育毛剤に含まれる「ミノキシジル」の副作用と効果を徹底分析
ミノキシジルは、男性、女性の薄毛に対して発毛効果こそ高いものの、以下の4つの副作用があるため慎重に検討してから使用する必要があります。
・頭皮のかゆみ、発疹
・心不全
・突発性難聴
・肝機能の異常
(大正製薬リアップ公式サイトより)
この記事を読めば、上記のミノキシジルの副作用の詳しい症状に加えて以下の5つの情報がわかります。
・ミノキシジルを使用する際の注意点
・女性のミノキシジルの使用効果
・ミノキシジルより安全なオススメ育毛剤
・発毛医薬成分ミノキシジルが配合された日本の育毛剤の効果
・海外のミノキシジル育毛剤の効果
目次
ミノキシジルが発毛剤として利用された背景とは
ミノキシジルは、元々は血圧を下げる降圧剤として開発され、髪の毛を生やすために作られた発毛薬ではありませんでした。
高血圧の方がミノキシジルを服用をすることで、血管拡張効果によって血圧を下げることができるわけです。
実際に、血圧を下げる効果がミノキシジルにはあるのですが、利用していた患者さんに副作用として頭頂部やM字部分の薄毛や抜け毛が改善する発毛促進の症状が見受けられたのです。
そこでミノキシジルには血流を改善し発毛効果があるのではないか、ということでさらなる研究が進みました。
事実、ミノキシジルは頭皮の血管を拡張し、毛球内の毛乳頭の毛母細胞に血液を流し込む毛包も活性化させるのです。
降圧剤としてのミノキシジルは、飲み薬だったのですが濃度も濃く「そのままでは体全体に影響を与える」とのことで、外用薬として製造されることになりました。
もしも、ミノキシジル飲み薬のまま血圧が高くない方が利用してしまうと、全身の血管が拡張され、低血圧になってしまう可能性もあったからです。
上記のような流れで、ミノキシジルは外用薬として製造され、AGA治療薬への発毛剤として利用されるに至りました。
ミノキシジルが製品化されるにあたり、被験者の多くに改善するような効果が見られしっかりと効果は確認された上で販売されています。
日本では、専門クリニックで処方してもらうか、大正製薬からミノキシジル配合発毛剤リアップX5があります。
ミノキシジルの副作用
・頭皮環境を悪化させる作用がある
・循環器系に問題を起こす可能性がある
ミノキシジルを配合した育毛剤を利用してしまうと、頭皮に炎症が起こる確率が高まります。
そもそも、ミノキシジル自体が刺激物といっても良いものなので、自分の頭皮が刺激に耐えきれなくなり炎症を起こしてしまうのです。
頭皮の炎症が起きるだけではなく、痒みやフケが発生する可能性もあるので十分に気をつけなければなりません。
ミノキシジルのメインの効果に血行促進作用があるのですが、その機能がニキビを招くことも報告されています。
ミノキシジルを頭皮に塗布すると血管が拡張します。
血管が拡張すると新陳代謝が良くなるのですが、皮脂腺まで活性化してしまうのです。
頭皮は、他の部位よりも圧倒的に皮脂腺が多いです。
仮にミノキシジルによって皮脂腺が活発化してしまえば、脂性肌になってしまいます。
脂性肌になれば、その皮脂を餌にする菌が頭皮に大量繁殖してしまいます。
菌の中にはニキビの原因となるアクネ菌も存在しているわけです。
ミノキシジルを利用してみたところ、頭皮にたくさんのニキビが出来てしまった方は脂性肌になってしまったのかもしれません。
炎症やニキビが頭皮に出来ている状態が長く続いてしまうと、そこに栄養が吸い取られてしまいます。
髪の毛に利用されてしかるべき栄養まで皮膚の修復に利用されてしまうことになるので、薄毛が促進してしまう、ということまで考えられるのです。
髪の毛を生やすためにミノキシジル入り育毛剤を利用したのに、かえって薄毛になることも。
また、副作用と捉えられることは少ないのですが、ミノキシジルを塗布したところが熱を持ってしまう、といったことも報告されています。
ミノキシジルによる血管拡張作用の結果、血液が大量に流れ込みお肌が熱を持ってしまうのです。
熱を持つと炎症を招く可能性もあるので、あまり良いことではありません。
血圧に関する問題あり
塗布型のミノキシジルであれば、それほど大きなリスクがあるとはいえません。
しかし、絶対にないとは言い切れないのが、血圧の問題なのです。
もともと血圧が低めの方に関しては、ミノキシジルの影響で血圧が下がりすぎてしまう恐れもあります。
低血圧の症状は以下のようにいくつかあります。
・頭痛
・ふらつき
・動悸
・息切れ
・不整脈
ミノキシジル含有の育毛剤を利用してから上記の副作用を感じた場合には、低血圧の副作用が出ている可能性もあります。
心臓に痛みを感じてしまうケースも報告されており、体調にも大きな影響を与えてしまうかもしれないのがミノキシジルなのです。
ちなみに、もともと高血圧であり、その治療のために血圧降下剤をすでに利用している方は絶対にミノキシジルを利用しないでください。
せっかく薬で血圧をコントロールしているのに、ミノキシジルの影響でおかしな状態になってしまいます。
血圧が下がりすぎてしまう恐れもあり、生命の危険性まであるのです。
その他のミノキシジルの副作用
ミノキシジルの副作用には他にも勃起不全(ED)や精力減退という報告もあります。
勃起不全(ED)や精力減退の副作用は男性ホルモンを抑えるフィナステリドの副作用として報告がされているケースも多いのですが、実はミノキシジルにも同じような副作用報告があるのです。
ミノキシジルは血圧に影響をあたえるので、勃起能力などにも一定の作用をもたらす可能性は十分に考えられます。
妊活中の利用は避けておきたいところ。
多毛症を招く可能性があります。
主にミノキシジルタブレットに起こる副作用ですが、塗布型のミノキシジルであったとしても、頭髪以外が濃くなってしまう可能性が指摘されています。
例えば、ヒゲが濃くなってしまったり、もみあげが濃くなってしまったり、眉毛が濃くなってしまったり、ということもあるのです。
頭皮に近い部位も、ミノキシジルの影響で血行が良くなります。
それらの部位の毛母細胞にも栄養がたっぷりと送られることになるので、毛が濃くなってしまうのです。
ミノキシジルタブレットの場合は全身作用するので、手の指の毛が濃くなったり、足の指の毛が濃くなったり、といった末端にまで影響をあたえることもあります。
すね毛が濃くなる、ということはミノキシジルタブレット利用ではよくあることです。
また、初期脱毛もまれに起こる人もいますが、初期脱毛は治療効果の表れなので厳密には副作用には入りません。
ミノキシジルを使う際の注意点
ミノキシジル含有の育毛剤を気軽に利用してはいけません。
使い方を間違えると効果が得られない可能性もありますし、副作用の危険性が高まってしまうことも。
以下ではミノキシジルの利用における基本的なことを幾つか紹介します。
頭皮の状態を確かめること
ミノキシジル自体に刺激があるので、もしも頭皮に問題がある場合には利用はおすすめできません。
炎症があれば、その炎症がさらにひどくなってしまう、といったことまで十分に考えられるのです。
育毛剤を塗布しようとしている部位を必ず確認してから利用してください。
・ニキビが出来ている
・赤みがある
・傷がある
・フケが大量に出ている
上記の症状が発見できたら、利用は控えてください。
頭皮環境が落ち着いてからの利用をおすすめします。
液ダレしないように気をつけること
ミノキシジル系の育毛剤はいくつかの種類があるのですが、リアップなどは特にサラサラとしています。
塗布してもその場に留まっていないで流れ出てしまうことも考えられるのです。
もしも目に入ってしまったら、医薬成分なので大きな問題になってしまうかもしれません。すぐに洗い流してください。
液ダレがしないように気をつけて利用することも考えるべきです。たとえば、タオルを鉢巻きのようにして頭に巻いてからミノキシジルを塗布する、といった対策方法もおすすめです。
育毛剤に含まれているミノキシジルの副作用
ミノキシジルの副作用の中でもかなり重篤なものとして指摘されているのが、「肝臓」への影響です。
しかし、実際にどのような影響があるのか、ということは広く知られていません。
今回は、ミノキシジルによる肝臓への影響を中心に徹底解説します。
肝臓への影響は本当にあるのか?
ミノキシジルが含まれている育毛剤を利用したところ、肝臓に問題が起こってしまった事例がいくつか報告されているのは事実です。
ですから、ミノキシジル系の育毛剤を利用することで肝臓に何かしらの悪影響を与える可能性はある、ということになります。
問題となってくるのが、ミノキシジルを利用したどのくらいの方に肝臓の不調が現れるのか、ということでしょう。その点については、はっきりとしたことが分かっていません。
一つだけ言えるのが、起こる確率は極めて低い、ということです。事例は圧倒的に少なくなっており、誰にでも起こる確率がある、というわけではないようなのです。
確率が低いなら安心、と思ってしまう方もいるかもしれませんが、まだよく分かっていないからこそ危険でもあります。
どういった方に副作用が出るのかが分かっていないので、もしかするとあなたに起こってしまうかもしれません。
それではもう少しミノキシジルによる肝臓への影響を深く探ってみましょう。
どうして肝臓に影響を与えるのか?
ミノキシジルを利用すると、「γ-GTP」と「GPT」という数値が上昇することが分かっています。
それらは酵素なのですが、肝組織が破壊されると血液中に分泌される、ということが分かっています。
要は、その「γ-GTP」と「GPT」の数値が上がるということは、肝臓に異常がある、ということになるわけです。
ミノキシジルによる「γ-GTP」と「GPT」の上昇ですが、注目してほしいのが塗布タイプと飲むタイプでは大きな違いがある、ということです。
塗布タイプのミノキシジルに関しては、肝臓に対して影響をあたえることはほとんどありません。
経皮では肝臓に強い影響は与えないのです。
一方で、飲むミノキシジル。
いわゆるミノキシジルタブレットの場合は、肝臓に対して影響を与える可能性があります。
酵素を発生させる可能性があるので注意しなければなりません。
肝臓に対しての影響を予防するにはどうしたらいいのか
個人輸入で海外から取り寄せないこと
個人輸入でミノキシジル系の育毛剤を購入している、という方も多いのではないでしょうか。
しかし、海外からのより寄せには大きな問題があります。
育毛剤そのものの品質に問題があるケースが多く報告されているのです。
ミノキシジルタブレットには、10ミリグラムや5ミリグラム、そして2.5ミリグラムなどがあります。
知識がないまま利用してしまうと、10ミリグラムをそのまま利用してしまう、ということもあるのです。
10ミリグラムという容量は発毛剤としては大量すぎます。高血圧の方が血圧を下げるために利用する容量なので、肝臓などに大きな影響を与えかねません。
個人輸入で手に入れるケースですが、その含まれているミノキシジルの容量が掲載されているとおりではない可能性も指摘されています。
発毛剤として適切なのは、2.5ミリグラムとされているのですが、実際には3.0ミリグラム含まれていた、というケースもあるのです。
少量タイプを選択したのに肝臓への影響が強く出てしまう恐れもあるので、個人輸入で海外サイトから取り寄せる、といったことは行わないでください。
用法用量を守ること
少しでも早く発毛効果を得たいからといって、1日あたり1錠と決められているのに2錠や3錠飲んでしまう、という方が極めて多くなっているのです。
たしかに、発毛剤などの服用回数を増やすと効果が高まる、という話はあります。そのかわり高いリスクにさらされてしまうのも事実なのです。
肝臓に対しても強い影響を与えかねないので、ミノキシジルタブレットは1日1錠だけ利用してください。
用法用量を守らないと、今は平気でもしばらくしてから大きな健康被害にあってしまうかもしれません。
そもそも肝臓は、状態が悪くなっていたとしても症状が現れにくいです。
気づいた時にはかなり進行していた、といった状態になりかねません。
ミノキシジル自体を使うことが出来ない人
高血圧の薬を飲んでいる人
血圧が高く、病院から血圧の薬を処方してもらっている方は利用できません。
病院から血圧を下げる薬をもらっているはずですが、ミノキシジル自体も血圧を下げる機能を持っているのです。
2つの機能が相乗効果のようになってしまい、血圧を一気に引き下げてしまうかもしれません。
仮に、低血圧になってしまうと意識を失って倒れる、ということも十分に考えられるのです。
高血圧の薬を飲んでいる方は、血圧をコントロールしなければなりません。
ミノキシジルと服用してしまうと、コントロールが出来なくなってしまうので、絶対に併用してはならないのです。
心臓病の薬を飲んでいる人
心臓に問題を抱えており、心臓関連の薬を利用している、という方もミノキシジルの利用はしてはなりません。
前述したようにミノキシジルは血圧に大きく関わっているのです。
血圧に変化が加わると、心臓にも負担がかかる可能性があります。
心臓が血液をたくさん排出しなければならないような状況になってしまうのです。
ひどい場合には、不整脈のような症状が出てくる恐れもあり、心臓病の薬とミノキシジルは併用は禁忌とされています。
ミノキシジルの副作用が出たことがある人
ミノキシジルタブレットを飲んで副作用を感じたことがある方は利用してはなりません。
たしかに、容量を少なくして利用する、といった方法もあります。
しかし、医薬品に関しても与える影響には個人差があります。
過度に反応してしまう方も居るので、一度でも副作用が出た方が利用し続けてしまうのは危険です。
ミノキシジル自体が身体に蓄積されてしまい、しばらくしてから一気に重篤な副作用が出てくる、といった可能性もあるのです。
未成年者
ミノキシジルの利用に関しては、20歳以上であることが必須とされています。
未成年の利用はできないので、20歳になるのを待ってから利用をしてください。
たしかに、未成年者であったとしてもAGA(男性型脱毛症)が発症する恐れはあります。
しかし、未成年者の場合はまだ体の成長段階にある可能性もあります。
未成熟な部分もあり、ミノキシジルのような薬剤を体に入れてしまうと、副作用が大きく発生する可能性もあるのです。
実際に、ミノキシジルの塗布型発毛剤に関しても20歳未満の方の利用は禁じられています。
副作用の発生率が極めて高いとされるミノキシジルタブレットに関しては、さらに副作用が出てくる可能性が高いので未成年の利用は厳禁とされています。
ミノキシジルの使用を避けるべき人
低血圧気味の人
薬を飲むほどではないが、血圧が普段から低い、という方の利用はなるべく避けたほうが無難です。
普段から血圧が低いのに、ミノキシジルを服用してしまうと、さらに血圧が下がってしまい生活に支障をきたしてしまうかもしれません。
どうしても利用したい場合には、全身に影響を与えない、塗布タイプのミノキシジルの利用を考えておきましょう。
塗布タイプであれば、基本的に頭皮の血管だけを拡張するので全身の血圧を下げる、ということはありません。
円形脱毛症の人
ミノキシジルが効果を発揮するのは、「AGA(男性型脱毛症)の人」と「びまん性脱毛症(血行不良を原因とした薄毛)の人」です。
円形脱毛症の方がミノキシジルを利用したとしても良い結果は得られません。そもそも円形脱毛症は自己免疫疾患が大きく関わっているのです。
免疫の問題なので、ミノキシジルで血行を良くしたとしても、薄毛が治るわけではありません。
ストレス対策などを実行して免疫システムを改善させなければならないのです。
普段からむくみやすい人
ミノキシジルタブレットを利用すると、身体がむくむ、といった症状が現れるケースもあります。
普段からむくみやすい方がミノキシジルタブレットを利用してしまうと、さらにむくみがひどくなってしまう恐れもあるので注意しなければなりません。
何かしらの医薬品を利用している方
血圧の薬を飲んでいる場合には、ミノキシジルタブレットの併用はできない、とされています。
他の医薬品であったとしても、悪い影響がでてきてしまうかもしれません。
何かしらの医薬品を利用している方は、必ず医師に相談してからミノキシジルを利用してください。
特に血行に大きな影響を与えない薬であったり、心臓関連の薬であったりしなければ併用できるケースは多くなっています。
高齢の人
65歳以上の方が利用するのは避けた方が良い、とされています。
臨床試験なども50台程度までとされているケースが多くなっているのです。
高齢の方がミノキシジルを利用すると、副作用が発生する可能性が高くなっており十分に注意しなければなりません。
女性はミノキシジルの育毛剤を使えるのか
女性でもミノキシジル系の育毛剤を利用することは可能です。
大正製薬からは「リアップ ジェンヌ」と呼ばれているミノキシジル系の育毛剤も販売されています。
しかし、女性の場合は注意点もあります。
こちらでは、女性がミノキシジルを利用することに関する危険性を中心にお話します。
副作用
特に男性と大きな変化はありません。
血圧などに対するマイナスの影響が出てしまう恐れがあります。
血圧が下がりすぎてしまい、低血圧になるケースも多くなっているので注意しましょう。
女性の場合は、むくみが出やすい、との報告もあります。
普段からむくみが出ている場合には、その症状を増強させてしまう恐れもあるのです。
女性の場合、特に容姿に関しては気にすると思うので、むくみの症状が強く出てしまった場合には利用はストップしましょう。
ミノキシジルタブレットを女性が利用すると、非常に困った状況になることもあります。ミノタブは多毛症といった症状を招くことでも知られており、ムダ毛が増えてしまうのです。全身の血行が良くなることで、全身の毛母細胞が活性化します。毛の成長力が増してしまい、女性であるにも関わらず「すね毛がボーボー」といったことになる可能性も。
妊娠中の利用はストップすること
ミノキシジルタブレットを利用していると、胎児に対して何かしらの影響が出てくる可能性もあります。
プロペシアのような胎児の性器の奇形、といった可能性があるわけではありませんが、血行に影響をあたえることは確かです。
仮に、低血圧のような症状が妊娠中に起こってしまうと、胎児の成長に大きな影響を与えてしまうことも。
妊娠中だけではなく授乳中も利用は避けてください。母乳から赤ちゃんにミノキシジルが影響を与えてしまうかもしれないのです。
医師の処方がいるのか
発毛医薬品「リアップ ジェンヌ」に関しては、ドラッグストアなどで手に入ります。
ミノキシジルタブレットに関しては、国内では一般の医療機関では薄毛対策の治療薬としては処方してもらえません。
そもそも血圧の薬だからです。
処方してもらいたいなら、薄毛治療を行っている美容クリニックか発毛専門クリニックに行く他ありません。
ですから、ミノキシジルタブレットの場合は、基本的に海外からの個人輸入を利用する方が多いです。
ミノキシジルに関しては医師の処方が必要ないものなのです。だからといって、医師に相談しないで利用するのはかなり危険です。
しっかりと話しを通してください。
医薬品をすでに利用している場合には、悪い影響が出てくるかもしれません。
男性ホルモンを抑えるプロペシアなどの発毛作用をもつ発毛剤を含めたランキングは以下の記事をご覧ください。
副作用がないAGAの治療法を行いたい人は医薬部外品の育毛剤がおすすめです。
このサイト内での男性用、女性用の人気おすすめ育毛剤は以下の育毛剤ランキングをご覧ください。
ミノキシジルの効果
ミノキシジルはAGA治療薬として知られている発毛医薬品です。
日本皮膚科学会が作成したAGA治療診療ガイドラインでは、AGAの症状に一定の有効性を認めたフィナステリドとミノキシジルが唯一の推奨度A判定になります。
AGA(男性型脱毛症)による薄毛の症状は、頭頂部ハゲとM字ハゲが進行していくのが特徴です。
M字ハゲと頭頂部ハゲだけが進行していく原因は、M字部分の生え際と頭頂部には男性ホルモンと結びつく器官があるのと、髪の命でもある血行不良が起こりやすいことの2つ。
そこで、ミノキシジルをM字部分とつむじ部分の頭皮に塗布することで、頭皮の血管を拡張し血流を改善することで、毛根(毛球)に栄養を送り込むことができるんです。
これにより毛乳頭細胞、毛母細胞が活性化し発毛に至るというわけなんです。
このミノキシジルの発毛環境を整える効果により、AGAを発症した人に男性ホルモンを抑えるタイプのフィナステリドとミノキシジルを併用し薄毛治療薬として使用されています。
高い発毛力を持つミノキシジルですが、使用方法は1日2回で最低半年は続ける必要があります。
いくら発毛成分ミノキシジルが発毛する可能性が高いとはいえ、すぐに効果が表れるものでもないんです。
ミノキシジルが血管を拡張し、流し込んだ血液によって新しい髪が発毛すると言う性質上、使用をやめるとまた薄毛が進行してしまいます。
そのため、より長く使用を続けた方が薄毛治療効果は表れやすいため半年といわず1年とミノキシジルの使用を続けていくのがおすすめなんです。
ミノキシジル配合の育毛剤
ミノキシジル配合の育毛剤は、日本ではリアップのみ、海外では代表的な3種類があります。
リアップ
リアップは、日本で発売されているミノキシジルが配合された唯一の発毛剤です。
もともとはアメリカで発売されていたロゲインが、その後日本で日本版ロゲインのリアップとして名前を変え発売された経緯があります。
リアップはシリーズ化していて以下のラインナップを揃えています。
リアッププラス(ミノキシジル1%)
リアップジェット(ミノキシジル1%、噴射式タイプ)
リアップx5プラス(ミノキシジル5%)
女性用リアップリジェンヌ(ミノキシジル1%)
価格は一番高いリアップx5プラスで7000円弱。
副作用はミノキシジルの含有量が高くなればなるほど強くなっていくので、まずは1%から試してみて問題ないようであれば配合濃度を上げるのがいいかもしれません。
このサイト内でのリアップX5プラスの詳しい情報は以下の記事をご覧ください。
海外のミノキシジル育毛剤
次に海外のミノキシジル育毛剤を紹介します。
有名な商品がポラリス社のポラリスシリーズと、ロゲイン(リアップの海外版)、カークランドの3種類です。
これらの製品は日本では認可されていません。
そのため購入したい場合は、個人輸入代行を利用するしか方法がありません。
個人輸入代行の有名な販売サイトではオオサカ堂があります。
ただ、個人輸入での購入はすべて自己責任のため、粗悪品が送られてきたり、万が一副作用が起きた時にすぐに医師に相談できず自分で対応しなければならないデメリットがあるためおすすめはしません。
ロゲイン
ロゲインには男性用5%、女性用2%の2種類があります。
現在の価格は1本当たり3000円程度。
ロゲインは、リアップの海外版で成分などの内容は同じです。
リアップと比べると半額近く安い値段で買えることから、日本でも知名度も高く愛用者も多いんです。
カークランド
カークランドはロゲインのジェネリック医薬品になります。
ジェネリック医薬品は成分も効果も同じで、違うのはロゲインよりも価格が安い点にあります。
ミノキシジル5%の配合濃度で、サイトや時期によっても異なりますが、2000円から3000円で購入できるほど安価な製品です。
ポラリス
ポラリスは、ポラリス社から販売されている日本でも利用者の多いミノキシジル発毛剤です。
ポラリスの配合成分には、ミノキシジル以外にもりんごポリフェノールなどの育毛に効果的な成分が配合されているところが他の育毛剤との違いです。
ポラリスNR-07から11まであって5%から16%まで選べるのが特徴です。
特にポラリスNR-11にはミノキシジルに加えて男性ホルモンを抑えるフィナステリドも配合されているので、薄毛がかなり進行している人には高い効果を発揮するでしょう。
ポラリスは最大で16%と日本では発売されていない配合濃度も出ているので、完全に自己責任になりますが、副作用の可能性はかなり高くなるので使用は慎重に検討する必要があります。
ポラリスについて詳しい情報は以下の記事にまとめてあるのでご覧ください。
医薬部外品の育毛剤なら副作用がない
外用発毛医薬品のミノキシジルの使用は副作用の問題が大きいため誰でも行える薄毛治療方法ではありません。
その点、医薬部外品の育毛剤であればミノキシジルと同様の血行促進効果を備えながら副作用のない安全性の高い育毛対策を行うことができます。
特に、このサイトでもおすすめしているチャップアップなら81種類の成分が、頭皮の血行促進作用から、男性ホルモン抑制作用、頭皮環境改善作用など総合的な育毛対策が可能です。
ミノキシジルのように頭皮の血流を改善しながら、毛包を強くする発毛促進成分が抜け毛を防いでくれます。
このサイト内でのチャップアップの口コミや体験談は以下の記事をごらんください。
このサイト内でのおすすめ育毛剤がわかる育毛剤ランキングは以下をご覧ください。
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