発毛剤と育毛剤の併用は不可

育毛剤と言う名前が広く使われていますが、育毛剤とひとくくりにされる育毛商品には、「発毛剤」に分類されるものと、「育毛剤」に分類されるものがあります。

 

発毛剤と育毛剤は混同されることが多いのですが、明確な違いがあります。

 

それが発毛剤は髪の毛を生やす効果を持っているのに対して、育毛剤は髪の毛が抜けるのを防ぐ予防効果を持っているということです。

 

また、薬機法という法律上、発毛剤は医薬品に分類されるのに対して、育毛剤は医薬部外品になるという違いもあります。

 

ちなみに、発毛剤と育毛剤、それぞれ育毛効果が違うなら、組み合わせて発毛効果と予防効果の両方を得ようと考える人もいますが、原則的には発毛剤と育毛剤の2つの併用はできません。

 

また、発毛剤と育毛剤を併用したとしても薄毛改善効果が飛躍的に高まることもありません。

 

ここからは発毛剤と育毛剤を併用できない理由や、発毛剤と育毛剤の選び方についてみていきたいと思います。

 

 

発毛剤と育毛剤を併用できない理由

ここからは発毛剤と育毛剤を併用出来ない理由について見ていきます。

 

頭皮が発毛剤と育毛剤の成分を同時に吸収できない

そもそも発毛剤と育毛剤を併用したところで、頭皮は両方の育毛成分を同時に吸収することは出来ません。

 

したがって、どちらかの一方の育毛成分だけが吸収されてしまい、併用した発毛剤と育毛剤の他の成分は全く頭皮の毛穴から浸透していかないケースも多々あります。

 

こうなると、発毛剤と育毛剤を併用しているのに結局どちらかの育毛効果しか現れないことになり、片方が完全に無駄になります。

 

これが育毛剤と発毛剤を併用できない大きな理由です。

 

併用する場合、同じ部分に塗るため、成分同士が混ざり予期せぬ副作用を生むことがある

発毛剤と育毛剤を同時に頭皮に塗布した場合、頭皮で発毛剤の成分と育毛剤の成分が混ざりあう事になります。
発毛剤と育毛剤の2つの成分が混ざりあうことにより、それぞれの配合成分の働きが変質する恐れがあります。

 

そもそも、発毛剤は強力に発毛を促進する力を持つ代わりに、育毛剤とは比べ物にならない程強い副作用があるものがほとんどです。
頭皮が赤くなる・かゆくなるといった頭皮トラブルをはじめとして、精力減退や心臓の疾患などの深刻な副作用も報告されています。

 

育毛剤の中で、発毛剤と併用した場合の安全性をチェックしているものはほぼ皆無です。
安全性が確認されていないのに、強力な副作用を持つ発毛剤と育毛剤を併せて使うことの危険性は明らかです。

 

最悪の場合、取返しのつかないほど重い副作用に見舞われる可能性もあります。

 

くれぐれも発毛剤と育毛剤の併用は控えるようにしましょう。

 

併用したからといって効果が高くなるわけではない点に注意

ただ、発毛剤と育毛剤の併用のリスクを伝えても、髪を生やしたいという気持ちが強すぎて発毛剤と育毛剤を併用してしまう人がやはり存在します。

 

ただ、そのような人に伝えておきたいのは発毛剤と育毛剤を併用したからといって、育毛効果が高くなるわけではないと言うことです。

 

発毛剤と育毛剤はそれぞれの製造元が、さまざまな育毛成分を最も育毛効果が発揮されるようなバランスで配合しています。

 

したがって、発毛剤と育毛剤を併用してこのバランスを崩すことは、育毛において決してプラスにはなりません。

 

 

飲む発毛剤プロペシアとミノキシジルタブレットを飲んでいる場合、育毛剤の併用は可能

さて、上記では発毛剤と育毛剤の併用は推奨できないと述べてきました。
しかし、発毛剤と育毛剤の併用が不可能というのは発毛剤が外用薬だったケースを想定しています。

 

外用薬というのは頭皮に塗るタイプの薬になります。
実は発毛剤にはリアップx5のように外用薬タイプのものだけではなく、口から内服するタブレットタイプの内用薬もあります。
内用薬タイプの発毛剤の代表例としてはプロペシアとミノキシジルタブレットを挙げることが出来ます。
プロペシアとミノキシジルタブレットはAGAという薄毛症状を治療するためのAGA治療薬です。

 

プロペシアやミノキシジルタブレットのような内用薬タイプの発毛剤であれば、頭皮で発毛剤と育毛剤の成分が混ざり合うデメリットはありません。
そのため、内用薬タイプの発毛剤を使っている場合は例外的に育毛剤との併用が可能になります。

 

ちなみに、プロペシアやミノキシジルタブレットにはAGAの原因となるDHTの抑制や毛母細胞の働きを促進する効果が期待できます。

 

ただ、頭皮が乾燥している・皮脂分泌が過剰といった頭皮環境の問題には効果を発揮することが出来ません。

 

ただ、育毛剤を併用した場合、育毛剤の働きで頭皮環境の改善効果が期待できます。

 

したがって、プロペシアやミノキシジルタブレットのように内用薬タイプの発毛剤と育毛剤の組み合わせは、例外的に相乗効果が期待できるものになります。

 

 

ミノキシジル含有の発毛剤リアップと育毛剤の併用は不可

ちなみに、発毛剤は薬機法で医薬品に指定されており、副作用があるものも多いので、医師の診察のもと処方されるケースがほとんどです。

 

そんな中、普通に薬局やドラッグストアでも購入できる有名な発毛剤があります。
それがリアップ。

 

リアップは上記で紹介したミノキシジルのリキッドタイプを配合した発毛剤です。
AGA治療薬として用いられるミノキシジルを配合しているだけあって、その発毛効果には定評があります。

 

特にミノキシジルを5%濃度で配合している「リアップx5」は市販の発毛剤では最強の発毛効果を持つと噂されることもあります。

 

ただ、リアップx5には頭皮に塗布することにより、しばしば頭皮に赤み・痛み・かゆみを生じさせる副作用が報告されています。

 

また、リキッドタイプで頭皮に塗布するものであるため、当然医薬部外品の育毛剤との併用はできません。

 

 

育毛剤や発毛剤は効果が出るまでに時間がかかるため同じものを最低半年は使い続けるべき

育毛剤や発毛剤はどんなに実績のある商品を使ったとしても、薄毛改善効果を実感するまでには、半年程度の時間がかかるのは覚悟しておきましょう。
したがって、1ヶ月、2か月育毛剤を使って育毛効果が出ないからといって違う商品に変えるというのは論外です。
そのような行動を繰り返すと、いつまでたっても髪の毛が生えてきた実感を感じることが出来無くなります。

 

ちなみに、育毛剤や発毛剤を半年間使い続けなければいけない理由には髪の毛のヘアサイクルが関わっています。

 

育毛剤を使っても変化なし その場合どうすればよいのか?

 

上記の参考ページで述べているように、休止期の3ヶ月と髪の毛が生えてくるまでの3ヶ月を合わせて、髪の毛が生えるまでには6か月の期間を見ておく必要があります。

 

 

育毛剤と発毛剤、どっちを利用するべきか

育毛剤と発毛剤の併用は原則的には不可能であるため、どちらかを単体で用いる必要があります。

 

もし薄毛の進行具合が軽度であれば、育毛剤を使うのが良いでしょう。
軽度の薄毛であれば、育毛剤で抜け毛を予防してやるだけでも十分元通りの状態に戻る可能性があります。

 

ただ、かなり薄毛が進行しているようなら、抜け毛を予防するより、積極的に発毛を促してやる必要があります。
その場合には、発毛剤を使ってやるのが良いでしょう。

 

発毛剤であれば、かなり進行した薄毛でも毛母細胞が髪の毛を作る活動を停止していなければ、十分に改善する可能性があります。

 

ただ、上記でも述べましたが、発毛剤には副作用がつきものです。

 

どうしても副作用のリスクが怖いなら、育毛剤を使って薄毛の改善を目指すのが良いでしょう。
育毛剤での薄毛対策は時間がかかるかもしれませんが、巷で評価の高いものを使えば十分薄毛の改善を期待することが出来ます。

 

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