HARGの治療効果

男性が薄毛に悩む場合、その代表的な原因はAGA(男性型脱毛症)と呼ばれる症状になります。
AGAという症状は男性ホルモンが髪の毛を作る毛母細胞に栄養を供給する毛乳頭細胞と結合してその働きを阻害することによって発生します。

 

男性ホルモンの働きを抑えない限り、AGAによる薄毛症状が改善することはありません。

 

そのため、AGAの治療においてはAGAクリニックにて、男性ホルモンの働きを抑える薬剤フィナステリド(プロペシア)と発毛を促進する薬剤ミノキシジルなどのAGA治療薬を併用して投薬治療を行っていくのが普通です。

 

ただ、AGAの投薬治療には薬剤を服用するのをやめたとたんに、薄毛症状が再発するという問題があります。

 

したがって、薄毛症状を抑えるためにはAGA治療薬を飲み続ける必要があり、長い目で見ると、AGA治療にかなりのコストがかかることになります。
しかし、HARG療法(ハーグ療法)という治療法でこのような問題は一気に解決されます。

 

HARGによる治療はHARGカクテルと呼ばれる成分を頭皮に直接注入するという治療法で、これによって発毛する力を蘇らせる高い発毛率を誇る毛髪再生療法ともいわれる再生医療になります。
HARGの治療では一度治療が完了して髪の毛を作る力が蘇ってしまえば、その後は1年に1回の注射のみで、抜け毛の再発を予防することができます。

 

HARG治療(ハーグ療法)では発毛促進と抜け毛予防の2つの発毛効果を期待することが出来ます。

 

 

HARGの治療効果

 

ヘアサイクルを正常化

髪の毛の生え変わりの周期はヘアサイクル(毛周期)という名前で呼ばれており、「成長期→退行期→休止期」という流れで1つのヘアサイクルをつくっています。

 

成長期は毛母細胞が細胞分裂を繰り返し、髪の毛が成長する期間になります。
成長期の髪の毛は1日で約0.35mm、1ヶ月で1cm程度伸びます。
成長期の期間は大体2〜5年程度継続し、全体の髪の毛の約90%は成長期の段階にあります。

 

成長期が終わると、次は退行期という段階に移ります。
退行期になると、毛母細胞の細胞分裂の勢いが衰え始めます。
退行期の期間は2〜3週間ほどと言われており、全体の髪の毛の約1%がこの退行期の段階に属しています。

 

退行期の後にやってくるのが休止期です。
休止期は髪の毛の成長が完全にストップして、生え変わりを待っている段階です。
全体の髪の毛の約10%はこの休止期の段階にあります。
そして、休止期の段階の髪の毛の下からは新しく成長期の髪の毛が成長してきており、いずれ自然に生え変わりが発生することになります。

 

しかし、AGAの症状を発症すると、男性ホルモンによって毛母細胞の細胞分裂が妨げられ、成長期の期間が著しく短くなり、それに伴い休止期の期間が長くなります。
約2〜5年程度の成長期が人によっては数か月まで短縮されてしまい、髪の毛が成長しきることが出来なくなります。

 

その結果、健康な髪の毛と比較すると細くて短い細毛という髪の毛が増えてきます。
細毛は非常に強度が弱いため、ちょっとした刺激で抜け落ちてしまいます。

 

本来なら生えている髪の毛の下から成長期の髪の毛がぐんぐん伸びてきて、押し出されるような形で髪の毛が抜けるというのが正常なヘアサイクル(毛周期)になります。

 

ただ、細毛の場合、強度が弱いため、シャンプーの際に髪の毛を触ったといった少しの刺激で簡単に抜け落ちてしまいます。
結果としてどんどん抜け毛が増えてくるのですが、抜けた髪の毛に代わる髪の毛が成長していないため、髪の毛が無いハゲの部分が増えていきます。

 

しかし、HARGの治療には弱っている毛母細胞の働きを助けて、再び細胞分裂を活発化させてやる効果があります。
これによって、細毛のような髪でも再び髪の毛の成長期の期間が延びていきます。

 

毛母細胞の働きを再び活発にしてやるまでに、HARG治療(ハーグ療法)では5〜10回程度の施術が必要になるとされています。
そして、大体3〜8か月程度で毛母細胞の働きが蘇り、ヘアサイクルが正常に戻ります。

 

HARG治療(ハーグ療法)によってヘアサイクルが正常に戻れば自然にAGAによる薄毛症状は改善されていきます。

 

 

HARG療法の治療内容

 

薄毛が進行している部位にHARGカクテルを注入

HARG治療(ハーグ療法)でHARGカクテルを頭皮に注入する場合、主として4つの方法があります。
それがパピュール法、フラクショナルレーザー法、ナパージュ法、ダーマローラー法になります。

 

次の文章でそれぞれの注入法について細かくみていきたいと思います。

 

パピュール法

まず、HARGカクテル(HARG製剤)の注入方法で解説したいのがパピュール法です。
このパピュール法は頭皮の表面にある表皮とその表皮の奥にある真皮の間に注射針を刺して、HARGカクテルを注入する方法になります。

 

パピュール法を採用しているクリニックは数多く存在しており、HARGカクテルの注入法としては最も一般的といってよい方法になります。
頭皮の奥にある毛母細胞の近くまで注射針を刺して、HARGカクテルを注入するため、発毛効果が出やすいと言われています。

 

ただし、パピュール法では頭皮の奥まで針を刺し込むことになるため、その痛みも大きくなります。
たとえ、麻酔をしたとしても、その麻酔自体にも痛みを伴うため、パピュール法の施術を受ける場合、痛みがあることは覚悟する必要があります。

 

フラクショナルレーザー法

続いて紹介するのが、フラクショナルレーザー法になります。
フラクショナルレーザー法ではレーザーを照射して頭皮に小さな穴をあける施術からスタートします。
その後、その穴からHARGカクテルを注入します。

 

フラクショナルレーザー法なら出血の危険性も無く、痛みも全くありません。
さらにこのフラクショナルレーザー法にはもうひとつ大きなメリットがあります。

 

それはレーザーを照射する際に発生する熱によって、頭皮の血管が拡張され、血行が促進される効果があるということです。
血行が促進されることにより、毛母細胞への栄養供給もスムーズに進むようになります。

 

ナパージュ法

HARGカクテルを注入する際の方法として、上記で説明したパピュール法と対比して語られることが多いのがナパージュ法になります。
パピュール法が表皮の奥の真皮のエリアまで注射針を刺し込むのに対して、ナパージュ法は表皮の部分に浅く針を刺すだけになります。

 

表皮の部分にしか注射針を刺し込まないため、痛みが小さくて済むというのが大きなメリットです。

 

ただ、ナパージュ法だとなかなか頭皮の奥までHARGカクテルの発毛成分が浸透していかないため、発毛効果はパピュール法と比較すると低くなります。

 

ダーマローラー法

最後はダーマローラー法です。
ダーマローラー法はダーマローラーと呼ばれる極細の針がついているローラーで施術します。
針で頭皮を刺激するため、多少の痛みがあります。

 

ローラーを頭皮で転がしながら、HARGカクテルの発毛成分を頭皮に浸透させていきます。

 

ローラーを転がすだけで施術が出来るため、薄毛が広範囲に及んでいる時に効果的です。
また、ダーマローラーの針でついた細かい傷を修復する際に頭皮でコラーゲンが生成される治療効果もあります。

 

コラーゲンは人体を構成しているタンパク質の1種で、人体を構成するタンパク質のうちの約30%はコラーゲンから構成されています。
頭皮の表面にある表皮とよばれる部分を支える真皮を構成するのがコラーゲンになります。

 

コラーゲンはバネのような性質を持っており、頭皮を押したときに跳ね返してくるような弾力(ハリ)を生み出すものになります。

 

また、コラーゲンは水分をとらえたら離さない性質も持っており、肌の真皮にしっかりと水分をキープしてくれる効果があります。
このコラーゲンの働きが肌に潤いを与えてくれます。

 

コラーゲンを生成することで、頭皮に弾力(ハリ)や潤いを与えることが出来るのもダーマローラー法の効果になります。

 

 

HARGカクテルの内容

さて、HARG治療においてはHARGカクテル(HARG製剤)と呼ばれる成分を注入すると述べてきました。
では、このHARGカクテル(HARG製剤)という成分はどのようなものから構成されているのでしょうか。
このHARGカクテルは2つのものから構成されています。

 

それがメソカクテルと呼ばれるものとAAPEと呼ばれるたんぱく質になります。
メソカクテルはビタミン・アミノ酸といった栄養素とプフロメジルと呼ばれる成分などから構成されています。(※メソカクテルの詳しい働きや発毛効果は後述します。)
また、AAPEについては150種類以上の成長因子と呼ばれる成分が含まれています。

 

以下の文章で、ハーグカクテルの発毛成分についての紹介と期待できる発毛効果について述べていきたいと思います。

 

成長因子が頭皮をよみがえらせる

ハーグカクテルに配合されているAAPEと呼ばれる成分は正式には「幹細胞抽出増殖因子蛋白質」と言われています。
難しい名前ですが、簡単に言うと「脂肪幹細胞」と呼ばれる細胞から分泌されたタンパク質のことになります。

 

「幹細胞」と呼ばれる細胞は体のさまざまな組織を作り出す働きを持っている細胞になります。
この幹細胞が細胞分裂することにより、血液・腎臓・心臓等の組織がつくられることになります。

 

この幹細胞のうち、脂肪組織の近くに存在している幹細胞のことを「脂肪幹細胞」と呼んでいます。
脂肪幹細胞という名前がついているだけあって、基本的には細胞分裂をすることにより、脂肪組織を作っていく幹細胞になります。

 

ただし、脂肪幹細胞が細胞分裂によってつくることが出来るのは脂肪細胞だけに限られているわけではありません。
場合によっては、骨・筋肉・血管・神経といった組織を作り出すこともできます。
この脂肪幹細胞から分泌されたタンパク質がAAPEになります。

 

AAPEには150種類以上の成長因子とよばれる成分が含まれています。
この成長因子が髪の毛の発毛する力を蘇らせる毛髪再生医療としてのHarg療法の根幹を担っています。
成長因子もタンパク質の一種になります。

 

ただし、普通のタンパク質と違うのは成長因子には細胞の働きを活性化する力が備わっているということです。
AAPEに含まれている成長因子の中で代表的な存在として、4つの成長因子の名前を挙げることが出来ます。

 

・KGF(ケラチノサイト成長因子)
・HGF(生体細胞成長因子)
・PDGF
・VEGF

 

4つの成長因子の中でも、発毛促進効果という点からHARGの治療効果を考えた場合、とりわけ大切な働きをしているのがKGF(ケラチノサイト成長因子)になります。
KGF(ケラチノサイト成長因子)という成長因子には毛母細胞の細胞分裂を活性化する効果があります。
KGF(ケラチノサイト成長因子)が毛母細胞に働きかけることによって、毛母細胞の細胞分裂が再度活性化されることになります。

 

次に紹介したい成長因子がHGF(生体細胞成長因子)になります。
このHGF(生体細胞成長因子)という成長因子は休止期の段階にある髪の毛を成長期に移行させる力があるとされています。

 

上述した通り、薄毛の症状が進行している人は健康な髪の毛の人と比較して、休止期にある髪の毛の割合が非常に多くなるという特徴があります。
健康な人において、休止期の髪の毛の割合は全体の髪の毛の約10%程度と言われています。

 

しかし、薄毛症状が進行している人であれば、この休止期の髪の毛の割合が約30%程度まで上昇します。
この休止期にある髪の毛を成長期に切り替えてやる力がHGF(生体細胞成長因子)にはあります。

 

成長期に切り替わると、現在生えている髪の毛の下から新しく成長期の髪の毛が生えてくることになります。
これにより正常な生え変わりのサイクルが働き始めるようになるんです。

 

続いてPDGFです。
PDGFという成長因子は毛包幹細胞と呼ばれる細胞の細胞分裂を活性化する効果があります。

 

この毛包幹細胞という細胞は髪の毛の根元の毛包と呼ばれる部分に存在する幹細胞で、細胞分裂することにより毛母細胞を作り出すことが出来ます。
PDGFの働きで毛母細胞が増殖するようになると、髪の毛を生成する働きが活発になり、休止期だった髪の毛が成長期に移行したり、成長期の期間が延びていきます。

 

最後にVGEFです。
VGEFという成長因子については血管を作る細胞の細胞分裂を活性化する効果を持っています。
VGEFが血管を作る細胞に働きかけることによって、血管の無い場所に血管を新しく作ったり、既存の血管を枝分かれさせるなどの治療効果が現れます。

 

これにより頭皮の血流が改善し、毛母細胞にしっかりと栄養が供給されるようになります。

 

これらの成長因子の働きでAGAによって低下した髪の毛を生成するという働きを再び蘇らせることが出来ます。
成長因子はもともと自然な状態で体の中に存在している成分であるため、成長因子を注入することで、体が拒絶反応を起こしたり、重い副作用が出るといったこともなく安全性の高い成分です。
その点も成長因子を治療に用いる魅力の一つになります。

 

 

活発化させた毛母細胞のための栄養素も注入

さて、上記のようなAAPEに含まれる成長因子の働きで毛母細胞の働きが高まり、再度活発に細胞分裂が行われるようになっても、それだけでうまく髪の毛が生成されるわけではありません。
いくら毛母細胞が活発に働くようになっても、髪の毛を生成するのに必要な栄養素が毛母細胞に届いていなければ髪の毛が生成されることはありません。

 

この髪の毛の生成に必要な栄養素を含んでいるのがHARGカクテルのメソカクテルになります。
髪の毛を生成するのに欠かせない栄養素としてはビタミンB、ビタミンH、そしてシスチンというアミノ酸の名前を挙げることが出来ます。

 

それぞれの栄養素について説明していきます。

 

 

ビタミンB、ビタミンH

HARGカクテルのメソカクテルにはビタミンBとビタミンHが含まれています。
ビタミンBでは特にビタミンB2とビタミンB6が育毛における大切な役割を果たしています。

 

ビタミンB2は雑菌を繁殖させて頭皮に炎症を引き起こす原因になる皮脂の過剰分泌を抑える効果があるからです。
頭皮で炎症が発生すると、かゆみのために無意識に頭皮を爪で傷つけてしまったり、炎症箇所の毛母細胞での髪の毛の生成がうまく進まなくなるという問題が発生します。

 

したがって、頭皮の皮脂を過剰に分泌させないのは、育毛では大切なことになります。
また、ビタミンB6は後述するシスチンのようなアミノ酸の吸収を促し、髪の毛のもとになるケラチンの生成を促す効果があります。

 

そして、ビタミンHについてはビオチンという名前でよく知られている成分になります。
このビオチンは脱毛防止の働きがあることが分かっています。

 

具体的にはビオチンを摂取することで、毛細血管を太くして血流を促進する効果があります。
血管が太くなり、血流が改善すると、毛母細胞にもしっかりと栄養が供給されるようになります。

 

髪の毛を作るのに必要な栄養素が不足なく届くようになることで、毛母細胞での髪の毛を生成する働きもより一層活発化します。
加えて、コラーゲンを生成する働きもあるため、頭皮に潤いを与えて頭皮環境を改善する効果も期待できます。

 

 

シスチン

続いて、HARGカクテルのメソカクテルに含まれるシスチンについてです。
髪の毛の成分はその90%以上がケラチンというもので出来ています。

 

さらに、このケラチンはアミノ酸からつくられています。
ケラチンは18種類のアミノ酸から構成されており、その中でもケラチンの約15%以上の構成比率を占めているのがシスチンになります。

 

このシスチンが不足すると、髪の毛の生成はうまく進まなくなります。
したがって、HARGカクテルのメソカクテルにて、しっかりと毛母細胞にシスチンを届けてやる必要があります。

 

 

ブフロメジル

上記のような髪の毛をつくる栄養素に加えて、メソカクテルにはブフロメジルと呼ばれる成分が含まれています。

 

ビタミンやシスチンのような栄養素を摂取しても頭皮の血行が悪ければ、これらの栄養素が毛母細胞に届くことはありません。
毛母細胞に栄養が届かなければいくら毛母細胞の働きが活発化したところで、髪の毛を作るもとになる原材料が不足していることになるので、髪の毛の生成が進むことはありません。
したがって、毛母細胞に栄養を届けるために頭皮の血行をスムーズにするということも、非常に大切なことになります。

 

この頭皮の血行促進効果を持つ成分がブフロメジルになります。
ブフロメジルの働きによって、頭皮の血行が促進され、毛母細胞での髪の毛の生成が進むことになります。

 

 

HARGカクテルの発毛効果まとめ

HARG治療(ハーグ療法)のHARGカクテルには成長因子とビタミンやシスチンのようなアミノ酸が配合されています。
したがって、AGAの症状が進行して毛母細胞の働きが弱っている人であっても、HARGカクテルに配合されているAAPEなどの成長因子で毛母細胞の働きを回復させた上で、ビタミンやシスチンを補給してやることにより、再びしっかりとした髪の毛を生成できるようになります。

 

また、上記で紹介したHARGカクテルのAAPE以外にも成長因子にはさまざまなものがあります。
そして、成長因子ごとに毛母細胞の働きを高める、血行を促進するなどその働きも変わってきます。

 

したがって、患者個々の症状に合わせてHARGカクテルに含まれる成長因子の内容を変えてやることにより、より高い発毛効果を期待することが出来ます。

 

以下のHARG治療センターは、HARGを開発した医師が在籍している日本医療毛髪再生研究会に認められている施設です。

 

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HARG療法は金銭的に難しい場合は、まずは育毛剤の使用からおすすめします。

 

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