知っておきたい!育毛剤のメリットとデメリットを徹底調査
育毛剤にはメリットしかないと思われているフシもありますが、実はデメリットもあります。
この記事では、以下のような育毛剤のメリットとデメリットについてお話します。
メリット
・頭皮のフケやかゆみなどの頭皮トラブルが改善できる
・M字ハゲやつむじハゲの男性型脱毛症に効果が期待できる成分が含まれている
・副作用がほとんどない
・男女兼用の育毛剤もあるため誰でも使用できる
・値段がお手頃で続けやすい
デメリット
・効果が出るまでに時間がかかってしまう(半年程度)
・継続的に利用し続けなければならない(費用がかさんでしまう)
・必ずしも効果が出るわけではない
この記事を読めば、自分の薄毛にとって育毛剤の使用はメリットとなるのかデメリットとなるのかがわかります。
目次
育毛剤のメリットとデメリット
こちらでは一般的な育毛剤のメリットとデメリットを簡単に解説していきます。これから初めて育毛剤を利用しよう、と思っている方は参考にしてください。
メリット
・頭皮環境の改善が期待できる。
・男性型脱毛症に効果が期待できる成分が含まれている。
・副作用がほとんどない。
・男女兼用の育毛剤もある。
・自分の髪の毛が生えてくる可能性あり。(自然な状態がキープできる)
頭皮環境改善効果あり
育毛剤は頭皮に直接塗布するものなので、比較的強い影響を頭皮に対して与えられます。
しかも、頭皮環境を良くするような成分が育毛剤にはたくさん含まれているのです。
・保湿成分
・抗炎症成分
・抗菌成分
・抗アレルギー成分
・血行促進成分(新陳代謝を促す)
上記のような成分のいずれかは、必ず育毛剤には含まれています。
髪の毛が生えてくるかは別にして、頭皮環境に関しては良い結果が出る可能性が高いです。
AGA対策ができるものも出てきている
以前の育毛剤とは大きく異なってきており、育毛剤の中にはAGA対策ができるものも増えてきました。
様々な育毛成分も発見されており、昔のものとは効力も大きく変化してきているのです。
副作用の心配をする必要がない
アレルギーは別ですが、発毛剤のような副作用が起こることは考えにくいです。
育毛剤のほとんどは天然成分を利用しており、頭皮に優しいものです。
そもそも、前述したように頭皮環境に良い働きをする成分を多数含んでいるので、副作用が現れにくい、といった言い方もできるかもしれません。
※全ての育毛剤が安全なわけではありません。
中には添加物を含んでいる育毛剤もあります。
性別関係なく同じ育毛剤が利用できるケースもある
女声と男性の薄毛の原因が一緒、ということもあります。
例えば血行不良が原因で起こってしまう「びまん性脱毛症」がその一つです。
びまん性脱毛症は血行不良によって引き起こされるものなので、育毛剤に含まれる血行促進成分が大いに役立ちます。
ほとんどの育毛剤には血行促進成分が含まれているので、女性でも男性でもびまん性脱毛症の方であれば、同じ育毛剤を使ったとしても効果が期待できるのです。
自分の髪の毛を生やすものである
薄毛の対策方法には、即効性のあるものとしてカツラ(ウィッグ)や増毛、そしてフリカケ(パウダー)といったものもあります。
それらはすぐに薄毛が解消されますが、自分の髪の毛ではありません。自然な仕上がりとは程遠い状況になることもあるのです。
育毛剤の効果が得られた場合に自分の髪の毛が生えてくるわけです。雨にぬれても気になりません。プールや温泉に入っても何も怖いことはないのです。
デメリット
・効果が出るまでに時間がかかってしまう。
・継続的に利用し続けなければならない。(費用がかさんでしまう)
・必ずしも効果が出るわけではない。
即効性がない
育毛剤を塗布したからといって、すぐに髪の毛が生えてくるわけではありません。
効果が現れたとしても、少なくても3ヶ月程度はかかってしまいます。
髪の毛にはサイクルといったものがあり、そのサイクルを考えると最低でも3ヶ月、時間がかかってしまうと6ヶ月から1年程度経たないと育毛剤の効果が出たのかを確かめることは出来ません。
効果の持続力がない
そもそも育毛剤は洗い流してしまうと効果がなくなってしまいます。
長期的な効果をもたらしてくれるものではないので、効果を持続させたいのであれば利用し続けなければならないのです。
長期的に利用する、ということは費用もかかってしまいます。月に10,000円の育毛剤を1年間使えば12万円。10年間で120万円かかる計算です。
効果には個人差がある
育毛剤は医薬品を含んでいるわけではないので、強い作用を与えられません。
そのおかげで副作用が出にくくなっているのですが、そのかわり効力は小さくなっています。
育毛剤を利用しても効果が得られなかった、という方も少なくありません。
自分にマッチングした育毛剤を利用する、ということが大事なのです。
レディース用の育毛剤のメリットとデメリット
女性向けに販売されている育毛剤のメリットとデメリットに迫ります。
女性で薄毛に悩んでいる方、男性で女性用育毛剤が気になっている方は要チェックです。
メリット
・保湿効果が極めて高い。
・男性用育毛剤に比べて安価である。
・副作用が少ない。(安全性が高い)
女性用育毛剤には保湿成分が多く含まれている
女性と男性の違いの一つに皮脂の量があります。女性は男性の3分の1の皮脂しか分泌されません。
男性の頭皮は脂性肌になりやすく、女性の頭皮は乾燥肌になりやすいわけです。
乾燥肌も薄毛を助長してしまう可能性があるため、女性用育毛剤には必ずといって保湿成分が含まれています。
頭皮を保湿できれば刺激にも強くなり、炎症が起きにくくなる、といった効果まで期待できます。
比較的安く販売されているものが多い
メンズ用育毛剤とレディース用育毛剤の価格を比較してみると、大きな違いがあることが分かります。
<通販タイプの育毛剤の相場>
・男性用育毛剤の1本あたりの相場・・・10,000円前後
・女性用育毛剤の1本あたりの相場・・・5,000円前後
男性用育毛剤は、女性用育毛剤に比べて価格が非常に高く設定されています。
一方で女性用育毛剤は安く手に入るので、経済的な負担が少ない、といったメリットが有るのです。
安全性が高い成分が中心に含まれている
女性用育毛剤は、頭皮環境を良くする、といったことをメインで考えています。
頭皮の状態を高めるために必要な成分を中心に含んでいるのです。
育毛剤の副作用の多くは頭皮環境を悪化させるものです。
女性用育毛剤は頭皮環境を改善させる成分が多く含まれているので、副作用、といった面はそれほど気にする必要はありません。
※女性用育毛剤に含まれている香料には気をつけましょう。
添加物であると、アレルギーをもたらす可能性もあります。
デメリット
・男性型脱毛症への効果は期待できない。
・強い効果は期待できない。
AGA対策成分は含まれていない可能性が高い
女性用育毛剤は、女性の薄毛の原因を取り除くものです。
男性型脱毛症に関しては、基本的に女性がかかることはありません。
ですから、AGAの方が女性用育毛剤を利用したとしても、期待しているような効果は得られないのです。
※FAGA(女性男性型脱毛症)といった症状も確認されていますが、女性に発症するケースは極めて稀です。
すぐに髪の毛が生えてくるようなことはない
女性用育毛剤はゆっくりと身体に作用していくタイプが多いです。
利用して1ヶ月で髪の毛がモサモサ生えてくる、ということはありません。
そもそも、男性の薄毛と女性の薄毛は異なっており、効果についてもわかりにくいです。
女性の育毛剤の効果については、髪の毛にコシが出てきた、という程度のものが少なくありません。目に見えてはっきりとした効果が出てくるわけではないのです。
女性の薄毛への飲む育毛剤、塗る育毛剤比較
飲む育毛剤と塗る育毛剤の違い
・飲む育毛剤・・・体内から育毛効果を与える
・塗る育毛剤・・・体外から育毛効果を与える
飲む育毛剤である育毛サプリメントと塗るタイプ一般的な育毛剤ですが、大きな違いは効果の与え方になります。
育毛サプリメントは、育毛に役立つ成分を体内に入れて、体内から育毛効果を与えるわけです。
塗布タイプの育毛剤は、皮膚から育毛に役立つ成分が影響を与えて育毛効果をもたらす、というものです。
注目してほしいのが、育毛サプリメントは「髪の毛を作るために必要な成分を補給できる」ところと塗布型育毛剤は「頭皮に直接影響を与えられる」ところです。
要は、もたらすメインの効果、といったものに違いがあるわけです。
どちらも重要ですが、人によっては育毛サプリメントのほうが効果の出る方もいます。一方で塗布型育毛剤のほうが効果は出た、というケースもあるのです。
塗る育毛剤のメリットやデメリットについて
メリット
・ピンポイントで対処できる
・頭皮に対して直接効果を与えられる
塗る育毛剤は、例えば前頭部だけや頭頂部だけが薄毛になっている、という方の利用に特に適しています。
育毛効果を与えたところだけに塗ることができるわけです。特にノズルタイプであると、ピンポイントで塗布できます。
塗る育毛剤は、育毛成分を頭皮に直接塗ることになるので、頭皮に対して効果をすぐに与えられます。
すぐに髪の毛が生えてくるわけではありませんが、例えば血行が高まる、といったような効果であれば即効性があるわけです。
保湿機能に関しても、塗った瞬間から効果を発揮してくれます。
デメリット
・液ダレを起こして、効果をもたらしたい所に作用しない可能性あり
・栄養不足による薄毛には効力を発揮しない
塗布型育毛剤は、頭皮に塗ったとしてもその場にとどまってくれるとは限りません。
たれてしまい、薄い部分にほとんど育毛剤が残っていない、というケースもあるのです。液ダレ対策、というものは考えなければなりません。
髪の毛はタンパク質やアミノ酸、そしてミネラル(亜鉛など)によって作られています。
仮に、育毛剤を塗布したとしても髪の毛の生成成分は補給できません。塗布タイプの育毛剤では、栄養不足による薄毛には対処できないのです。
即効性はどちらもない?
育毛剤に関しては、飲むタイプにしても塗布タイプにしても、すぐに効果を発揮してくれるわけではありません。
1週間や2週間で髪の毛がフサフサになるわけではないのです。
そもそも、髪の毛には伸びるスピードもあります。1ヶ月あたりで1センチ程度しか伸びません。
育毛剤を利用したことで髪の毛が生えてきたとしても、かなりの長さにならなければ薄毛はカバーできません。
ただし、細かい部分の即効性に目を移すことも大事です。
・塗布タイプの育毛剤に期待できる即効性・・・保湿機能や血行促進機能
・飲むタイプの育毛剤に期待できる即効性・・・髪の毛生成に対する栄養補給
塗布タイプは保湿成分や血行促進成分を含んでいます。
それを頭皮に塗布するので、塗布した瞬間に一定の効力をもたらしてくれるのです。
育毛サプリメントには、アミノ酸やビタミン、そしてミネラルが含まれています。
髪の毛の生成する時に使われる成分を補給することになるので、栄養補給といった面では即効性がある、と言っても良いかもしれません。
飲むタイプと塗るタイプ|どっちがおすすめなの?
欲を言えば双方とも利用するのがおすすめです。
飲むタイプと塗るタイプは同じような効果を持っていることもあるのですが、もたらす効果には違いがあります。
例えば、栄養不足が原因で薄毛になっているにも関わらず、塗るタイプの育毛剤を利用し続けてもなかなか効果は得られません。
一方で乾燥肌が原因で薄毛になっているのに、飲む育毛剤を利用していたとしてもなかなか効果は得られないのです。
通販タイプの育毛剤の中には、サプリメントとセットで購入すると安くなるものもあります。
そういったものを利用して、二つのタイプの育毛剤を併用していきましょう。
ちなみに、「男性型脱毛症には、塗布タイプの育毛剤よりも飲むタイプの方が効果は高いのではないか」、といった指摘をしている専門家もいます。
無添加育毛剤希望の女性のために|メリットとデメリット
無添加育毛剤のメリットとデメリットを解説します。
メリットについて
・頭皮への安全性が極めて高い
・根本的な薄毛治療ができる
・産後脱毛や更年期障害以降の薄毛にも対処できる
安全性について
添加物が含まれている育毛剤と、無添加タイプの育毛剤ですが、安全性に大きな違いがあります。
添加物はアレルギーの原因となってしまうこともあり、非常に危険なのです。皮膚に赤みが出てき場合には、育毛剤との相性が悪いのかもしれません。
無添加タイプの育毛剤は、基本的に自然界にあるものを利用していることになります。
頭皮に負担をかけにくいので安心して利用できるわけです。
※出産直後や授乳中であったとしても利用可能です。
薬品を利用している発毛剤と違って、安全性が極めて高いのです。
薄毛の原因に対処してくれる
女性の薄毛の原因には様々なものがありますが、特に頭皮環境が大きく関わっているのです。
ストレスの影響で頭皮に問題が起こることもあります。加齢で頭皮が荒れてしまうこともあれば、乾燥肌で問題が起きている場合もあります。
無添加育毛剤は頭皮にも優しいです。
さらに頭皮環境を改善させる成分も含んでいます。
女性の薄毛の原因のかなり大きな部分に対処してくれるのが無添加育毛剤です
・髪の毛が太くなる可能性あり
・髪の毛の成長期間が伸びる可能性あり
・髪の毛の量が増える可能性あり(一つの毛穴から複数の髪の毛が生えてくる)
具体的には上記のような効果が期待できます。
女性ホルモンを原因とした薄毛にも対処できる能性あり
女性の薄毛には様々な原因があります。その中の一つに、女性ホルモンの減少があります。
女性ホルモンには、髪の毛の成長期間を伸ばす、といったものがあります。
しかし、産後や更年期になると女性ホルモンが減ってしまい、髪の毛が成長し切る前に抜けてしまうのです。
無添加育毛剤の中にはダイズエキス(大豆イソフラボン含有エキス)といったような、女性ホルモンと似たような作用を持った成分が含まれていることもあります。
女性ホルモンをサポートしてくれる可能性があるわけです。
デメリットについて
・効果が出るまでに時間がかかってしまう
・手に入る場所が限られてしまう
・値段が高いケースあり
効果はゆっくり
即効性があるわけではありません。
髪の毛が太くなったり抜け毛が減ったり、といった効果は育毛剤を利用してから1ヶ月から2ヶ月で出ることもあります。
しかし、目に見えた効果は3ヶ月から4ヶ月、さらに6ヶ月以上かかってしまうことも珍しくありません。
無添加育毛剤を辛は強く利用し続けなければならないのです。
通販専門のタイプも多い
無添加育毛剤はかなりこだわりを持って作られているものです。
ドラッグストアなどでは販売されていないケースも多く、インターネットなどを利用して取り寄せる他の方法がないものも少なくありません。気軽に手に入らない、といったデメリットも有るのです。
※定期購入ができるものもあり、1度購入すれば後は購入手続きをする必要がないものもあります。
高額になっている可能性も
添加物の中には、防腐剤などもあります。添加物を利用することで、育毛剤を製造しやすくなる、ということもあり得るわけです。
添加物が含まれている育毛剤は、製造コストが安くなるので安価に販売できます。
無添加育毛剤に関しては、製造にコストがかかってしまいます。
各成分の状況も考えて作らなければならないので、費用もどんどんかかってしまうのです。
製造コストが育毛剤の価格に跳ね返ってしまい、使い続けるのは経済的に難しい、というケースも考えられます。
※無添加タイプの育毛剤であっても、定期購入にすると大幅に価格がダウンするものもあります。
育毛剤に配合されているアルコールのデメリット・メリット
育毛剤のほとんどにアルコール(エタノール)が含まれています。
製造する段階で含まざるを得ないケースもあるのですが、こちらではアルコールが含まれていることのメリットとデメリットに迫ります。
【育毛剤に含まれているアルコールの種類例】
・エチルエーテル
・DPG(ジプロピレングリコール)
・イソステアリルアルコール
・エタノールなど
育毛剤に含まれるアルコールのメリット
血行を良くする機能あり
アルコールには血管を拡張する、といった作用があります。
お酒を飲むと体が温まるような感覚があると思います。
実はアルコールには、適量であれば血管を拡張し冷え性を解消する、といった嬉しい機能もあるのです。
ただし、育毛剤の場合は飲むわけではないので、それほど強い血行促進作用はありません。
育毛剤の品質を維持してくれる
アルコールが保存料となってくれるのです。
アルコールは育毛成分の劣化を防ぐ機能もあり、育毛剤の効果を維持してくれるような効果も期待できるわけです。
皮脂を取り除いてくれる
脂性肌の方には特に良い機能、と言っても良いかもしれません。
アルコールには皮脂を溶かすような機能があり、毛穴に詰まっている皮脂を除去してくれるのです。
ただし、皮脂を取り除きすぎると乾燥肌を招く可能性もあるので注意が必要です。
殺菌作用あり
アルコール消毒、という言葉を聞いたことがあると思います。
実際に、アルコールには殺菌作用があります。
頭皮に菌が大量繁殖してしまうと、肌荒れが起こってしまうこともあるのです。
その菌の大量繁殖を抑制させる効果がアルコールにはあるわけです。
さっぱりとした感覚あり
アルコールの中には清涼感が出るものもあります。
頭皮がべっとりした感覚のままでは気持ちが悪いでしょう。
育毛剤を使うと気持ちが良い感覚が得られる、ということで育毛剤を使う習慣がつけられることもあります。
育毛剤に含まれるアルコールのデメリット
乾燥肌を招いてしまうことも
皮脂が多すぎる人には良いのですが、乾燥肌気味の方には乾燥肌を促進させてしまう可能性もあります。
毛穴の奥にある必要不可欠な皮脂まで取り去ってしまうのです。
乾燥肌は薄毛を招く可能性もあり、十分に注意しなければなりません。
アルコールには揮発性もあります。頭皮にある水分などを一緒に蒸発させてしまうおそれがあるわけです。
アルコールの臭いがしてしまうことも
アルコールには独特の臭いがあるのです。お酒も臭いがしますよね。
ただし、つけた瞬間だけ強い臭いがして、しばらくすると落ち着く、ということがほとんどです。
揮発してしまうので、臭いも飛んでいってしまうわけです。
育毛剤に含まれるアルコールのメリット・デメリットまとめ
メリットのほうが多いように感じるかもしれませんが、それほど強い育毛効果自体をアルコールが持っているわけではありません。
なるべくアルコールを含んでいないタイプの利用を考えるべきです。
そもそもアルコールのメリットである血管拡張作用や殺菌作用などは、他の育毛成分にもあります。何も危険性のあるアルコールで得なければならないわけではありません。
まだアルコールを含んでいるタイプの育毛剤は多いですが、今後はアルコールフリーのものが増えてくはずです。
安全性が少しでも高い育毛剤で、薄毛の解消を狙いましょう。
液状タイプの育毛剤のメリット・デメリット
液状タイプの育毛剤ですが、「サラサラ」としているものと「とろみ」のあるものがあります。
こちらでは、
・サラサラしたタイプの育毛剤のメリットとデメリット
・粘度があるタイプの育毛剤のメリットとデメリット
について解説します。
サラサラの液状タイプのメリット・デメリット
【メリット】
サラサラとしているので、ベタつき、というものがありません。爽やかな感じを維持できます。
髪の毛に対するベタつきもないので髪の毛のセットがしやすい、といったメリットもあります。
【デメリット】
サラサラとしているので、塗布したとしてもその場にとどまってはくれません。液だれ、といった状態になってしまうかもしれないのです。
目に入ってしまうこともあるでしょう。側頭部や後頭部といった、あまり薄毛を意識していないところにも育毛剤が流れ出てしまうかもしれません。
液垂れしないようにタオルなどをまいて育毛剤を塗布している、という方もいます。
とろみがある(粘度がある)タイプの育毛剤のメリット・デメリット
【メリット】
ピンポイントで育毛剤を利用することが出来ます。前頭部が薄い場合には前頭部に育毛剤を塗布すると、その他の部位には流出しません。その場に留まって、育毛効果を与え続けてくれます。
【デメリット】
ベタつきがあるので、髪の毛のセットなどに影響を与えてしまいます。髪の毛についてしまうと、髪の毛がベタついてしまい固まってしまう、といったケースもあるのです。
頭皮のベタつきが気持ち悪い、ということで利用を断念した方も実際にいます。
育毛剤とAGA治療|おすすめはどっち?
得られる効果について
AGA治療のほうが効果は高いのでは、と思うかもしれません。
しかし、AGA治療のメインの効果はAGAのみです。そもそも薄毛の原因は一つではありません。
様々な要因が絡み合っているので、必ずしも男性型脱毛症だけが関わっているわけではありません。女性の薄毛にはAGAは全く関係ないですよね。
・AGAを原因とする薄毛・・・AGA治療が有利(プロペシア)
・血行不良を原因とする薄毛・・・AGA治療が有利(ミノキシジル)
・頭皮環境の悪化を原因とする薄毛・・・育毛剤が有利(各種頭皮に良い成分が含まれている)
費用について
・AGA治療の費用・・・月に30,000円が基準
・育毛剤の費用・・・月に5,000円から10,000円程度が基準
AGA治療に関しては、月に30,000円から、となっています。
実はその他にも検査費用や、メソセラピー、そしてHARG療法などの費用がかかってくることもあります。中には1年間で200万円ほどかかった、といった例もあるほど。
育毛剤の費用は、男性用は月に10,000円がベースです。女性用は月に5,000円がベースです。
定期購入をすれば20%引きから30%引きになるので、更に安くなります。
継続的な治療を行うとすれば、育毛剤利用のほうが経済的に有利、と判断できます。
副作用について
・AGA治療の副作用について・・・性的な問題あり、循環器に関わる問題あり
・育毛剤の副作用について・・・ほとんどなし
副作用に関しては圧倒的に育毛剤が有利です。
安全性が極めて高いので安心して利用できる、といったメリットが有るわけです。天然成分をメインとして利用しているので、身体に負担をかけません。
AGA治療に関しては、各種副作用が報告されています。
プロペシアに関しては、勃起不全や精子の減少などの性的機能を損なうようなものが報告されています。
ミノキシジルに関しては、血管を強引に拡張させてしまうので心臓に負担をかけることもあります。
血圧が下がりすぎてしまうこともあります。また、頭皮に対して強い刺激を与えるケースも報告されており、炎症の原因となることまであるのです。
まとめ
AGA治療を選択する場合には、費用と危険性を理解してください。
薄毛治療を行うということは、継続的に治療を実施することになるわけです。ずっと危険にさらされることになりますし、費用もかかってきます。
育毛剤に関しては、発毛系医薬品を使っていないので効果という面では劣ってしまうのも事実です。
効果を得るまでには時間がかかります。
効果を取るか、それとも安全性や費用を取るかでどちらを選択するかも変わってくるでしょう。
しっかりと考えた上で後悔のないように選んでください。
飲む育毛剤(AGA治療)のメリットとデメリットについて
飲む育毛剤には「プロペシア」と「ミノキシジルタブレット」の2つがあります。
最近では、「ザガーロ(デュタステリド)」も出てきました。
それらの飲む育毛剤のメリットとデメリットに迫ります。
メリット
【体内から対策ができる】
髪の毛は体内から生えるものであり、その体内の対策をする、ということは誤りではありません。
実際に高い効果が得られる可能性もあります。
プロペシアとデュタステリドに関しては、AGAの根本原因である体内の酵素の5αリダクターゼに作用してくれます。
ミノキシジルタブレットは全身の血行を高めるので、毛母細胞に栄養が送られやすくなる、といった特徴を持っているのです。
【外用薬よりも高い効果が得られる】
ミノキシジルに関しては、塗布タイプもあれば内服薬タイプもあります。
実は、内服薬のほうが効果は発揮される可能性が高い、ということも分かっているのです。
塗布タイプのミノキシジルを利用していても効果がなかった方がミノキシジルタブレットを利用したところ、髪の毛が勢い良く生えてきた、ということも報告されています。
体の内部に対して直接的に影響を与えられるので高い効果が得られる、と考えられるわけです。
デメリット
【強い副作用が出てしまう可能性がある】
特に注意してほしいのがミノキシジルタブレットです。
最強の発毛効果がある、とされていますが、副作用が出てくる可能性も極めて高いのです。
ミノキシジルタブレットを飲んだところ、急激に血圧が下がって倒れてしまった、といったケースもあります。
効果が発揮されすぎてしまい、全身の毛が濃くなる多毛症の症状が出てしまうこともあるのです。
血圧が下がれば心臓にも負担がかかります。不整脈に似た症状が現れることもあり、利用には十分に気をつけなければなりません。
【手に入る場所が限られている】
個人輸入を利用するか、病院で処方してもらうしか出来ません。
ドラッグストアで手に入れることもできません。国内の業者から通販で購入する、ということも出来ないのです。
ちなみに個人輸入で手に入る飲む育毛剤に関しては、偽薬も多く紛れ込んでいるので気をつけましょう。
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