育毛剤のスプレータイプを詳しく調べてみました
育毛剤は基本的に、「スプレータイプ」と「ノズルタイプ」の2つに分かれています。
どちらのタイプの育毛剤を利用するかで、効果が大きく変化するということも十分に考えられるのです。
どちらだとダメ、どちらだと良い、というわけではありません。
それぞれに良さもあればマイナス面もあります。
そちらを理解して利用することが極めて重要になってくるわけです。
この記事では、スプレータイプの育毛剤についての以下の情報がわかります。
・スプレータイプの正しい利用方法
・スプレータイプの使用に関する注意点
・スプレータイプの育毛剤のオススメ商品
スプレータイプの育毛剤の使用方法
スプレータイプの育毛剤の特徴
育毛剤が霧状になって噴霧される、といった特徴があります。一箇所に大量に育毛剤が塗布されるのではなく、頭皮にまんべんなく塗布される、といった状態になる訳です。
どちらかと言うと、比較的広範囲の薄毛に悩んでいる、という方に向いています。広い範囲に育毛剤を塗布できるような状況になるので、例えば前頭部が広範囲に禿げ上がっている方、頭頂部が広範囲に禿げ上がっている方、という方の利用に適しているのです。
育毛剤の粘度、というものにも特徴があります。スプレーで塗布することになるので、基本的にサラサラの液体であるケースが多いのです。粘土の高い育毛剤を利用すると、頭皮にベタつきを感じてしまうことも少なくありません。そういった状態が嫌だ、という方に関しては、スプレータイプの育毛剤が適している、といえるのです。
スプレータイプの育毛剤の特徴
・広範囲に対して育毛剤を塗布できる
・育毛剤の液体の粘度が低く、サラサラしているものが多い
スプレータイプの育毛剤を利用する上で気をつけるべきこと
特徴でお話したように、粘度が低い、といった特徴があります。
ですから、スプレータイプの育毛剤を塗布すると、流れ出てしまうことがあるのです。要は、「液ダレ」といった状態になってしまいます。
液ダレが起こってしまうと、効果が得たい場所にしっかりとした効果が得られない、といったことになりかねません。
目などに入ってしまうことも十分に考えられるので、スプレータイプの育毛剤を利用するときには、十分に気をつける必要があります。
また、M字部分だけとかつむじ部分だけ、といったようにピンポイントで育毛剤を利用したい、というケースには適していない、といったマイナス面も見逃せません。
どうしても広範囲にスプレーしてしまうことになるので、髪の毛がふさふさと生えている部分に対してまで、育毛剤を塗布してしまうことになるんです。
例えば、M字部分に塗布しているつもりが、薄くなっていない側頭部にまで噴射されてしまう、といった状況になりかねません。
スプレータイプの育毛剤の注意点として最後にお話させてもらうのが、髪の毛についてしまう、ということです。育毛剤は頭皮に塗布することで効果が得られるわけですが、スプレータイプはどうしても髪の毛にも育毛剤がかかってしまいます。
髪の毛の分け目に塗布する場合には、せっかく育毛剤を利用したのに、髪の毛ばかりについてしまい、ほとんど頭皮には届かなかった、といったケースまであるのです。
育毛剤は頭皮に塗布してなんぼです。髪の毛についたとしても良い結果をもたらしてくれるものではありません。
スプレータイプの育毛剤の注意点まとめ
・液ダレが起こりやすい
・薄くない部位にまで育毛剤がかかってしまう
・髪の毛に育毛剤がかかってしまい、頭皮に育毛剤が届きにくい
スプレータイプの育毛剤で期待できる効果
全体的な育毛効果が得られやすいです。スプレータイプは育毛効果のある成分が含まれた液体が広範囲に噴射されることになるので、広い範囲に渡って育毛効果をもたらしてくれやすいのです。
血行促進成分が含まれている育毛剤であれば、頭皮全体の血行が高まる、といったことも考えられます。
保湿機能のある成分が含まれている育毛剤であれば、頭皮全体の乾燥が抑えられる、といった効果まで期待できるわけです。
全体的に少しずつ薄くなる症状が出てしまう、血行不良が原因とされる「びまん性脱毛症」になっている方にとっては、スプレータイプの育毛剤の利用が適している、ということになります。
一方で、初期の男性型脱毛症(AGA)に関しては、M字部分だけ、頭頂部だけ、といった薄毛になっているケースが多いです。ピンポイントの育毛対策が必要なってくるので、スプレータイプに関しては高い効果が得られなくなる可能性もあります。
もちろん、男性型脱毛症に関しても、進行が進んでいくと前頭部や頭頂部だけではなく、前頭部から頭頂部にかけて全体的に薄くなっていくものなので、最終的にはスプレータイプの育毛剤の利用もおすすめ、となります。
育毛剤のスプレーを詳しく調べてみました
スプレータイプの育毛剤を使うタイミング
基本的に育毛剤は1日あたり2回の利用をすることになります。
育毛剤の効果をもたらしてくれる時間は限定的です。1回塗布したからと行って24時間効果を発揮し続けてくれるわけではありません。
1回の塗布で数時間、とされているのです。
塗布の間隔をほとんど入れないで利用しても仕方ありません。間隔をある程度開けて利用することで、長時間に渡り頭皮に対して育毛効果を与えられ続けることになります。
おすすめなのが、
・朝起きた時に1回
・夜お風呂から出た後に1回
というものです。
スプレータイプの育毛剤を塗布するときですが、毛穴が綺麗である、ということも非常に重要になってきます。
仮に、毛穴が皮脂で詰まっている時に育毛剤を利用したとしましょう。毛穴に詰まった皮脂が邪魔をして、育毛剤の有効成分が毛穴の奥まで浸透できない、といった状態になってしまうわけです。
育毛剤は毛穴の奥に浸透できれば、より毛母細胞の近くで効果を発揮できます。毛穴に入り込めなかった育毛剤は皮膚の表面から毛母細胞に作用するしかありません。効果はどうしても限定的となってしまうのです。
前述した、「夜にお風呂から出た後に1回」育毛剤を利用する、というのは、実は頭皮が清潔な状態の時に利用すべき、というところにもつながってきます。
お風呂に入ったら、身体も温かくなるので毛穴も開きます。その上シャンプーをするわけですよね。
風呂上がりには、毛穴に皮脂がない、といった状態になっているわけです。そこで育毛剤を利用するのがベストタイミング、といえます。
なるべく汗をかいた直後の利用はやめよう
要否に汗が大量にあるときに育毛剤を利用しても意味がありません。
汗によって育毛剤が顔などに流れ出てしまうかも知れません。さらに、育毛成分の濃度が汗によって薄まってしまうのです。効果も得られにくくなってしまいます。
運動などをして汗をかいてしまったら、その後は必ず頭皮をタオルなどで拭いてください。汗がなくなったと確認した上で、スプレータイプの育毛剤を塗布するのです。
特にスプレータイプの育毛剤はサラサラとして汗によって頭皮から流されてしまいやすいです。液ダレを促進してしまうのが汗なので十分に気をつけてくださいね。
より効果が期待できるスプレータイプの育毛剤の利用時間帯とは
色々な考え方がありますが、「夜の風呂あがり後」、というのは一つの定説です。
一つ目の理由としては、前述したように毛穴が綺麗であるからです。
スプレータイプの育毛剤と頭皮に塗布すると、毛穴の中にスムーズに入っていきます。
そして毛穴の奥にある毛母細胞に対して良い働きをより近くで行ってくれます。同じ育毛効果でも、近くで効果を発揮するのと、遠くで効果を発揮するのでは大きく異なるものなんですよ。
二つ目の理由として、成長ホルモンがあります。我々の身体を成長させるために分泌されている成長ホルモンですが、実は夜の時間帯に活発に出ていることがわかっているのです。
成長ホルモンが特に分泌されやすい時間帯・・・午後10時から午前2時まで
4時間の間にたっぷりと成長ホルモンが分泌され、細胞が活性化している状態になります。
その時に育毛剤が塗布されて効果を発揮できれば、育毛効果が2倍や3倍になることも十分に考えられるわけです。
たとえば夜の9時台にお風呂に入り、午後10時前にスプレータイプの育毛剤を塗布する、といったことができればベストです。
ちなみに、欲を言えばその午後10時から午前2時までの時間帯に寝ている、ということも非常に大切です。
実は成長ホルモンは寝ている時に活発に分泌される、といった特徴があるからです。10時前に育毛剤をつけたらすぐに就寝、といった生活ができれば、育毛達成までかなり近づけるはず。
朝起きた時にも育毛剤をつけるのを忘れないでください。朝起きた時に利用するのは、頭皮がまだきれいな状態だからです。
寝ているときは汗をかいていることもありますが、行動しているわけではありません。
ですからそれほど頭皮の汚れがないのです。まだ浸透力が高い状態なのでおすすめ、ということになります。
スプレータイプの育毛剤の使用方法
スプレータイプの育毛剤を使う前の準備段階から詳しく解説します。
準備について
頭皮に水分がない状態にします。乾燥させる、というわけではなく、水滴のようなものがついていない状態にする必要があるのです。
育毛剤の有効成分の濃度を下げさせないために必要です。
汗をかいた後に頭皮の汗を拭う、ということについてはすでにお話させてもらいました。今回はお風呂から出た後の準備についてお話します。
育毛剤はドライヤーの前に利用すべきか、それともドライヤーの後に利用すべきか、という問題があるわけです。
スプレータイプの育毛剤に関しては、ドライヤーをしてから、利用するようにしてください。
髪の毛を乾かす前に利用してしまうと、やはり頭皮にも水滴がついたままになってしまうのです。
あまり良い状態とはいえないので、まずはしっかりと髪の毛を乾かし、乾いたら塗布する、といった順番を守ってください。
ただし、ドライヤー方法にも注意が必要です。
まずは、タオルドライをしっかりと行いましょう。タオルドライをすることで、ドライヤーを利用している時間を減らせます。
ドライヤーからは高温の風が出てくるので、長時間利用すると、髪の毛および頭皮を痛めてしまいます。
少しでも短時間のドライヤーに収めるためにもタオルドライはしっかりと実施すべきです。
タオルドライが終わったらいよいよドライヤーを利用しますが、少なくても30センチは離して利用してください。
あまりに近づけすぎると頭皮に温風があたり、軽いやけど状態になってしまうこともあるのです。
ドライヤーの利用時間は、30秒程度にしてください。完全に乾かないでも構いません。とりあえず水分が飛んでいればよいのです。
塗布方法について
髪の毛の上からスプレーを利用しても意味が無いので、髪の毛がある部位であれば、かき分けて頭皮に直接スプレーする状態にして利用してください。
育毛剤にもよりますがスプレーのプッシュ回数は5回から10回程度が目安です。
1回あたりの塗布量は1ミリリットルから2ミリリットルなので、その量を守るようにしてください。
プッシュするときですが、力の入れ具合によっては出る量が異なります。
弱く押しすぎると、あまり塗布できなくなってしまい、育毛剤の効力が低くなってしまう恐れもあります。強く押す必要はありませんが、普通の力の入れ具合で押しましょう。
前頭部など顔に垂れてきたり目に育毛剤が垂れてきて入ったりするような恐れがある場合には、タオルやティッシュなどで液ダレしないように抑えつつ育毛剤を利用することもおすすめです。
スプレータイプの育毛剤は特に液ダレしやすい性質があるので注意してください。
塗布後はどうするのか
特に何もすることはありません。育毛剤は自然乾燥させることになります。
菌が繁殖するのではないか、と思うかもしれませんが育毛剤の多くにはアルコール(エタノール)が含まれています。
さらに、殺菌作用のある成分や抗菌作用のある成分も含まれているので、育毛剤を塗布したまま放置したからといって菌が繁殖するわけではありません。
育毛剤に関しては、数分から数十分で蒸発します。
一緒に取り入れたい頭皮マッサージの方法
スプレータイプの育毛剤を塗布しただけでも、もちろん効果は期待できます。しかし、せっかくの育毛剤でもあるので、さらに効果を高めたい、と思いますよね。そういったときには、育毛剤を塗布した時に、同時に育毛マッサージを行う、といったこともおすすめです。
そもそもマッサージをすると血行が高まります。髪の毛は、血液から栄養を終えて作られています。栄養が毛母細胞にしっかりと送られるようになれば、太くてたくましい毛が生えてくる、といった確率が高まるわけです。
では、どのような頭皮マッサージ方法が良いのでしょうか。
おすすめのマッサージ方法とは
・押す
・叩く
・擦る
・つねる
マッサージ方法には上記のような方法があります。頭皮マッサージに関しては、血行を高めることができれば良いので、上記の中でどの方法が最も血行が高まるのか、といったことを知っておくべきです。
最も血行が高まるマッサージ方法ですが、「押す」というものです。頭皮を押すと、しばらくして最も血流が高まる、ということが実験でも証明されており、頭皮マッサージでも一番おすすめできる方法とされています。
押す時に注意してほしいのが爪を立ててしまわないようにする、ということです。爪を立ててしまうと、頭皮を痛めることにもつながってしまいます。さらに髪の毛を根本から切ってしまうことにもなりかねません。
育毛のためのマッサージが、かえって薄毛を招くかもしれないのです。
育毛マッサージをするときは、必ず指の腹を利用してください。指の腹であれば、頭皮を痛めることもありません。また、ちょっとしたことでついつい爪を立ててしまいがちなので、爪は短く切っておく、といった事もおすすめです。
どこをマッサージすると効果的なのか?
基本的には頭皮をマッサージするわけですが、やはり薄い部位を中心にマッサージする、ということがおすすめです。薄い部位は血流が悪くなっている可能性もあるので、重点的にマッサージすることで、育毛が促進する、といった確率が高まるわけです。
ただ、薄くなった部位だけマッサージしても効果は限定的です。できれば、薄くなった部位の周辺もあわせてマッサージしましょう。
例えば、M字部分が薄いのであれば、側頭部からおでこ、そして前頭部の中央部分もあわせてマッサージするのです。周辺部位の血行も良くなれば、M字部分もついでに血行が良くなっていきます。
耳の横のマッサージも効果的です。頭皮へ流れる血液ですが、実は耳の横の血管を通っているのです。ですから、耳の横の血管の血流を良くすれば、頭皮の血行が高まる可能性が出てくるわけです。
また、首や肩なども凝っていると血流を阻害してしまいがちです。それらの部位も定期的にマッサージしてコリをほぐしておきましょう。
マッサージ前の準備について
手を清潔な状態にしてください。育毛剤には抗菌成分や殺菌成分も入っていますが、手には様々な菌がいます。汚いままで頭皮に触れてしまうと、その菌が頭皮に乗り移って悪さをしてしまうかもしれないのです。
マッサージをする前には、手を洗う癖を必ずつけてください。
スプレータイプの育毛剤の種類
こちらでは有名どころのスプレータイプの育毛剤を幾つか簡単に紹介していきます。
チャップアップ
いま最も人気のある育毛剤、と言っても良いかもしれません。頭髪の専門家である、日本離床医学発毛協会会長の松山潤先生からもお墨付きをもらっているのです。
特にチャップアップに関しては、毛包の周辺閑居を改善させる効果、といった物が期待できる新しいタイプの育毛剤です。過去に利用していた育毛剤で良い結果が出てこなかった、という方にも十分期待できます。
<チャップアップに含まれている注目成分>
・センブリエキス
・グリチルリチン酸
・ジフェンヒドラミンHC
M-1育毛ミスト
利用者の98%が知人に勧めたい(2015年10月2日のサラヴィオ化粧品のアンケート結果より)、といったことを述べている育毛剤としても知られています。
男性だけではなく、女性が利用して効果が得られた、ということでも注目されているのです。基本的に育毛剤は男女兼用タイプが多いわけですが、実際に女性にも効果があった、と言うものは比較的少ないです。M-1育毛ミストは性別に関係なく効果が期待できる貴重な育毛剤、といえます。
また、M-1育毛ミストは頭皮に優しいタイプの育毛剤であることも知られています。業界で初めてのノンアルコール育毛剤なのです。アルコールは頭皮の乾燥を招くなどの悪い面もあったのですが、M-1育毛ミストは頭皮に対して悪い影響が全くないタイプです。
・加水分解酵母
・トウガラシエキス
・センブリエキス
・グリチルリチン酸k2
フィンジア(FINJIA)
キャピキシルとピディオキシジルという最新の育毛成分が含まれている育毛剤としても知られています。
しかも、
・キャピキシル・・・5.0%配合
・ピディオキシジル・・・2.0%配合
といったように高濃度で配合されているのです。効果の高い育毛成分は濃度が高ければ高いほどよい効果をもたらしてくれる確率が高まります。
さらにゲートアクセス理論といったものを採用しているのです。毛穴が閉じている状態であれば、せっかくの育毛成分も奥まで入れません。そこでカプサイシンを配合して、毛穴を開く、ということに成功しました。毛穴が開けば有効成分のピディオキシジルやキャピキシルも、より頭皮の深い部分で効果を発揮できます。
<フィンジア(FINJIA)に含まれている注目成分>
・キャピキシル
・ピディオキシジル
・カプサイシン
・グリチルリチン酸2K
・センブリエキス
・ヒオウギエキス
イクオス
45日間全額保証サービスがついていることでも知られている育毛剤です。安心して利用開始が出来るわけです。男女兼用の育毛剤ではありますが、男性型脱毛症に特化した成分も含んでいるなど、男性におすすめしたい育毛剤です。
無添加・無香料・無着色の育毛剤なので、安全性も申し分ありません。
<イクオスに含まれている注目成分>
・オウゴンエキス
・センブリエキス
・ジフェンヒドラミンHCI
・グリチルリチン酸ジカリウム
柑気楼(かんきろう)
柑橘エキスを含んでいる育毛剤としても知られています。女性向け育毛剤と行った印象もありますが、男性が利用して効果が出た、という口コミも多く発見できます。そもそも柑橘エキスには、5αリダクターゼといったAGAに関連した酵素の働きを抑制できる効果が認められているのです。
柑橘エキスですが、具体的には青みかん・ゆず・だいだいを利用しています。それらを配合してエキスとして育毛剤に含めているわけです。それらのエキスには優れた保湿力がある、ということでも知られています。
ちなみに、
・通常タイプの柑気楼
・サッパリタイプの柑気楼
の二つのタイプが出ています。どちらもスプレータイプの育毛剤となっています。
サッパリタイプに関しては、天然メントールを配合しており清涼感がある使い心地が特徴的です。育毛剤を利用すると頭皮がべたつく、という方はサッパリタイプを利用しましょう。
<柑気楼に含まれている注目成分>
・柑橘エキス
・甘草エキス
・センブリエキス
・オタネニンジンエキス(高麗人参エキス)
スプレータイプの育毛剤の成分・効果について
幾つか代表的な成分を紹介していき、その成分の効果も記載します。
センブリエキス
多くの育毛剤に含まれています。
センブリ(千振)はリンドウ科の2年草であり、そのすべての部分から抽出されたエキスがセンブリエキスです。
苦味が非常に強いことでも知られており、罰ゲームで出てくるセンブリ茶もこちらで解説しているセンブリです。
<センブリエキスに期待できる育毛効果>
・血行促進作用
・保湿作用
・抗炎症作用
センブリエキスのすごいところは、髪の毛に栄養を送り届け、さらに頭皮環境も改善させるところです。一つの成分で複数の効果が同時に得られるのです。
安全性も高かく、使い勝手の良い成分としても知られています。
キャピキシル
カナダのLUCAS MEYER COSMETICS社によって開発された新しい育毛成分です。
キャピキシルは単体のエキスではなく、「アカツメクサ花エキス」と「アセチルテトラペプチド3」といったものを組み合わせて作られています。
・アカツメクサ花エキス・・・レッドクローバーの花のエキス
・アセチルテトラペプチド3・・・4つのアミノ酸で構成された物質
キャピキシルというと科学的なネーミングにも聞こえますが、要は植物エキスとアミノ酸から作られたものです。安全性は極めて高い、とされています。
ある試験によると、ミノキシジルの3倍もの育毛効果が確認された、ということでも知られています。
<キャピキシルに期待できる育毛効果>
・脱毛男性ホルモンDHTを生成する5αリダクターゼを阻害する効果
・頭皮環境改善効果
キャピキシルに関してはまだわからないところが多くあり、確実にどのような効果がある、といったことは把握できていません。ただし、アカツメクサ花エキスには、5αリダクターゼを抑制させる効果があることがわかっています。アセチルテトラペプチド3には細胞修復機能があるのです。
それら二つの成分によってできたのが「キャピキシル」なので、それぞれの個別の効果はしっかりと引き継いでいる、と考えられます。
グリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2K)
こちらも科学的なネーミングに聞こえるかもしれませんが、実はマメ科の植物である甘草(かんぞう)から抽出されたものです。
肝臓は砂糖よりも非常に甘いとされています。砂糖の100倍や200倍の甘さもあるとか。
グリチルリチン酸ジカリウムは、育毛剤以外にも医薬品など様々な分野で利用されています。医薬品としても利用されていますが、植物エキスなので危険性はありません。
<グリチルリチン酸ジカリウムに期待できる育毛効果>
・抗炎症作用
・抗菌作用
基本的に、頭皮環境を改善させるような効果が期待できます。炎症ができやすい方や、脂性肌で菌が繁殖しやすい、といった方の用いるべき成分となっています。
頭皮に日常的に赤みがある方、という方は菌が悪さしている可能性もあり、グリチルリチン酸ジカリウムの出番です。
育毛剤には効果がないのか!?
育毛剤に配合されている肌への刺激が気になる成分
育毛剤には様々な成分が含まれていますが、それらの成分には問題があるものも少なくありません。こちらでは、特に危険とされる育毛剤に含まれる成分を幾つか紹介します。成分表などをチェックして含まれているのか、それともいないのか、といったことを確認してみましょう。
アルコール(メントール)
ほとんどの育毛剤に含まれているものなので、大きな危険性があるわけではありませんが、頭皮に対して悪影響を与えてしまう可能性が指摘されています。
・頭皮の乾燥を招く
・皮脂を溶解してしまう
上記のようなマイナスの作用をもたらすこともあります。もちろん、皮脂が多い方にとってはアルコールの皮脂の除去的な作用はプラスに働くこともあります。しかし、乾燥肌の方にとっては、せっかくの頭皮の保湿成分を排除してしまうことに。乾燥が加速する恐れもあるので十分に気をつけてください。
ちなみに、アルコール(メントール)が含まれているからといってそれほど怖がることはありません。問題になってくるのが、濃度です。アルコール濃度が高すぎると、皮脂の除去能力が極めて高くなってしまうので要注意です。
成分表でアルコール(メントール)が上位に来ている場合には濃度は高いと思ってください。下位に来ていた場合には、それほど恐れることはありません。
※成分表の上位に表示されているものほど濃度は高い、といった成分表示の決まりがあります。
フロジン液(塩化カルプロニウム)
基本的には、医療機関で処方されるもの、と思われていますが、塩化カルプロニウムはカロヤンシリーズにも含まれているものです。ですから、その副作用、というものは把握しておきましょう。
・頭皮の発疹
・赤み
・晴れ
・かぶれ
・かゆみ
樹王機のような副作用が起こる可能性が指摘されています。他にも発汗や吐き気、そして嘔吐が起こる可能性もあるので気をつけましょう。もどもと、塩化カルプロニウムには血管を確証スレうさようがあります。血行が良くなるので、その部位が暖かくなる、といった特徴があるわけです。その結果赤みなどに発展しやすい、というわけです。
発毛医薬成分である「ミノキシジル」と効果は似ていますが、副作用が出る確率は塩化カルプロニウムのほうが低い、とされています。
酢酸トコフェロール
様々な育毛剤に含まれていることでも知られています。有名どころをあげるとすると、「薬用毛髪力 イノベート」があります。
酢酸トコフェロールはビタミンEのことを指しており、血行を促進する作用があることでも知られています。ビタミンなので副作用が起こるとは思われてはいないのですが、幾つかの症例があるので気をつけなければなりません。
・アレルギー性皮膚炎
・頭皮のかゆみとかぶれ
アレルギー性皮膚炎が出る、ということで注目されているのですが、なぜアレルギーが発症してしまうのかは、まだよく分かっていないのが現状です。
アレルギー体質でない人であれば、それほど気にする必要はありません。しかし、アレルギー体質である方は注意しましょう。
ジフェンヒドラミンHCI(塩酸ジフェンヒドラミン)
ジフェンヒドラミンHCI(塩酸ジフェンヒドラミン)は頭皮環境を守るような作用がある、とされています。血行促進作用や抗炎症作用が期待できるのです。かゆみを抑制させる働きもあるとされ、多くの育毛剤に含まれています。
ただし、ジフェンヒドラミンHCI(塩酸ジフェンヒドラミン)にも幾つかの副作用が報告されているのです。
・眠気
・お肌の赤み
・かすみ目
・体温上昇
・かゆみ
頭皮への悪影響以外のものが出てくる可能性も指摘されており、注意しなければなりません。高濃度で配合されている場合には、副作用が出てくる可能性が高まります。
香料・着色料
添加物に分類されるのですが、頭皮に対して負担をかけてしまう、ということが分かっています。特に多い副作用の症状はアレルギーです。
・香料のアレルギー発生率・・・1.2%
・着色料のアレルギー発生率・・・5,8%
上記のような臨床試験データもあるほどなので、注意しましょう。
最近の育毛剤は無添加タイプが多いですが、女性用育毛剤の一部は未だに添加物を多く含んでいます。頭皮に何かしらの悪影響が出てきたら、育毛剤の利用をストップしてください。
抜け毛のサイクルを再確認
我々の髪の毛にはサイクルといったものがあります。髪の毛はずっと成長し続けているわけではなく、成長している時もあれば、毛が抜けているときもあるのです。サイクルがある、といったことを知った上で育毛を実施する必要があります。
・休止期・・・髪の毛が抜けて発毛してくるのを待っている時期
・成長期・・・髪の毛が成長している時期
・退行期・・・髪の毛の成長がストップし脱毛の準備をしている時期
上記の3つが順序にやってくるのがサイクルです。休止期⇒成長期⇒退行期⇒休止期・・・、といった具合で進んでいくことになります。
薄毛になる方は、成長期が著しく短くなります。基本的な成長期の長さは、3年から6年ほどとされていますが、何らかの原因で数カ月から2年程度で終わってしまうのです。脱毛サイクルも早くなり、抜け毛も増えてしまう、といった状態になってしまいます。
我々の薄毛は、基本的に成長期がAGAなどの影響で短期間化されてしまっている、ということは把握しておきましょう。問題は、いかにして成長期を引き伸ばしていくのか、ということです。そのための育毛剤、ともいえます。
スプレータイプの育毛剤はドライヤー前・後?|どちらがおすすめか?
スプレータイプの育毛剤は、ドライヤーの後に利用すべきです。そもそも、育毛剤を利用した後にドライヤーを利用してしまうと、せっかくの育毛成分が生かされない、といった事も考えられるわけです。
仮に、育毛剤をつけた後にドライヤーを利用したとしましょう。スプレータイプの育毛剤は特にサラサラとしており、蒸発しやすい、といった性質を持っています。ドライヤーを利用してしまえば、育毛剤が蒸発してしまうんです。育毛効果が半減してしまう、といった状態になりかねません。
さらに、育毛剤の中には熱に弱い成分もあります。特に、ビタミン系の成分に関しては熱が加わると破壊されてしまうものもあるんです。頭皮に対して良い結果を与えられない状態なってしまいます。
スプレータイプの育毛剤はドライヤーを利用して、頭皮のほてりが収まった状態で利用しましょう。ドライヤーを利用した直後は頭皮が温まっており雑菌が繁殖しやすい状態です。ほんの2分から3分でも良いので、待ってから育毛剤を利用するのがおすすめですよ。
スプレータイプの育毛剤も無添加のモノが良いのか
特に、敏感肌であったり乾燥肌であったり、といったお肌トラブルを抱えている方は無添加タイプが必須です。
添加物が含まれてしまうと、アレルギーが発症しやすいです。皮膚がさらに劣化してしまう可能性も十分に考えられるので、添加物という刺激物が含まれている育毛剤は避けましょう。
ちなみに、最近の育毛剤の多くは添加物が含まれていません。防腐剤も含まれていなければ、着色料や香料も含まれていないのです。安心して利用できる、といったメリットが現在の育毛剤にはあります。
育毛剤の値段は効果の高さと比例しているのか?
必ずしも育毛剤の値段と効果の高さは比例していません。高ければ良い効果を発揮してくれる、といった確約はないのです。
しかし、成分についての違いはあるのは事実です。1本あたり10,000円前後する育毛剤に関しては、効果の高いとされる育毛成分を含んでいるケースが多くなります。一方で、1本あたり5,000円未満の育毛剤に関しては、最新の育毛成分が含まれていない、といったケースが多いのです。
新しいタイプの育毛成分が入っている育毛剤を利用したい、と考えている方は、1本あたり10,000円前後するものを選択しましょう。
※定期購入を利用すると、1保安たりの価格が20%から30%ほど安くなる例もあります。もともと10,000円前後する育毛剤も、7,000円から8,000円程度で利用できるのです。
女性用育毛剤もスプレータイプがおすすめなのか
女性用育毛剤のスプレータイプを使うメリット
広範囲に渡って効果が耐えられます。女性の薄毛の多くは、「びまん性脱毛症」と呼ばれるものです。要は、頭皮全体の毛が少しずつ薄くなっていく、と言うものなのです。男性型脱毛症のように、「おでこ」だけ「つむじ」だけといったような局所的に薄くなる、ということはありません。
スプレータイプの育毛剤に関しては、広範囲にまんべんなく育毛剤を塗布できる、といった特徴を持っています。効果を全体的に与えられやすい、といったメリットが有るのです。仮にノズルタイプの育毛剤だと、特定の部位に塗布するには適していますが、頭皮の全体的にまんべんなく塗布する、ということは難しいです。
女性は基本的にスプレータイプの育毛剤を利用すべきです。
女性用育毛剤のスプレータイプを使うデメリット
液ダレ問題があります。スプレータイプの育毛剤は頭皮にそのまま留まってくれにくい、といった性質があります。少し多めに頭皮に塗布してしまうと、ちょっとした拍子に流れ出ていってしまいます。首に流れていってしまったりおでこに流れていってしまったり、といった状況も考えられるので注意しましょう。
液ダレがあると、目に入ってしまう恐れもあります。育毛剤が目に入ったら、必ず洗い流すようにしてください。
女性は基本的院全体的に少しずつ髪の毛が薄くなる、といった症状が現れます。しかし、中には、分け目だけ薄くなっている、という方もいます。そういった場合には、スプレータイプの育毛剤は適していません。
スプレータイプの育毛剤は広い範囲に塗布するのを得意としており、特定の部位だけに塗布する、というのは少し難しいのです。
特定の部位に塗布するときは、スポイトなどを使って育毛剤を吸い取って特定の部位に塗布する、といった方法をおすすめします。
女性用育毛剤のスプレータイプを使うタイミング
男性向け育毛剤と基本的に違いはありません。
・頭皮が綺麗な状態の時に利用する
・1日あたり2回塗布する
上記のことを守っていれば問題ありません。ちなみに、1日あたり2回塗布するわけですが、間隔は空けてください。全体つけてから3時間から4時間しかたっていないので、再び塗布してしまうと、前の育毛剤の効果がまだ続いているのにもったいないことになってしまいます。できれば、育毛剤の塗布する間隔は8時間以上空けてください。
例えば、夜お風呂に入った後に育毛剤を塗布し、朝起きたときに育毛剤剤を塗布する、といった感じがおすすめです。間隔もしっかりと空いていますし、頭皮もきれいな状態ですよね。
女性用スプレータイプを使う際に気を付けること
液ダレが起きる可能性があるので、垂れてこないように注意してください。育毛剤のプッシュの強さや回数なども重要です。強くプッシュすると育毛剤が多く出てしまい、液ダレが発生しやすくなります。プッシュの回数が多い場合もしかりです。
液ダレが起きやすい部位。例えば、前頭部などに塗布する場合には、おでこあたりにティッシュを用意したりタオルを用意したりして液ダレしてこないように対処する、といった事もおすすめです。
また、髪の毛の上からスプレーしても意味が無いので、髪の毛を掻き分けて頭皮に直接スプレーが行き渡るようにして利用しましょう。
ドライヤーに関しては、育毛剤を利用する前に行ってください。育毛剤をつけた後にドライヤーをしてしまうと、育毛成分が蒸発して良い効果が得られなくなってしまいます。
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