないと言われることもありますが、実際にはポップエキスが配合されています。
ポップエキスには体内に入ることで女性ホルモンと同様の働きをするエストラジオールが含まれています。
このアデノバイタルアドバンストスカルプエッセンスのポップエキスの働きにより、AGAの原因になる男性ホルモンを抑制する効果も期待できます。
ただし、他の育毛剤がいくつもの男性ホルモン抑制成分を組み合わせて配合しているのに対して、アデノバイタルアドバンストスカルプエッセンスはポップエキスの1種類のみです。
男性ホルモン抑制成分の存在感が薄いことが、アデノバイタルアドバンストスカルプエッセンスには男性ホルモンを抑制する成分は無いと誤解されてしまう原因になっています。
頭皮環境改善効果のある全ての成分
アデノバイタルアドバンストスカルプエッセンスには頭皮環境改善効果のある成分として、レイシエキス、β‐グリチルレチン酸、濃グリセリン、シソエキス、パントテニールエチルエーテル、アンズ果汁、アシタバエキスの7種類が配合されています。
このうち有効成分としてはβ‐グリチルレチン酸、パントテニールエチルエーテルの2つの成分を上げることが出来ます。
頭皮環境改善効果は、頭皮にフケや痒み、乾燥、赤み、脂性でべたつく人の頭皮を整える働きがあります。
30代以降の男性で抜け毛が気になる人は、ほぼ上の症状のどれかに当てはまっているため、アデノバイタルがトラブルを改善してくれるでしょう。
ただ、他の人気育毛剤は20種類以上配合されている商品もあるため、アデノバイタルは物足りないと言わざるを得ません。
β‐グリチルレチン酸には頭皮の肌への抗炎症効果、パントテニールエチルエーテルには頭皮の保湿効果が期待できます。
そして、アデノバイタルアドバンストスカルプエッセンスにリニューアルされた際、育毛効果アップのために配合されたのがアンズ果汁。
アンズを使ったアンズ油は頭皮ケアに適したオイルとして知られています。
アンズにはオレイン酸という優れた保湿力を持つ成分が含まれており、このオレイン酸の働きで頭皮や毛髪の保湿効果が期待できます。
また、レイシエキスには髪を黒くするメラノサイトにも働きかけるため、白髪予防にも効果があると言われている成分です。
その他の成分
アデノバイタルアドバンストスカルプエッセンスには育毛成分以外の成分として、I−メントール、エタノール、DL-リンゴ酸、1.3−ブチレングリコール、精製水、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、無水エタノール、デシルテトラデシルジメチルアミンオキシド液、イソステアリルアルコール、ジプロピレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウム、ビニルピロリドン・N,Nジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩液の12種類が配合されています。
アデノバイタルアドバンストスカルプエッセンスは26種類の育毛成分を配合していますが、26種類の成分のうち、半分近い12種類もの成分が直接的に育毛に関係の無い成分となっています。
また、この12種類の成分の中には、I−メントールのような使用感を良くするために配合されているような育毛を考えたときに決してプラスにならない成分もあります。
まず、イソステアリルアルコール。
育毛剤にはしばしばアルコールが配合されていますが、育毛を考えたときに、アルコールを配合してることはマイナス面の方が多いです。
育毛剤に配合されているアルコールの頭皮への害については以下のページで詳しく解説してあるので参考にしてください。
育毛剤に含まれるアルコールは良くない！？配合の理由や効果を解説！
したがって、近年の育毛剤はアルコールの配合を極力避けるようになっています。
しかし、アデノバイタルアドバンストスカルプエッセンスは堂々とイソステアリルアルコールを配合し、時代の流れに逆行しています。
さらに、アデノバイタルアドバンストスカルプエッセンスに配合されているラウリル硫酸ナトリウムも育毛を考えたときには好ましくない成分です。
このラウリル硫酸ナトリウム（ラウリル硫酸Na）は、石油系シャンプーと呼ばれるタイプのシャンプーによく含まれている界面活性剤といわれる洗浄成分です。
石油系シャンプーが頭皮に与える影響については以下のページで詳しく解説しています。
頭皮への刺激が強いラウリル硫酸ナトリウムを配合していることで、頭皮の皮脂が取り去られてしまい、頭皮環境の悪化につながる可能性があります。
アデノバイタルアドバンストスカルプエッセンスにはせっかく頭皮環境を改善する成分を配合しているのに、ラウリル硫酸ナトリウムを配合することでそれが無駄になってしまいます。
そのため、チャップアップのようなラウリル硫酸ナトリウムなどの頭皮に刺激となる成分が配合されてなく、効果の高い育毛剤なら安心です。
抜け毛が増えたと悩んでいる人は、極力こういった刺激となる成分が配合された育毛剤を使うべきではないでしょう。
また、頭皮に痒みやフケがある人なんてもっと使わない方がいいでしょう。
アデノバイタルアドバンストスカルプエッセンスの成分まとめ
ここまでアデノバイタルスカルプエッセンスのすべての成分の働きを見てきましたが、抜け毛をとにかく抑えたいという人は、別の育毛剤を使うべきだというのが正直な感想です。
アデノバイタルを使うのが適している人は、深刻に抜け毛に悩んでいるわけではなく、予防程度で使いたい。
とにかくお金がないので値段が安い商品を使いたい。
頭皮に痒みやフケがすごくて、とにかく頭皮トラブルのみを改善したい。
上のような3つのタイプに当てはまる人であれば、男性女性関係なく購入してもいいのではないでしょうか。
資生堂と言うと女性用化粧品のイメージが強いですが、このアデノバイタルアドバンストスカルプエッセンスは女性用育毛剤ではなく男女兼用の育毛剤です。
そんなアデノバイタルアドバンストスカルプエッセンスには、サロン専売品にもかかわらずアデノシンという養毛に優れた育毛成分を配合しているという強みがあります。
ただし、いくらアデノシンで毛母細胞を活性化しても、AGAの原因であるDHTを抑制できなければ薄毛が改善されることはありません。
そして、DHTの原因になる男性ホルモンを抑制する成分がアデノバイタルアドバンストスカルプエッセンスにはポップエキスのみであるというのは、AGAによる抜け毛を防ぐことを考えると、完全に力不足です。
また、アデノバイタルアドバンストスカルプエッセンスに配合されている成分を見ても、実際に育毛効果がある成分はたった14種類。
アデノバイタルアドバンストスカルプエッセンスの配合成分の数を考えても、育毛剤としての力にはかなりの物足りなさを感じます。
本気で薄毛治療を目指すなら、チャップアップのように男性ホルモンを抑制する効果を持つ成分をしっかりと配合しており、なおかつ配合成分が充実している育毛剤をおすすめします。
アデノバイタルの効果や資生堂の男性用育毛剤アデノゲンとの違いなど詳しい情報は以下のページにまとめてあるのでご覧ください。
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男性ホルモン抑制効果を持つ成分も多く配合されているネット上で人気の育毛剤は以下のページをご覧ください。
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