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薬品系の育毛剤(発毛剤)の効果、副作用を徹底解説

育毛剤には、薬事法に基づき大きく分けて以下の3つの種類があります。

 

・化粧品
・育毛剤(医薬部外品)
・発毛剤(医薬成分配合)

 

今回は、その中でも臨床データをもとに発毛効果が証明されている薬品系(医薬成分配合)の発毛剤について徹底解説します。

 

薬品系(医薬成分配合)の発毛剤には、代表的なものでアロビックス、リアップx5プラスでおなじみのミノキシジル、プロペシアがあります。

 

これらの発毛剤の成分には、発毛に対してどういった効果が期待出来るのか。

 

どんな薄毛の症状や悩みを持っている人に合うのか。

 

副作用はあるのか。

 

発毛剤を使う上で気になるポイントを徹底解説していきます。

 

これを読めば、あなたの薄毛の症状にピッタリの育毛剤がわかるので、「薄くなってきた頭髪を改善させたいけどどんな育毛剤を利用したら良いのか分からない」という方は必見です。

 

 

医薬品とは?

 

薬事法による定義について

 

【薬事法第二条第一項より】
・日本薬局方に収められている物
・人又は動物の疾病の診断、治療又は予防に使用されることが目的とされている物であって、器具器械(歯科材料、医療用具及び衛生用品を含む。)でないもの

 

薬事法の言い回しは少し難しいのですが、要点を確認しましょう。

 

・医師が処方する薬
・薬局で購入できる風邪薬や目薬、胃腸炎や滋養強壮剤などの市販されている薬

 

以上の2つのことを薬事法では医薬品、としているのです。ですから、仮に医師から処方されていなかったとしても、ドラッグストアにある胃腸薬であっても医薬品に該当するわけです。

 

もう一点付け加えるとすると、その医薬品に用いられている有効成分の効果が医学的にも認められているものも医薬品と呼びます。要は、臨床試験(販売前に薬剤の有効性や効果を確認するためのテスト)を経ているといった特徴があるわけです。

 

例えば、育毛剤の中でも医薬品として認められているのは、ミノキシジルとフィナステリド、そしてデュタステリドという医薬成分が含まれたものです。それらは全て臨床試験が実際に実施されており、一定の効果が確認されました。

 

 

医薬部外品とは?

 

薬事法による定義について

 

【薬事法第二条第2項より】
人体に対する作用が緩和なものであって器具器械でないもの及びこれらに準ずるもので厚生労働大臣の指定するものという。

 

効果に関しては一定は認められるものの、人体に対する影響力が小さい作用を持った有効成分が含まれているものを医薬部外品、と読んでいます。
育毛剤も最近では医薬部外品タイプが多くなりましたが、他にも口臭や体臭を防止するもの。吐き気を防止するものやあせもやただれの防止。脱毛の防止や育毛そして除毛作用のあるものが医薬部外品として認められます。

 

注目してほしいのが、厚生労働大臣が関わっている、という部分です。医薬部外品の育毛剤に関して言えば、厚生労働省が育毛効果を認めている有効成分が含まれているのです。医薬部外品の判断基準として、厚生労働大臣によって認められている成分が含まれているのか、それとも含まれていないのかということが大きく関わってきます。

 

例えば、センブリエキスやグリチルリチン酸ジカリウム、というものは育毛効果がある成分として厚生労働省から認められています。一方で、最新育毛成分でもあるキャピキシルやピディオキシジルは認められていません。後者が含まれた育毛剤は、厚生労働大臣によって認められていないため、医薬部外品ではなく化粧品扱いとなります。

 

 

医薬品と医薬部外品の違い

 

購入方法の違い

・医薬品の購入方法・・・医療機関で処方してもらう、薬剤師のいるドラッグストアで購入する、個人輸入サイトを利用して海外から取り寄せる
・医薬部外品の購入方法・・・特に大きな制限はなし、通販や薬剤師がいないドラッグストアなどでも購入可能

 

医薬品を手に入れる最もオーソドクスな方法が医療機関から処方箋を出してもらい、薬局で手に入れる、という方法です。また医薬品の取り扱いをしているドラッグストアでも薬剤師がいる場合であれば、例えば第1類医薬品である育毛剤リアップは購入できますよね。他にも個人輸入サイトを利用して、海外から取り寄せる、といったこともできますよ。

 

医薬部外品に関しては、処方箋は必要ありません。購入方法に関してはほとんど制限がない、と言っても良いです。ドラッグストアでも薬剤師がいない状態でも購入できますし、国内の通販サイトでも購入できるわけです。

 

なので医薬品と医薬部外品で比較すると、手に入れやすいのは医薬部外品の育毛剤、ということになります。

 

 

医薬部外品の育毛剤と医薬品の育毛剤の違い

 

【効果の違いあり】
発毛効果については圧倒的に医薬品タイプの育毛剤の方が期待できます。臨床試験が実施されており、一定の効果がなければそもそも医薬品として認定されないからです。
現状で手に入る医薬品タイプの育毛剤に関しては、全て発毛効果が期待できるものです。

 

医薬部外品の育毛剤には発毛効果がないとはいえません。しかし、医学的な臨床試験については実施されていないのです。そもそも、医薬部外品タイプの育毛剤は「発毛効果がある」とは言ってはいけません。あくまで「育毛効果が期待できる」ものなのです。

 

【副作用の違いあり】
医薬部外品の育毛剤と医薬品の育毛剤の副作用に関しては医薬部外品の育毛剤のほうが安心です。薬事法の部分で記載したように、医薬部外品は人体に対する影響が強くありません。一方で医薬品はそれなりに強い作用を与えてしまいます。

 

安全性を考えると、医薬部外品タイプの育毛剤の方に軍配があがるわけです。

 

 

育毛剤に配合されている薬品の効果と効果が出る薄毛タイプ

 

プロペシアの効果

プロペシアの効果について詳しくは別ページで紹介しています。

 

ミノキシジルの効果

ミノキシジルは、元々は血圧を下げる薬、いわゆる降圧剤として利用されていました。ミノキシジルを利用している方の髪の毛が増えるといったことが副作用として起こり、発毛剤として転用されたんです。
ミノキシジルには、外用薬(塗る)タイプと内服薬(飲む)タイプがあります。実は、内服薬タイプの方が発毛効果は高いとされています。

 

ミノキシジルの薄毛に対する効果ですが、髪の毛を生成するための栄養(血液)を送るというものがあります。血行不良が原因で女性に多く起こる「びまん性脱毛症」というものに血行改善という効果で大きな役割を果たしてくれるのです。髪の毛を作るための栄養(血液)が毛母細胞に送られることで、髪の毛が太くなったり、長く成長したり、といった効果が期待できます。

 

もう一つ、ミノキシジルにはAGA(男性型脱毛症)にも効果があることが分かっています。AGAは、毛母細胞の働きが落ち込むことで発生してしまうものです。髪の成長を弱めるジヒドロテストステロンによって、毛母細胞は休眠状態にさせられてしまいます。しかし、ミノキシジルで血行を良くすると、毛母細胞に血液(栄養)がたっぷりとおくられることになります。そうなると、毛母細胞が覚醒し、再び髪の毛を生成するようになるのです。

 

 

塗るタイプの薬品系育毛剤(リアップ)

リアップは、有効成分としてミノキシジルが配合されている塗る(塗布する)タイプの育毛剤です。リアップにはミノキシジルが配合されているため、発毛効果があります。

 

リアップは、直接頭皮に塗布することになるので、気になる部分に塗ることでピンポイントの発毛、といったことが期待できるのです。前頭部だけが薄い人は前頭部だけに塗ることで前頭部のみの血行を改善することができますし、頭頂部だけが薄い人は頭頂部だけにミノキシジルを塗ることで、頭頂部のみの血行を改善することができる、といった特徴があります。

 

●リアップX5プラス(ミノキシジル5%含有)の臨床試験データ
・利用4週間・・・軽度改善4.1%、不変95.9%
・利用8週間・・・軽度改善12.2%、不変87,8%
・利用12週間・・・軽度改善59.2%、不変40.8%
・利用24週間・・・著名改善2.1%、中程度改善47.9%、軽度改善41.7%、不変8.3%
・利用40週間・・・著名改善8.5%、中程度改善63.8%、軽度改善25.5%、不変2.1%
・利用52週間・・・著名改善11.1%、中程度改善66.7%、軽度改善20.0%、悪化2.2%

 

※大正製薬のホームページより抜粋(http://www.taisho.co.jp/riup/riupx5/data/)
※被験者の印象や毛髪数の変化だけでなく、長期にわたる医師の評価もまとめたもの

 

リアップはどんな薄毛の症状に悩んでいる人に合う薬品なのか?

リアップは男性型脱毛症と頭皮の血行不良による薄毛に悩んでいる方に発毛効果を発揮します。
リアップに配合されているミノキシジルには血管を拡張するといった効果があるのです。このミノキシジルが血行不良を改善するので、髪の毛を生やす毛母細胞に髪の毛の栄養となる血液が行き渡るようになります。
男性型脱毛症は、毛母細胞が結果的に休眠状態になってしまうのが問題です(※脱毛原因物質「ジヒドロテストステロン(DHT)」によって休眠状態にさせられてしまう)。リアップを塗布することで、毛母細胞周辺の血行が高まり、細胞に栄養が送られるようになります。そうすると休眠状態から目覚めて再び髪の毛を勢い良く生やしてくれるわけです

 

なので、リアップは頭頂部や前頭部の薄毛に悩んでいてピンポイントで改善したい人向けの育毛剤だと言えます。

 

アロビックス(フロジン液)の効果

アロビックス(フロジン液)は、塩化カルプロニウムが含まれている薬剤の一つです。基本的には皮膚科で処方されているものですが、一部のAGAがクリニックでも取り扱いをしています。

 

アロビックス(フロジン液)の主な効果としてはミノキシジルと同じく、血管を拡張して毛母細胞に栄養を送り込む、というものです。アロビックス(フロジン液)の効果については比較的弱めであり、発毛効果は決して高いわけではありませんが、ミノキシジルよりも頭皮への刺激が弱く安全性が高いのでミノキシジルが利用できなかった方が利用している、というケースが多くなっています。

 

また、円形脱毛症の治療として利用されるケースもあります。

 

アロビックス(フロジン液)はどんな薄毛の症状に悩んでいる人に合う薬品なのか?

アロビックス(フロジン液)は、血行不良が原因で薄毛になっている方にあう医薬成分です。また、円形脱毛症の方にも処方されるケースがあるので、円形脱毛症対策としても実際に利用されています(円形脱毛症は自己免疫疾患が原因なので、効果は限定的とされている)。
アロビックス(フロジン液)は、理論上はミノキシジルと同じような血行促進効果があるわけですが、男性型脱毛症に高い効果は期待できません。そもそも、血管拡張作用がミノキシジルと比べてそれほど強くないのです。
軽度の「びまん性脱毛症」(血行不良による脱毛症)の方に適しています。アロビックス(フロジン液)は、脱毛予防を目的とした利用がおすすめで、ミノキシジルよりも副作用が弱い方が良いという人におすすめです。

 

 

薬品系育毛剤の使い方

 

プロペシアの使い方、服用方法

プロペシアは内服タイプなので、飲むことになります。
1日あたり1回の服用が基準となります。ただし、「プロペシアが効かない」、という方は1日あたり2回の服用に切り替えているケースが多いのも事実です。

 

プロペシアを1日あたり2錠以上飲むようになると、配合されている有効成分のフィナステリドを多く摂取することになります。フィナステリドの副作用である性的機能の減退といったものを招く確率が高くなるので注意してください。

 

プロペシアにはフィナステリド含有量が0.2ミリグラムや1.0ミリグラム配合のものもあります。1.0ミリグラムのものであっても分割などはせず、1回分として摂取します。

 

※プロペシアの正規品MSD社(旧万有製薬)のものも、ファイザーなどの「フィナステリド錠」(後発医薬品(ジェネリック医薬品のこと))も摂取方法は同じです。

 

プロペシアを飲むおすすめの時間帯は?

特に決まりはありません。
ただし、プロペシアを髪の毛が成長しやすい寝る前に服用すると、より発毛効果が高まるとされています。ですから、プロペシアを夕食の後に飲むような対策をしている方が多いです。

 

※寝ている時は我々の体から成長ホルモンが活発に分泌されるので、成長ホルモンによって髪の毛が成長しやすい環境が整っているのです。ただし、個人差があるのも事実で、昼間に最も髪の毛が成長している、という方も中にはいます。

 

ミノキシジルの使い方、服用方法

ミノキシジルには塗るタイプと内服(飲む)タイプがあるので、それぞれ解説させてもらいます。

 

塗るタイプの使い方

ミノキシジルを薄くなっている部位に塗ります。ローションタイプは、塗布してそのままでも問題ありません。一方で泡状になったフォームタイプに関しては、泡が消える程度まで皮膚にすり込んでいくことになります。

 

頭皮にミノキシジルを塗布したら、頭皮マッサージも同時に行うのがおすすめです。頭皮マッサージにも血行促進作用があるので、ミノキシジルとの相乗効果が得られやすくなるのです。
ミノキシジルを塗布したら同時にマッサージを行う、といった癖をつけましょう。

 

1日あたり何回塗布するのか?

ミノキシジルは1日あたり2回の塗布をすることになります。
1回の塗布だと発毛効果が発揮されている時間が短いのです。
特にミノキシジルは分子が大きいので、それだけ育毛剤の入り口である頭皮の毛穴への浸透力が悪いといった特徴があります。ミノキシジルの分子が大きいと、ただでさえ小さい毛穴の奥へ成分が入り込んでいけません。ミノキシジルを塗布しても、奥まで成分が入り込めないと長時間、発毛効果を発揮し続けることは出来ないので、1日あたり2回の塗布は必要になります。

 

ミノキシジルをいつ塗布すべきなのか?

頭皮が綺麗な時です。
リアップを始めとしたミノキシジル系塗布タイプの育毛剤は、前述したように浸透力に問題があります。仮に、頭皮に汗があったり皮脂が大量にあったり、ホコリ等がついていたりすると、汚れ等が邪魔をし浸透力がさらに悪くなり、ミノキシジルの発毛効果が発揮されないのです。

 

ミノキシジルは頭皮が綺麗なお風呂上がりに利用したり、朝利用したりがおすすめです。

 

ちなみに、ミノキシジルを塗る前に、頭皮に汗など水滴がついている場合には、タオルなどでしっかりと拭いてください。頭皮に水滴がついている状態でミノキシジルを塗布してしまうと、ミノキシジルが薄まってしまいます。うまく頭皮になじまずに液ダレの原因ともなるので注意しましょう。

 

※液ダレを起こして目に入ってしまった場合には、すぐに目を洗ってください。

 

塗るミノキシジルを利用してはいけないケース

頭皮に問題が起こっている時には塗るタイプのミノキシジルの利用を控えてください。
例えば、皮脂分泌の異常が原因で頭皮に炎症があったりフケが大量に出ていたり、ニキビが出来ていたりといった場合にミノキシジルを塗布してしまうと、ミノキシジルの血行促進効果により皮脂がさらに分泌され、悪化してしまうこともあります。ミノキシジル自体が皮膚にとっては刺激物なのです。

 

内服(飲む)タイプのミノキシジルの服用方法

発毛成分のミノキシジルが含まれているタブレット(ミノキシジルタブレット、通称「ミノタブ」)を飲むことになります。
基本的に水で飲むことになりますが、ミノタブは特に強い作用があるとされているので、以下のような他の医薬品との飲み合わせ、というものに注意してください。

 

・血圧系の医薬品
・心臓系の医薬品

 

上記のものをすでに利用している方はミノタブの利用はできません。

 

ミノキシジルタブレットは、飲むだけなので、特に服用方法自体には大きな特徴がありません。一般的な医薬品や、サプリメントと同じようにして飲んでください。

 

ミノキシジルタブレットは1日あたり何錠飲むのか?

1日あたり1錠が基本です。
ただし、ミノキシジルタブレットに関しては容量というものがあり、容量が多いものは1回で1錠の服用は危険です。

 

ミノキシジルタブレットの容量には、

 

・2.5ミリグラム
・5.0ミリグラム
・10.0ミリグラム

 

といったものがあります。2.5ミリグラムや5.0ミリグラムに関しては、容量としてそれほど多くないので1日あたり1錠飲んだとしても問題ありません。しかし、10.0ミリグラムのミノキシジルタブレットに関しては、実際に高血圧の方が飲むタイプ(もともとミノキシジルは血圧を下げるために開発された薬です)、と言っても良いものなので、作用としては強すぎる恐れがあるのです。10.0ミリグラムに関しては、半分に分割したり、3分割したりして複数回に分けて飲むのがおすすめです。

 

ミノキシジルタブレットはいつ内服すべきか?

内服すべき時間帯については、特に決まりはありません。
ミノキシジルタブレットを「朝に飲んでいる」という方もいれば、「夜に飲んでいる」という方もいるのです。
ただし、お風呂に入る直前に飲む、ということは避けてください。お風呂場では血圧が上がり下がりを激しくしているので、有効成分であるミノキシジルが悪い影響を与えかねないのです(入浴中は血圧が下がるので、ミノタブは血圧を下げてしまうので低血圧を起こしやすい)。
お風呂に入る前を避ければ、ミノキシジルタブレットに特に大きな制限はありません。

 

飲むミノキシジルを利用してはいけないケース

体調が悪い時の利用はなるべく控えてください。ミノタブは血圧に関わる医薬成分でもあるので、さらに体調を悪くしてしまうかもしれないのです。
貧血になっている時の利用も危険です。ミノタブは全身の血管に作用して拡張させる、といった作用があるので、貧血の症状をさらにきつくしてしまう可能性もあるので注意してください。

 

アロビックス(フロジン液)の使い方

アロビックス(フロジン液)の使い方はシンプルで、塗布タイプのミノキシジルと一緒です。薄くなってしまった部位に対してアロビックス(フロジン液)を塗り込みます。
ミノキシジルと同様に塗った時に同時に頭皮マッサージを行うと、相乗効果によって薄毛が改善する確率が高まります。

 

アロビックス(フロジン液)を利用する時は頭皮を清潔な状態にしてください。不潔な状態だと、塗るタイプのミノキシジルと同様に浸透力が落ち込んでしまうので注意しましょう。

 

1日あたりの塗布回数とは?

アロビックス(フロジン液)は1日あたり2回から3回程度患部に塗ります。
ミノキシジルよりも多くの回数を患部に塗れる理由としては、安全性があります。頭皮に対する安全性はミノキシジルよりも高いとされているのです(作用が弱いので、体に与える影響はその分限定的)。

 

いつ塗布するべきか?

アロビックス(フロジン液)を塗るべき時間帯などは決まっていません。

 

アロビックス(フロジン液)を利用してはいけないケース

アロビックス(フロジン液)は頭皮に問題が起こっている時は利用を控えてください。
炎症や湿疹、ニキビなどがある場合には、アロビックス(フロジン液)の刺激によってさらに状況を悪化させてしまう可能性があります。

 

 

薬品系の育毛剤の副作用

 

プロペシアの副作用

プロペシアの副作用について詳しくは別ページで紹介しています。

 

ミノキシジルの副作用

外用薬と内服薬によって副作用には違いがあります。

 

・外用薬の主な副作用・・・頭皮の炎症、かゆみ、フケ、頭痛など
・内服薬の主な副作用・・・低血圧、心臓の痛み、不整脈、動悸、息切れ、頭痛、多毛症など

 

外用薬のミノキシジルに関しては、刺激がある成分でもあるので、皮膚に負担をかけてしまうことがあります。ニキビができやすくなることもあり、かえって薄毛のリスクが高まる、ということもあるので注意しましょう。
ちなみにミノキシジルの濃度が高くなればなるほど、副作用が出る確率が高まります。

 

ミノキシジルの内服薬に関しては、全身の血管に作用するため血圧が下がりすぎる、といった症状が出て、低血圧になってしまったり、不整脈などの症状が出てしまったりすることもあります。また、髪の毛だけではなく、全身の毛が濃くなる、といった副作用もあります。これは、多毛症というのですが、例えば指の毛が濃くなったり、胸毛などが濃くなったりということもあるんですよ。

 

ミノキシジルの内服薬(ミノキシジルタブレット)に関しては、容量に注意してください。2.5ミリタイプと5ミリタイプ、そして10ミリタイプがありますが、10ミリタイプは作用が強すぎるので分割して飲みましょう。最初は安全性も考えて、2.5ミリグラムから始めるべきです。

 

アロビックス(フロジン液)の副作用

アロビックス(フロジン液)には頭皮環境を悪化させるような副作用報告がちらほらあります。発汗してしまったり、頭皮に湿疹ができたり炎症ができたり、腫れてしまったり、痒くなってしまったり、といった報告もあるんです。

 

しかし、アロビックス(フロジン液)は刺激も強くないので副作用発生率はそれほど高くない、とされています。

 

 

それぞれの育毛剤を購入・処方してもらえるところ

 

プロペシア

プロペシアは一般的な医療機関(皮膚科など)やAGAクリニックで処方してもらえます。また、個人輸入代行サービスを利用して購入することも可能です。

 

プロペシアを処方してもらうには、医療機関やAGAクリニックであれば初回は診察を受けますが、2回目以降からは薬だけ貰うといったこともできます。プロペシアの個人輸入代行サービスに関しては、ネット通販を利用しているような感覚で利用できます。

 

プロペシアの価格

・一般医療機関(皮膚科など)・・・ひと月あたり7,000円から8,000円程度
・AGAクリニック・・・ひと月あたり4,000円台から7,000円台程度
・個人輸入代行・・・ひと月あたり4,000円から5,000円台程度

 

※輸入代行サービスの価格は「オオサカ堂」を参考に記載

 

一般医療機関とAGAクリニックに関しては、薬価に加えて初診料や再診料がかかります。さらにAGAクリニックの場合には、経過を見るために定期的に検査(血液検査)も実施されます。プロペシアの価格だけで利用できるわけではありません。

 

さらにAGAクリニックに関しては、オーダーメイド治療と呼ばれるものを実施しているケースも多くなっています。プロペシアも処方してくれるのですが、ミノキシジル系薬剤やビタミンやミネラルといったその人に合う成分を配合したサプリメントも同時に処方してもらえます。プロペシアとオーダーメイド治療を合わせて価格は月あたり30,000円程度となっています。

 

個人輸入代行サービスは初診料や再診料がかからない、といったメリットがあります。一方で、為替相場にも影響を受けます。円安になるとプロペシアの費用が高くなってしまうこともあるので注意しましょう。

 

ミノキシジル(塗布系)

ミノキシジル(塗布系)はドラッグストアやAGAクリニック、個人輸入代行サービスを利用して手に入れることができます。

 

ミノキシジル系育毛剤の中で、リアップのみドラッグストアでの取り扱いがあります。ただし、ミノキシジルは第1類医薬品であるため、薬剤師の説明を受けてからでないと、薬機法(薬事法)によって購入できない決まりになっています。

 

ただ、ドラッグストアでは常時薬剤師がいるわけではありません。薬剤師がいない時間帯に買いに行くと、購入できない、というケースもありますよ。

 

リアップ以外のミノキシジル系育毛剤を手に入れたい時には、AGAクリニックや個人輸入代行サービスを利用します。海外製のミノキシジル系育毛剤ロゲインやポラリスなどが手に入ります。

 

※第1類医薬品について・・・副作用、相互作用などの項目で安全性上、特に注意を要するものである。店舗においても、生活者が薬剤師の説明を聞かずに購入することがないよう、すぐには手の届かない場所に陳列すべきもの。(http://www.jsmi.jp/what/index2.html)

 

ミノキシジル(塗布系)の価格

・ドラッグストア(リアップX5)・・・7,000円から8,000円/本
・AGAクリニック・・・5,000円から10,000円程度/本
・輸入代行サービス・・・5,000円から7,000円程度/本

 

※輸入代行サービスの価格は「オオサカ堂」を参考に記載

 

AGAクリニックと輸入代行サービスが取り扱っているミノキシジルは、同じ銘柄の物が多いです。特にロゲイン(Johnson & Johnson(ジョンソンエンドジョンソン)社の子会社McNEIL(マクニール)社の医薬品で発毛効果は大正製薬のリアップと同じ)が取扱されていることが多くなっています。
ロゲイン単体を利用したい、と思うのであれば輸入代行サービスを利用したほうがお得に手に入ります。

 

ミノキシジル(内服系)

飲むタイプのミノキシジルタブレットはドラッグストアでは手に入りません。手に入れるとしたらAGAクリニックか個人輸入代行サービスを利用する他ないのです。

 

ミノキシジル(内服系)の価格

・AGAクリニック・・・ひと月あたり5,000円から20,000円程度
・輸入代行サービス・・・2,000円から3,000円台程度/100錠

 

※輸入代行サービスの価格は「オオサカ堂」を参考に記載

 

AGAクリニックではミノキシジルタブレットが非常に高い金額で取り扱いをされています。

 

容量によっても価格が異なっており、「ユナイテッドクリニック 池袋駅前院」(http://www.united-ikebukuro.com/price/)の場合は、

 

・ミノキシジルタブレット2.5ミリグラム(28錠)・・・5,600円
・ミノキシジルタブレット5ミリグラム(28錠)・・・11,200円
・ミノキシジルタブレット10ミリグラム(28錠)・・・19,800円

 

という価格設定になっています。

 

輸入代行サービスは、ミノキシジルタブレットが非常に安く手に入ります。1ボトルあたり100錠の取扱となっており、1錠あたりで20円から30円の薬価となっているので、1か月換算すると1000円前後になります。

 

アロビックス(フロジン液)

アロビックス(フロジン液)は、有効成分の塩化カルプロニウムが配合されているもの、という意味であれば、ドラッグストアでも購入可能です。ただし、育毛剤アロビックス(フロジン液)の塩化カルプロニウムの濃度は5%です。塩化カルプロニウムが配合された育毛剤カロヤンは2%程度が限度となっており、濃度が高いものを購入したい場合には、ドラッグストア以外で処方・購入する必要があります。

 

※塩化カルプロニウムが配合されている育毛剤・・・カロヤンシリーズ(第3類医薬品なので薬剤師がいない時でも購入可能)

 

5%の濃度のアロビックス(フロジン液)を手に入れるとしたら、皮膚科で処方してもらうか、AGAクリニックで処方してもらうか、個人輸入代行を利用する必要があります。

 

アロビックス(フロジン液)の価格

・ドラッグストア(カロヤンシリーズ)・・・4,000円程度/本
・一般医療機関(皮膚科)・・・2,000円程度/本(調剤基本料や薬剤料を含める)
・AGAクリニック・・・1,000円から2,000円程度/本
・個人輸入代行サービス・・・2,000円前後/本

 

※輸入代行サービスの価格は「オオサカ堂」を参考に記載

 

アロビックス(フロジン液)を一般医療機関とAGAクリニックで手に入れる場合には、診察料や再診料がかかってきます。AGAクリニックで検査をする場合には、その都度、診察料や再診料に加えて検査費用がかかってくるので注意してください(血液検査1回5,000円など)。

 

 

薄毛の症状がそこまで進行していない人で副作用が怖い人は医薬部外品の育毛剤がおすすめ

プロペシアやミノキシジル、そしてアロビックス(フロジン液)に関しては、頭皮の環境を悪化させたり、性欲減退などの副作用の危険性があります。育毛のために利用しているのに、頭皮環境を悪化させて逆に薄毛を進行させてしまう可能性もあるのです。

 

例えば、まだそれほど進行していない方の中には、「予防できれば良い」という方もいるのではありませんか。そういった方には薬剤師の対面販売が不要な医薬部外品の育毛剤をおすすめします。

 

医薬部外品の育毛剤には重篤な副作用が起こる確率はほとんどありません(天然の成分が中心なので育毛効果が緩やかなかわりに体に与える影響もない)。それでいて、男性型脱毛症や血行促進、頭皮環境の改善といった総合的な育毛効果が狙えるわけです。

 

医薬部外品の育毛剤の価格の面にも注目しましょう。一般医療機関やAGAクリニックでは治療に使う育毛剤以外にも費用がかかってきてしまいます。例えば、AGAクリニックで遺伝子検査(男性型脱毛症になりやすいかを測定する検査)を受けると、1回あたり15,000円から20,000円もかかってしまいます。再診料として毎回2,000円から3,000円かかるというクリニックも・・・。

 

医薬部外品の育毛剤であれば、ひと月あたり5,000円から10,000円程度です。検査費用もかかりませんし、再診料も支払う必要はありません。通販での毎月決まった日付に届く定期購入を利用すれば送料が無料になり、さらに割安になるチャンスも。

 

医薬品系の育毛剤を使うのは最後の最後で良いのです。医薬品系の育毛剤のように高価で副作用があるのはちょっと…っていう人は、まずは副作用がなくて安い医薬部外品の育毛剤を試してみましょう。

 

ハゲ治し隊が30種類以上の育毛剤を試してみて辿り着いた育毛剤はコレだ!

 

 

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