すぐに脂漏性皮膚炎を抑えたい人に薦めたいシャンプー方法と選び方
このページでは、脂漏性皮膚炎の症状をすぐに抑えたい人におすすめするシャンプーの仕方と選び方について詳しくお伝えします。
頭皮に湿疹ができて痒くてフケも大量に出る…。
この頭皮の痒みとフケをなんとかしたいけどどうすればいいかわからない…。
とりあえずシャンプーを変えてみたが、頭皮の症状は良くならない…。
頭皮のフケや痒みがひどくなった脂漏性皮膚炎は、シャンプーでは治りません。
脂漏性皮膚炎の症状をシャンプーで抑えようと思っている人、シャンプーを変えればなんとかなると思っている人って結構多いんですが、このまま間違った脂漏性皮膚炎対策を続けていくとどんどん脂漏性皮膚炎はひどくなって、最後には抜け毛につながることもあります。
でも、ここで紹介する脂漏性皮膚炎対策方法を実践すれば、きっと頭皮の脂漏性皮膚炎の症状は治まっていきます。
実は以前のわたしも、この記事を読んでくれているあなたと同じように頭皮の脂漏性皮膚炎に悩み、対策方法がわからず自己流の間違った頭皮ケア対策を取り続けた結果、かなり脂漏性皮膚炎の症状が悪化し、抜け毛にまでつながりました。
ただ、今では頭皮のかゆみやフケに悩まされることなく正常な頭皮を保てています。
なのでここでは管理人が実践した脂漏性皮膚炎の人のシャンプー方法と選び方、また正しい改善方法について紹介していきます。
目次
シャンプーをしないとなんで頭皮が痒くなるの?
シャンプーを2、3日しないと頭が痒くなった経験ありませんか?
これは頭皮の皮脂が増えて、皮脂が大好きなカビ菌が皮脂をエサとして増殖している状態なんです。
このカビ菌が、通常の頭皮の皮脂の状態だと数も少ないんですが、シャンプーせずにいると頭皮の皮脂が増えてしまい、頭皮のカビ菌が皮脂をエサとして食べ、排出する成分が頭皮に刺激になって、赤くなり痒くなるんです。
この脂漏性皮膚炎の原因であるカビ菌は、誰の頭皮にも必ずいます。
カビ菌から頭皮を守る働きをしている菌や脂漏性皮膚炎の原因のカビ菌(マラセチア)などが、頭皮で共存している状態です。
例えるなら国と国の国境のようにお互いにけん制し合って、領土や勢力を保っている状態です。
でも、生活習慣やシャンプー不足など何らかが原因となり、この勢力バランスが崩れ、頭皮でカビ菌の勢力が勝ってしまうと、脂漏性皮膚炎が発症します。
シャンプーを2、3日やめるとなんで頭皮がかゆいかっていうと、シャンプーには強い防腐剤などが含まれていて、いつも落としているはずの頭皮の皮脂と一緒に頭皮にとっても良い菌もカビ菌も、この防腐剤がどちらも殺菌していたからなんです。
これは結果的に脂漏性皮膚炎になってないだけで、頭皮に住み着く良い常在菌も洗い流すことは、頭皮にとっては良いこととはいえません。
理想の頭皮の状態は、いい働きをする菌とカビ菌がちょうどいいバランスをもって均衡を保っている環境です。
シャンプーをやめるとそれらの菌を殺菌することなく、マラセチア(カビ菌)の大好物な頭皮の皮脂だけが増え続けるので、カビ菌が増殖し脂漏性皮膚炎が発症するというわけです。
以下で、シャンプーも含め脂漏性皮膚炎を改善させる方法について解説していきます。
脂漏性皮膚炎はシャンプーで治るのか?
結論から言うと脂漏性皮膚炎はシャンプーで治りません。
なぜなら、脂漏性皮膚炎は頭皮で増殖したカビ菌(マラセチア菌)が原因だからです。
つまり頭皮のカビ菌の数を減らす根本的な治療が必要になるということです。
ここで、1つ誤解を解きたいのが、シャンプーで頭皮のカビ菌は減らせないってことと、お風呂で必死になって落とそうとする皮脂は頭皮にとって必要だということです。
シャンプーはとにかく頭皮の皮脂を落としまくればいいと勘違いしている人があまりにも多いので書かせてもらいました。
なので、シャンプーのしすぎで頭皮の皮脂を落としすぎることは、かえって乾燥した頭皮を潤すために皮脂の過剰分泌を引き起こし頭皮にとって良くないということを理解してほしいです。
皮脂は頭皮のバリアーなのでその人の皮脂の分泌具合にもよりますが、適度に残しつつ落とすのがいいということです。
だから、自分は2〜3日に1回シャンプーをしているんですが、ここで、管理人と同じように脂漏性皮膚炎の人が同じことをやると症状が悪化してしまうことがあります。
これは、上にも書いた適度に頭皮の皮脂を残すことができずに皮脂が過剰に残っている状態か逆に皮脂が少なすぎる状態のどちらかになってしまうからです。
最近では、KADASON(カダソン)のような脂漏性皮膚炎の人のために、頭皮のカビ菌を殺菌したりと数を減らす成分が入った脂漏性皮膚炎対策商品のシャンプーも売られています。
でも、脂漏性皮膚炎の症状を抑える効果がある人とない人がいるようなので、効果があればシャンプーで対策してみてもいいかもしれませんが、効果が表れづらい人は、別の方法でしっかりと治療をすることをおすすめします。
脂漏性皮膚炎に効果的なシャンプー
脂漏性皮膚炎の炎症を抑えるのに効果的なシャンプーは、上にも書いた通りケトコナゾールという抗真菌薬(カビ菌を抑える薬)が配合されたシャンプーです。
ただ、このケトコナゾール入りシャンプーを使えば必ずしも脂漏性皮膚炎が良くなるわけではなく、かえって悪化したり、まったく効果がでなかったり、シャンプー自体が髪に合わなかったりと賛否があるのも事実です。
ケトコナゾールが含まれているシャンプーを使うのは脂漏性皮膚炎を治すうえで理にかなってはいるが、シャンプー自体が個人的にあまり良いのがないような気がします。
有名な脂漏性皮膚炎対策シャンプーが、コラージュフルフルですが実際に管理人も使ってみたことがありますが、洗浄力が強すぎて洗い上がりに髪がかなりパサパサになってしまったという苦い経験があります。
脂漏性皮膚炎には効果があるとは思いますが、シャンプー自体が頭皮に合わないのでは本末転倒です。
なので管理人的には、脂漏性皮膚炎対策用シャンプーが効果がなかった人には無理にシャンプーで治そうとする必要はないと思っています。
脂漏性皮膚炎の人のシャンプーの選び方
恐らく1日に何回もシャンプーしている人や、シャンプーの成分や洗浄力等を気にせずにコンビニやスーパーで買っている人のほとんどが、シャンプーのせいで頭皮の皮脂を取りすぎている状態だと思います。
なので、頭皮の皮脂を適度に残すため洗浄力の弱いシャンプーを選びましょう。
そこで注意点が1つ!
石油系合成界面活性剤が使われているシャンプーを使うのは絶対やめてください。
スーパーやコンビニなどで売っているシャンプーがほとんど石油系合成界面活性剤にあたります。
石油系合成界面活性剤が配合されているのかの、見方としては、とりあえずシャンプーの配合成分に「硫酸」が付く成分が含まれているシャンプーの購入は止めましょう。
この「硫酸」が付く成分は、食器用洗剤に含まれている洗浄剤と同じです。
洗剤で頭を洗ってると思うと恐ろしいですよね。
その点、脂漏性皮膚炎の人のために開発されたシャンプーカダソンは、石油系界面活性剤無添加で徹底的に頭皮への低刺激を実現したシャンプーです。
脂漏性皮膚炎に効くシャンプーを探している人は参考にしてみてください。
以下で脂漏性皮膚炎に効果的なお風呂でのシャンプー方法について解説します。
脂漏性皮膚炎の人のお風呂でのシャンプー方法5つ
管理人が実践している脂漏性皮膚炎を悪化させないお風呂でのシャンプー方法5つのポイントを紹介します。
・頭皮の皮脂を落としすぎないように、熱湯で頭を洗わない
人間の平均体温は35〜36度なのでそれ以上の温度で洗うと頭皮の皮脂を落としすぎてしまいます。
理想のシャワーの温度は、35〜36度より低いか1〜2度高いくらいですね。
・爪で頭皮をゴシゴシこすらない
爪をたててゴシゴシこすると頭皮に傷が付きます。
指の腹で優しくマッサージするように洗います。
・ドライヤーでしっかりと頭皮から髪の先まで乾かす
洗髪した後に、半乾きで寝ると、頭皮って痒くなりますよね。
これは頭皮に雑菌が繁殖している証拠です。
頭皮に雑菌が繁殖しないように、しっかりと頭皮から髪の先まで乾かしてから寝ます。
・ドライヤーの温風は極力使わない
ドライヤーの温風はできるかぎり使わないようにします。
なぜなら、ドライヤーの温風は100度を超えていていると言われています。
熱に弱い髪に100度を超える熱風を当て続けると、髪や頭皮が乾燥し痛むのは目に見えてますよね。
髪が長くて温風じゃないと乾かないって人は、温風と冷風を冷風メインで交互に使い乾かしてください。
以上の注意事項に気を付け洗髪方法を改善してみてください。
最後に以下で、脂漏性皮膚炎のおすすめの治し方について紹介します。
管理人が一番おすすめする脂漏性皮膚炎の治し方
最後に管理人が一番おすすめする脂漏性皮膚炎の治し方について2つ書きます。
1つ目の治療方法は、脂漏性皮膚炎はしっかりと治しておかないと繰り返し発症してしまうことが多いので、シャンプーに頼るのではなく、脂漏性皮膚炎の原因菌であるカビ菌を殺菌する抗真菌薬を塗りながら頭皮の皮脂を抑えたり肌の新陳代謝(生まれ変わり)を活発にさせるビタミンB群のビタミン剤を飲むことです。
上の写真が管理人が皮膚科で処方してもらった脂漏性皮膚炎に効果的な抗真菌薬とビタミンB剤です。
この塗り薬と飲み薬で様子を見ながら、シャンプーは洗浄力の強い市販のシャンプーではなく、頭皮に優しいアミノ酸系シャンプーを使用するのが脂漏性皮膚炎の効果的な治療法だと言えます。
ただ、1点だけ注意してほしいのはステロイド剤だけは絶対に使ってはダメだということ!
ステロイドは、頭皮のかゆみの炎症を抑える効果と引き換えに、使えば使うほど肌の抵抗力を弱めていく危険な薬です。
1度ステロイドに慣れてしまった肌は、ステロイドがなくてはならない肌になってしまいます。
ステロイドを処方されてしまった場合は、絶対に使うのはやめましょう。
脂漏性皮膚炎には、育毛剤が手軽でオススメ
上で紹介した1つ目の脂漏性皮膚炎の治療方法は、皮膚科で処方されている抗真菌薬がカギを握る治療法となります。
ただ、皮膚科に通うのは面倒だし忙しいから通えないって人には、育毛剤を使用することをオススメします。
脂漏性皮膚炎の原因菌であるカビ菌の殺菌作用の効果がある育毛成分と、かゆみやフケなどの炎症を抑える成分が配合されている育毛剤を使用すれば、早ければ2〜3日ほどでかゆみも収まり、赤くなった頭皮も白く変化していきます。
管理人は、育毛剤チャップアップを実際に使用し、脂漏性皮膚炎を改善させました。
上の写真は、管理人の首(うなじ)のあたりの脂漏性皮膚炎をチャップアップを使って改善した写真です。
かゆみやフケの症状がかなりひどく、寝ている間に掻き毟ることによって症状はどんどん悪化していきました。
ただ、写真を見ればわかるように赤丸で囲った部分の赤みがかなり引いてるのがわかると思います。
これは、育毛剤チャップアップに含まれるグリチルリチン酸ジカリウムなどの殺菌成分が脂漏性皮膚炎の原因菌を殺菌し頭皮の赤みやかゆみを抑えてくれた結果です。
チャップアップを使用し赤みやかゆみが収まり頭皮の色が、正常な肌色になると抜け毛も徐々に収まってくるはずです。(※脂漏性皮膚炎が原因で抜け毛が増えている場合)
さらに、育毛剤チャップアップには脂漏性皮膚炎を起こすカビ菌のエサとなる頭皮の皮脂分泌を抑えたり、皮脂を除去してくれる成分も含まれています。
チャップアップなら通販で家に届くので仕事で忙しくて病院に通えない人にも手軽にできる対策なのでオススメです。
脂漏性皮膚炎は放っておくと脱毛を引き起こし薄毛にもつながる怖い病気です。
症状をそのままにしておかずにすぐに対策するようにしましょう。
まとめ
脂漏性皮膚炎はカビ菌の増殖が原因。治すには、カビ菌の増殖を抑えるしかない。
皮脂は頭皮を守るバリアーなので、落としすぎはかえってよくない
脂漏性皮膚炎に効果的なシャンプーがあるが、使い心地が良くなかったり効かない人もいる
脂漏性皮膚炎はシャンプーに頼らずに、抗真菌剤やビタミン剤などと合わせて根本的な解決をしないと意味がない
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