つむじハゲとストレス
薄毛の代表的なパターンの一つにつむじハゲがあります。
つむじハゲというのはその名の通り、頭頂部のつむじ部分がハゲてしまうという症状です。
O字ハゲ・てっぺんハゲ・頭頂部ハゲなどの名前で呼ばれることもあります。
このつむじハゲの原因にはさまざまなものが考えられますが、その代表として挙げられるのがストレスです。
今回の記事ではなぜストレスがつむじハゲの原因になるのかについて解説していきます。
目次
つむじハゲの原因
つむじハゲの原因として考えられるものにはaga(男性型脱毛症)・頭皮環境の悪化・頭皮の血行不良の大きく分けて3つがあります。
ちなみに、薄毛になる場合、つむじが薄毛になるパターン以外にも、生え際が薄毛になるパターン、全体的に髪の毛の量が減ってしまうパターンなどさまざまなものがあります。
つむじハゲの場合、他の部分の薄毛と比較して、頭皮の血行不良が大きな原因になっているケースが多いと言われています。
そして、この頭皮の血行不良を引き起こす原因となるものの1つにストレスがあります。
今回の記事ではつむじハゲの原因になることが多い、ストレスに伴う頭皮の血行不良を解説していきます。
つむじ部分の血行不良
人間の体には呼吸・血液循環・消化といった無意識で行われる生命活動をコントロールする自律神経という神経が存在しています。
自律神経には体を活動モードにさせる交感神経とリラックスモードにさせる副交感神経という2つの神経が存在しており、どちらかの神経が優位に働いている状態になります。
例えば、日中仕事をしている時などであれば交感神経が、眠っている時は副交感神経が優位になります。
ちなみに、人間がストレスを感じたときには、交感神経が優位に働きはじめます。
交感神経が働き始めると、体は緊張状態になります。
体が緊張状態になると、血管も収縮してしまいます。
血管が収縮することによって、血液の流れる量が減少してしまい、血行が悪化します。
ちなみに、血行の悪化は先ほども述べたように、特につむじ部分において大きな悪影響を及ぼします。
つむじがある頭頂部は「小さな血管しか存在しない」、「血液を押し出すポンプの役割をする筋肉が無い」といった状態です。
したがって、体内の血流が悪化すると、その影響がつむじ部分により強く出て、供給される血液の量が大きく減少します。
これにより、髪の毛の生成に必要な栄養素が著しく不足してしまい、つむじ部分の薄毛につながっていきます。
これがストレスによる頭皮の血行不良がつむじハゲを発症させるメカニズムです。
ストレスによるつむじハゲを解消する方法
もし、つむじハゲが進行しているなら、ストレスが原因の可能性が大です。
ストレスを解消するために効果的なのが、生活習慣の見直しです。
特に運動不足・睡眠不足はストレスが蓄積する原因にもなります。
下記で紹介するストレス解消のためのポイントを意識して生活習慣に取り入れてみましょう。
睡眠をとる
つむじハゲの原因になるストレスを解消するには、睡眠をしっかりととることが何よりも大切です。
睡眠が不足することによって、真っ先に影響を受けるのが自律神経です。
自律神経が乱れると、自分自身でストレスを癒す力が低下します。
自律神経の乱れを防ぐためにも、しっかりと睡眠をとることは非常に大切です。
また、睡眠にはレム睡眠・ノンレム睡眠という2つのタイプがあり、それぞれの睡眠パターンが交互に繰り返します。
ちなみに、レム睡眠では主に体の疲れが、ノンレム睡眠では主に心の疲れが癒されることになります。
ノンレム睡眠には不必要な記憶を消去する働きがあり、ストレスのもとになるような記憶を消してくれる効果があります。
このようなことから、睡眠をとることはストレス解消に有効であると言われています。
運動でストレス解消する
つむじハゲの原因になるストレスを解消するためには、運動も効果的です。
運動を行うことにより、脳内にはセロトニンと呼ばれる物質が分泌されます。
セロトニンには精神を安定させる効果があり、少し嫌な出来事があったくらいではストレスを感じないような状態になります。
また、セロトニンには眠りの質を高める効果もあるため、睡眠で得られるストレス解消効果をより高めてくれます。
頭皮マッサージでリラックスしストレス解消
つむじハゲは血行不良が大きな原因になるため、頭皮マッサージを行って血行を促進してやることも有効な対策法です。
また、頭皮マッサージには血行促進効果だけではなく、リラックス効果も期待できます。
さらに頭皮マッサージを行う際に「百会」と言われる頭のてっぺんにあるツボをおしてやることで、ストレスを緩和することもできます。
なお、頭皮マッサージの際にはオイルを使ってやると、さらに血行促進効果が高まりますが、オイルを用いるメリットはそれだけではありません。
ラベンダーなどのリラックス効果を持つアロマオイルを頭皮マッサージに使ってやることで、ストレスを解消する効果も期待できます。
パーマやカラーリングなどを減らし頭皮へのストレスを解消する
ここまでは精神的なストレスの解消について述べてきました。
ただ、精神的なストレスということではなく、直接的な意味での頭皮へのストレス(負担)になるため、避けてほしい行為があります。
それがパーマやカラーリングです。
パーマやカラーリングの際に使う薬液はアルカリ性の性質を帯びており、弱酸性の性質を持つ頭皮にとっては異物となるため、頭皮にかなりのストレスを与えます。
また、パーマ液が頭皮に付着すると、身体の免疫機能が異物と判断して攻撃を加えるため、頭皮の炎症を引き起こす場合もあります。
結果として、パーマやカラーリングの際に使われる薬液がつむじハゲを引き起こす可能性は十分に考えられます。
したがって、つむじハゲを改善したいなら、パーマやカラーリングは極力さけて、頭皮をストレスから守ってやる必要があります。
ストレスを解消してもつむじハゲが改善しない場合
つむじハゲに悩んでいる人は、まずストレスによって引き起こされた頭皮の血行不良が原因の可能性を疑ってみるのが良いでしょう。
そこで試してほしいのが上記で紹介したような対策になります。
ただし、ストレス解消のための対策を行ったにも関わらず、つむじハゲが進行する場合は、agaを疑ってみるのが良いでしょう。
agaによる薄毛を改善するために、最も効果的なのは育毛剤です。
育毛剤にはagaの原因となる男性ホルモンの活性化を抑制する成分や頭皮の血行を促進する成分など、育毛を強力にサポートする成分が目白押しです。
薄毛対策をスタートするのが早ければ早いほど、髪の毛が生えてくるまでの時間も早くなります。
ストレス対策などを行っても、つむじハゲが改善しないなら、早めに育毛剤の使用を決断することをおすすめします。
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