肥満と薄毛の関係
薄毛と肥満は関連性があるとは、医学的にはまだ解明されていないものの、肥満が引き起こすいろんな症状によって薄毛が起こりやすくなるため、肥満と薄毛は関係があると言われています。
事実、肥満が薄毛を直接的に引き起こすのではなく、肥満になる生活習慣が髪の毛や頭皮にも良くないということだと思っています。
具体的には、肥満によって起こるメタボや生活習慣病、血行不良、頭皮環境の悪化による脱毛症などで、なぜ肥満が薄毛を引き起こす原因となるのか、この記事で詳しく解説します。
目次
肥満が薄毛を引き起こす原因となる血行不良
肥満によって起こる血行不良の原因は、以下の2つです。
1つが、食生活の乱れによって起こる高血圧と血液の質の低下。
2つ目が、肥満の人に多いと予想される運動不足。
髪の毛は毛根にある毛母細胞が血液から栄養を補給し、生えています。
これらの原因によって血行不良が引き起こされることで、髪に血液を通して栄養がうまく行き渡らなくなり、髪の成長が止まり抜け毛となり、薄毛の症状につながるというわけです。
ドロドロの血液で血行不良が起こる
肥満の人の体内には、皮下脂肪が多く付いています。
体内に付いている脂肪細胞は、血管を圧迫し血圧が高くなることで高血圧を招いてしまいます。
高血圧は、水が出るホースの出口を指で潰したような状態で、血液の流れが悪くなり血行不良の原因にもなるのです。
さらに、肥満の人は食事の内容も脂っこいものや高カロリーなものを比較的好みますが、そうなると血液中にも中性脂肪やコレステロール値が高くなりドロドロの血液で流れが悪くなり血行不良を引き起こしてしまいます。
このように、身体の手や足、頭などの末端に栄養を送る毛細血管はかなり細いです。
血流が悪化すると、体の末端の頭皮にもうまく栄養が行き渡らなくなり髪にも薄毛となって影響が表れ始めます。
血中のコレステロールが多くなると、血管にへばりつき固くなってしまう事で起こる動脈硬化を引き起こしたり高血圧や、心筋梗塞などの死亡原因になる病気も引き起こすリスクが上がるため、単に薄毛を予防するためではなく、コレステロールの摂取のし過ぎには注意しなくてはなりません。
運動不足による血行不良
筋肉には全身に血液を送るポンプの役割があります。
肥満の人は比較的食事量が多いにも関わらず運動をしない傾向にあるため、食事から摂取したエネルギーが消費されずに脂肪となって体内に蓄えられます。
このように、肥満の人が運動不足になると、筋肉量も低下してしまっている可能性が高いため、上記のような食生活から起こる血行不良と運動不足による2つの血行不良を招く原因となってしまうんです。
皮脂の過剰分泌による頭皮環境の悪化
肥満の人は、いうまでもなく1回の食事量や1日の食事回数が多いです。
1日や1回の食事量で必要なエネルギー量を超えて摂取した結果が肥満と言う結果になって表れます。
そんな肥満の人が大好きな脂の多いラーメンや、動物性脂肪が含まれる肉料理などには、血中の脂肪分を高めます。
食事から摂取した余分な脂分は、皮脂や血液を通して体外に排出されていきます。
特に頭皮の毛穴には皮脂腺が多く、食事からとった脂分が多く排出されベタベタした皮脂が分泌されてしまうんです。
また、太っている人は皮下脂肪のせいで体内に熱がこもりやすく汗をかきやすい体質になってしまいます。
頭皮にもよく汗をかき、汗には食事から摂取した脂肪が多く含まれているため、頭皮からはベタベタの脂肪が多く含まれた汗が分泌される。
頭皮にはベトベトした皮脂を大好物とする細菌が、皮脂をエサとし繁殖することで刺激物を分泌させ頭皮のフケやかゆみを発生させてしまいます。
この症状が悪化し重症化すると脂漏性皮膚炎といい、抜け毛や薄毛につながることになります。
試しに頭皮を指の腹で触ってみて、ベトベトするようであれば頭皮の皮脂の分泌が多いと言えるので注意しましょう。
運動不足によるAGA
運動をして汗をかくと汗から男性ホルモンのテストステロンが排出されます。
さらに、運動後の筋肉や骨に強化にもテストステロンが使用されるため、結果的に体内のテストステロン値が下がるというわけです。
AGA(男性型脱毛症)は、男性ホルモンのテストステロンと酵素の5αリダクターゼが結合し直接の脱毛因子であるジヒドロテストステロン(DHT)を生成します。
つまり、運動によって体内のテストステロンの総量を抑えることによって結果的にAGAの原因物質であるDHTを減らすことにつながり抜け毛を防ぐことにつながるんです。
ただ、肥満の人は、食事で食べた余分なエネルギーを運動などで消費しなかった結果、脂肪が付いている状態なので運動不足の可能性が高いと言えます。
そのため、AGAによる薄毛も進行しやすく肥満じゃない人よりも薄毛になる確率も高くなると言えそうです。
自分が肥満かどうかセルフチェック
自分が肥満かどうかの指標は体脂肪率とBMI値を算出することによってわかります。
BMI値は体重÷身長×身長(例:60キロ身長÷1.7×1.7※170センチの場合20.7)で25以上から肥満で、男性が22、女性は21が理想のBMI値となります。
体脂肪率は体脂肪の重さ÷体重×100で出すため、体脂肪の重さがわからないと測定できません。
体脂肪計がある人は測ってみて健康的な男性であれば19%、女性であれば29%くらいまでであれば問題ないと言えるでしょう。
もし、BMI値や体脂肪率の数値が高い人は、内臓脂肪が多いメタボだと言えるので、生活習慣病になりやすいだけでなく、上記で解説したような血行不良や頭皮環境の悪化が理由でハゲにもつながるので生活環境を変えダイエットすることで肥満体型を改善していきましょう。
肥満対策で健康的な髪を生やそう
健康な髪の毛を発毛させるために行いたい肥満対策は、以下の食生活と運動を頭皮を清潔に保つ方法の3つです。
・肥満になりづらい食生活
・適度な運動
・頭皮環境を清潔に保つ
肥満になりづらい食生活
油っこい食事や塩分の多い料理、炭水化物(糖質)、甘いお菓子などの糖分は血糖値を上げ体内の脂肪となりやすく、肥満と薄毛につながります。
ビタミン、ミネラルなど髪にも良い栄養素が多く含まれた野菜などを中心に、髪の毛に必要な栄養をバランスよく摂取しましょう。
お米などの炭水化物を多く取ると血糖値が高くなるため、炭水化物を控える食事制限や納豆や豆腐などの血糖値が上がりにくい食べ物や有酸素運動を行うのも効果的です。
適度な運動
運動には、体内の脂肪を燃焼させるダイエット効果と、血中の男性ホルモンを減少させることでAGAによる抜け毛を抑えることができる効果を2つ得られます。
ストレスにならない程度のランニングやウォーキングなど適度な有酸素運動がおすすめです。
頭皮環境を清潔に保つ
肥満体型になってしまうような食生活を続けていると、頭皮の皮脂が過剰に分泌されるようになり、それが原因でフケやかゆみなどの頭皮環境が悪化してしまいます。
頭皮環境の悪化を放置しておくと、抜け毛や薄毛につながるので、フケやかゆみなどの頭皮の炎症を抑える効果のある育毛シャンプーや育毛剤で育毛対策しましょう。
薄毛に効果的な育毛シャンプーは以下の育毛シャンプーランキングを参考にしてみてください。
育毛剤による対策もおすすめ
肥満による薄毛対策には、頭皮環境改善効果だけでなく、頭皮の血行促進効果や、男性ホルモン抑制効果、発毛促進効果など総合的な育毛効果が得られる育毛剤の使用がおすすめです。
そんな総合的な高い育毛効果が得られる育毛剤がチャップアップです。
チャップアップには、頭皮環境を改善させる効果のある成分が35種類、頭皮の血行促進効果がある成分が14種類、男性ホルモンを抑制する効果のある成分が4種類、毛髪に栄養を与える発毛促進効果のある成分が15種類も配合されています。
これだけバランスが良い効果が得られるのは、チャップアップだけなので、肥満による薄毛の症状が進行している人でも高い効果が得られます。
チャップアップの詳しい効果や成分については以下のページで解説しているので参考にしてください。
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