育毛剤でも変化なし そんなときは?
せっかく育毛効果を期待して購入した育毛剤であっても、なかなか薄毛対策に育毛効果が現れない、頭髪に変化が現れない、というケースはかなり多いと思います。
・育毛剤の使い方が悪いんじゃないか
・育毛効果が出るまでにはどのくらい時間がかかるのだろうか
・育毛剤を使い続けた影響で耐性が出てきたんじゃないのか
上記のようなことを考えている方もいるでしょう。
このまま同じ育毛剤を使い続けるべきなのか、そろそろ商品を変えようか悩んでいるのではないでしょうか?
この記事では、市販や通販で購入できる医薬部外品の育毛剤の正しい使い方から、育毛剤をどのくらい利用すれば薄毛への効果が出始めるのか、ということを明らかにします。
目次
育毛剤を使っているが変化がない場合に考えられる3つの原因
育毛剤を使ったのに変化がない場合には以下の3つの原因が考えられます。
・育毛剤を正しく使えてない
・育毛剤の効果が表れるまで使用を続けていない
・育毛効果が出る育毛剤を使っていない
育毛剤を正しく使えてない
育毛剤を使っているのに抜け毛などに効果が少しも表れない場合は、正しく使えてない可能性があります。
育毛剤の正しい使い方は以下のページで詳しく解説しているので、自分の育毛剤の使用方法に不安がある人はご覧ください。
育毛剤の効果が表れるまで使用を続けていない
育毛剤の効果が表れるまでは、最低でも6ヶ月間はかかります。
6ヶ月という期間は単なるイメージで語っているのではありません。
ある程度の論拠があるのです。
髪の毛には「ヘアサイクル(毛周期)」というものがあります。
髪の毛がふさふさの人だって、1日あたり50本から100本程度は脱毛しているのです。いつも髪の毛が生え続けているわけではありません。
ヘアサイクルには、「成長期」「退行期」「休止期」があります。そのサイクルがずっと継続していくことになります。
髪の毛が伸びている期間は成長期ですが、退行期は髪の毛の成長が徐々にストップします。そして休止期は完全に髪の毛の成長がストップし抜けるのを待っているだけ、となります。
問題はそれぞれのヘアサイクルの期間です。
・成長期・・・4年から6年程度
・退行期・・・2週間から3週間程度
・休止期・・・数ヶ月程度(3ヶ月から4ヶ月程度)
注目してほしいのが、「育毛剤の効果が出るのは成長期に入っている髪の毛のみ」という部分です。
退行期や休止期に入っている髪の毛には、成長を終え抜けるのを待っているだけなので育毛剤が影響を与えることは出来ません。
要は全てのサイクルに入っている髪の毛に育毛剤の一定の影響与えるためには少なくても数カ月はかかる、ということなのです。
だからこそ、6ヶ月間は育毛剤を利用して変化が現れるかを確かめなければなりません。
育毛剤は育毛効果が弱いから6ヶ月もかかるのではないか、と思っている方もいるかもしれませんね。
ですが、決してそのようなことはありません。
AGA治療薬(フィナステリドやミノキシジル含有のリアップX5(発毛剤))を利用したとしても、育毛剤と同様に6ヶ月程度は利用し続けなければ育毛効果が確認できないのです。
であれば、育毛剤の使用で、たったの1週間から2週間で髪の毛がフサフサになるわけがありませんよね。
育毛剤を使用して6か月が経っていない状態であれば、まだ育毛効果が表れていないだけの可能性があるということです。
髪の毛が伸びるスピードも考慮しよう
育毛剤を半年使わなければ育毛効果がわからないという理由には、髪の毛の成長スピードが関わっています。
1日で1センチも成長すれば、育毛剤の育毛効果もすぐに確かめられるでしょう。
しかし、髪の毛は1ヶ月でやっと1センチ伸びるか伸びないかなのです。
仮に生えなくなった部位から髪の毛が1センチ伸びたとしても髪の毛がボリュームアップしたようには見えませんよね。
もともとの髪の毛の長さによっても印象が変わってきますが、少なくても3センチから4センチ伸びてやっと目に見える結果になってくるわけです。
地肌も隠れ始めます。
1ヶ月1センチで3センチから4センチとなると、少なくても3ヶ月から4ヶ月は髪の毛が成長するだけでもかかる、ということになります。
育毛剤の育毛効果が現れる期間については、髪の毛の伸びるスピードやヘアサイクルも考えやはり最低6か月間は考慮すべきです。
育毛効果が出る育毛剤を使っていない
薄毛になる要因はいくつかあります。
・男性ホルモンによる薄毛(男性型脱毛症)
・頭皮環境の悪化による薄毛
・血行不良による薄毛
上記の3つが薄毛になる原因のメインと言っても良いでしょう。
育毛効果が出ない場合、それらへの効果が高い配合成分となっている育毛剤を使っていないケースが極めて多いです。
仮に男性型脱毛症が原因なのに、男性ホルモン対策(5αリダクターゼ対策)が出来ない育毛剤を使っても意味がありませんよね。
血行不良で薄毛になっているのに、血行改善作用のある成分が含まれていない育毛剤を使っても意味が無いのです。
自分の薄毛にマッチングした有効成分を含んだ育毛剤を利用する、ということが重要なポイントです。
育毛剤には確かに発毛効果はありません。
しかし髪の毛を太くしたり、頭皮環境を改善したりして髪の毛の生えやすい環境を整えてくれるような発毛促進効果は期待できるわけです。
さらに、複数の育毛効果を同時に得られるようなタイプの育毛剤も存在しています。
男性ホルモン対策作用・頭皮環境改善作用・血行不良対策作用の3つの機能がある育毛剤もあるのです。
そういった高機能の育毛剤のみが、頭髪に変化をもたらします。
逆に言えば頭皮環境を整えてくれない、男性ホルモンを抑えてくれない、血行をよくしてくれない育毛剤を使っても結果は出ません。
欲を言えば3つの育毛効果は一つも欠いてはいけないのです。
口コミなどを参考にするのではなく自分が使っている育毛剤が、頭皮環境、男性ホルモン抑制、血行促進作用に効果がある育毛成分が入っているのか?確認してみましょう。
育毛剤を使って変化がない場合、同じ育毛剤を使い続けるべきか?育毛剤の使用をやめるべきか?
育毛剤を使ってはみたものの、変化がない場合の継続するかどうかの目安となる症状について以下の4つがあります。
・頭皮のフケやかゆみが軽減
・頭皮の赤みがなくなって通常の青白い色の頭皮になった
・頭皮の皮脂分泌量が落ち着いてきた
・髪にハリやコシが出て太くなる
頭皮のフケやかゆみが軽減されたら継続すべき
「頭皮のフケが多かったのに育毛剤を使ってからフケが出にくくなった、出なくなった」
「頭皮のかゆみがひどかったのに育毛剤を使ってから頭皮の痒みが軽減した、かゆみがなくなった」
上記に該当する場合には育毛剤を継続的に利用していくべきです。
頭皮環境に対する何かしらの効果がすでに出ている、と考えられるからです。
そもそも育毛剤には、
・保湿成分
・抗炎症成分
・抗菌・殺菌成分
・収れん成分
※収れんとは・・・タンパク質を変性させることにより組織や血管を縮める作用のこと、抗炎症作用なども含まれている、肌の引き締め効果もあるとされる
などの多くの頭皮環境改善成分が配合されています。
しかも1種類だけではありません10種類や20種類と大量に含まれているんです。
育毛剤の育毛効果の中では特に出やすくわかりやすい部類の作用となっているので、育毛剤の育毛効果があって使い続けるか?の判断がしやすくなるので、頭皮環境の状態は定期的に確認してください。
もし、育毛剤を使い始めてすぐに頭皮の炎症が悪化するようであれば、シャンプーなどの別の原因も考えられますが、そもそも自分の頭皮に育毛剤が合っていない可能性が高いです。
そういった場合は、使用をすぐにやめ、購入した育毛剤メーカーによっては全額返金保証制度を利用し購入金額を返金してもらえることもあるので、利用するのもいいでしょう。
頭皮の赤みがなくなって通常の青白い色の頭皮になったら継続すべき
頭皮に炎症が起きてしまうと、髪の毛の成長が阻害されてしまいます。
毛母細胞に送られるべき栄養が頭皮の炎症のおかげで妨げられてしまい、髪の毛が細くなってしまったり成長が鈍化してしまったりすることもあるのです。
頭皮の赤みがなくなって通常の青白い頭皮の色になったということは、育毛剤の頭皮環境改善の効果が発揮されたと考えて間違いありません。
育毛剤には頭皮の炎症に対応した抗炎症成分や抗菌・殺菌効果のある成分が配合されているのです。
頭皮の炎症はニキビと同じように基本的には菌によってもたらされます。
菌の影響を弱める抗菌・殺菌作用のある成分が、頭皮に特に良い効果を発揮してくれていると考えられるので、継続的に育毛剤を利用していくべきです。
逆に、頭皮の炎症が予防できない場合、育毛剤の頭皮環境改善効果が得られていないと考えるべきです。
育毛剤に香料などの頭皮への刺激となる成分が配合されている場合は育毛剤を変えると言う選択肢も必要です。
頭皮の皮脂分泌量が落ち着いてきたら育毛剤は継続すべき
男性に特にありがちなのが、頭皮がオイリー肌になっている、というものです。
男性という性質上しかたのないことでもありますが(男性ホルモンには皮脂の分泌量を増やす作用があります。男性は女性に比べて3倍もの皮脂が分泌されています)、頭皮の皮脂は頭皮環境を悪化させる恐れがあるので対処しなければなりません。
頭皮の皮脂は頭皮に住み着く菌の餌となってしまうので、オイリー肌の状況が続いてしまうと頭皮の炎症の原因となってしまうのです。
頭皮ニキビが起きやすい方は、皮脂が多く出ているのが原因でアクネ菌が頭皮に大量繁殖していると考えられます。
育毛剤には頭皮の皮脂の分泌を抑制する成分も配合されています。
大豆エキス由来のイソフラボンやビタミンC誘導体というものが、頭皮の皮脂の分泌を抑える成分に該当します。
頭皮の皮脂の量が落ち着いてきたということは育毛剤に含まれる皮脂分泌抑制成分の効果が発揮されていると考えられるのです。
ですから継続した利用がおすすめです。
髪にハリやコシが出て太くなる
様々な脱毛症がありますが、その多くは髪の毛のハリやコシがなくなる、といった症状をもたらしてきます。
髪にハリやコシがなくなる原因は様々考えられますが、そのメインとして考えられるのが血行不良です。
育毛剤には血行促進成分が多く配合されています。
例えばセンブリエキスや唐辛子チンキ、そしてニンジンエキスなどです。
育毛剤を使用して髪の毛にハリやコシが出てきたということは血行促進作用の効果が現れ始めている、ということになるわけです。
せっかく育毛効果が出てるのに、育毛剤の使用をストップしてしまってはもったいないです。
育毛剤を半年利用して育毛効果が現れなかった場合は考え方を変える必要あり
育毛剤の育毛効果は半年程度経つとある程度見えてくるものです。
育毛剤を半年使ってみて、全く育毛効果がなかった場合には、その時に切り替えを検討してみましょう。
ちなみに育毛剤を切り替えてしまう前に、育毛剤を正しく利用しているかを確認してください。
誤った利用方法をしていると、育毛効果が半減してしまうこともあるのです。
育毛剤を変える、ということですが、まずは自分の薄毛の原因を把握することです。
男性型脱毛症なのでしょうか。
女性特有の血行不良が原因の薄毛であるびまん性脱毛症なのでしょうか。
それとも頭皮環境が悪化したことによって薄毛になってしまっているのでしょうか。
もしかしたら髪の毛の栄養不足で薄毛になっているかもしれませんよね。
正しい薄毛の原因を知らなければ、正しい育毛剤選びもできないわけです。
・男性型脱毛症の方におすすめの育毛剤・・・オウゴンエキスなどの5αリダクターゼ対策ができる成分が含まれている育毛剤
・びまん性脱毛症の方におすすめの育毛剤・・・センブリエキスなどの血行促進成分が含まれている育毛剤
・頭皮環境悪化が原因の方におすすめの育毛剤・・・保湿成分・抗菌・殺菌成分などが含まれている育毛剤
・髪の毛の栄養不足が原因の方におすすめの育毛剤・・・育毛サプリメントがおすすめ
仮に育毛剤を変えても育毛効果が出なかった場合には、育毛方法を変えることも考えるべきです。
思い切って医薬品の発毛剤を利用してみる方法もあります。
医薬品の発毛剤はミノキシジルやフィナステリドが含まれているもので、臨床試験を経て発毛効果が認められています。
ただし医薬品の発毛剤は、発毛効果が高い分、医薬部外品の育毛剤と比較して価格も副作用が高いので注意して利用しなければなりません。
※発毛効果とは・・・毛が生えにくくなった部位から新たに発毛する効果のこと、育毛効果は今ある髪の毛が太くなったり長くなったりすることを指しているので効果の強さが異なっている(発毛効果のほうがより強い)
同時に育毛剤を半年使っても育毛効果が得られない場合は、生活習慣対策も考えてみるべきです。
睡眠時間を確保したり、食事内容を切り替えたりしてみましょう。
また帽子を長時間かぶっている方は頭皮が蒸れている可能性もあります。
蒸れると菌が大量に繁殖して頭皮環境を悪化させるおそれがあるので、帽子を時々は脱いで群れを解消させる、といった対策方法もおすすめですよ。
チャップアップやイクオスのように市販されている育毛剤は多いですが、このサイト内で一番おすすめで人気の商品が知りたい人は以下の育毛剤ランキングを参考にしてみてください。
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