カロヤンガッシュの副作用
第一三共ヘルスケアから販売されている発毛促進薬カロヤンガッシュには、以下の理由で副作用の可能性があります。
・発疹や吐き気などいくつかの副作用が報告されている医薬成分塩化カルプロニウム(カルプロニウム塩化物)が利用されている
そのため、副作用がない育毛対策を行いたい人はカロヤンガッシュは不向きだと言えるでしょう。
この記事を読めば、カロヤンガッシュの副作用の危険性がわかり、自分が許容できる範囲なのかがわかります。
目次
カロヤンガッシュの副作用
カロヤンガッシュには、大量発汗、頭皮の痒み、吐き気などの副作用が報告されています。
以下でカロヤンガッシュの副作用の症状について詳しく解説していきます。
使用後の発汗
カロヤンガッシュに含まれている有効成分塩化カルプロニウムには頭皮の血管を拡張して血流を高める作用があります。
その影響で髪の毛を作る毛乳頭細胞にある毛母細胞に栄養を送り届け抜け毛を予防したり発毛を促進したりするわけです。
しかし血行は自律神経に密接に結びついており、血の巡りを高めることで自律神経のバランスを乱してしまいます。
結果として汗に影響を与える交感神経を刺激してしまうのです。
交感神経が活発化してしまうと汗の量が増え、多汗症のような状態になってしまいます。
また、カロヤンガッシュの塩化カルプロニウム(カルプロニウム塩化物)の血行促進作用で血行が高まることで頭皮が熱くなり、結果として発汗量が増えてしまうこともあるわけです。
頭皮の痒み、発疹や発赤
カロヤンガッシュを利用すると、カロヤンガッシュの育毛効果の脱毛抑制とは異なる頭皮の異常といった症状の副作用が出てしまうことがあります。
カロヤンガッシュに配合されている塩化カルプロニウムには頭皮への一定の刺激があり、人によってはアレルギー症状を起こしてしまうことがあるのです。
アレルギー症状の代表的な例は、頭皮の痒みや発疹、さらに赤みといったものです。
カロヤンガッシュの使用によって起こったアレルギー症状については勝手に治ることはありません。
カロヤンガッシュを使う度に副作用の症状が出てしまうので、即利用を中止してください。
吐き気
カロヤンガッシュの使用で吐き気だけではなく、実際に嘔吐してしまう例も報告されています。
カロヤンガッシュに配合されている塩化カルプロニウムには頭皮の血行を改善させる作用があるのですが、血行促進効果が表れやすい人は全身の血行にも作用してしまいます。
それが原因となって、カロヤンガッシュの副作用として低血圧に近いような症状が出てしまうことも十分に考えられるわけです。
塩化カルプロニウムに関しては頭皮の血管を拡張する作用があります。
頭皮の血管が拡張されるということは、血液の圧力が弱まってしまうことになるのです。
カロヤンガッシュの副作用が原因で低血圧になってしまうと気分も悪くなり、吐き気に発展するケースもあるので注意しましょう。
カロヤンガッシュのその他の成分の副作用
カロヤンガッシュには頭皮の血行を促進する医薬成分カルプロニウム塩化物水和物以外に、天然の生薬から抽出された成分がいくつか配合されています。
ただ、カロヤンガッシュには頭皮の皮脂を抑制し頭皮環境を改善させる成分カシュウチンキや、頭皮の殺菌作用のある成分ヒノキチオール、毛母細胞を活性化させる成分チクセツニンジンチンキなど全部で12種類配合されていますが、医薬成分カルプロニウム塩化物水和物を除くその他の成分には、大きな副作用はありません。
カロヤンガッシュの副作用の発症率
カロヤンガッシュに関する副作用発生率は、全体で3.5%であることが分かっています。
カロヤンガッシュを使用した臨床試験によると171例中6例に副作用による問題が確認されました。
カロヤンガッシュの副作用の臨床試験での件数に関しては以下の7件となっています。
・発汗・・・1件
・悪寒・・・1件
・刺激症状・・・1件
・かゆみ・・・1件
・接触皮膚炎・・・2件
・臨床検査値異常・・・1件
※NFカロヤンガッシュ承認申請時添付データより
(https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_karoyan/products/hairgrowth/)
カロヤンガッシュの使用により中程度の副作用が2件で、軽度の副作用が5件となっています。
カロヤンガッシュの副作用の症状で注意すべきは、悪寒と臨床検査値異常です。
悪寒と臨床検査値異常は、頭皮の皮膚に関する副作用の問題のような体の表面に関わるものではありません。
体の内部に対して、何かしらの原因で影響を与えてしまっていると考えられるわけです。
カロヤンガッシュの成分が皮膚から体内に入り込み、悪さをしているのでしょう。
そもそもなぜカロヤンガッシュを利用すると悪寒や臨床検査値異常が起きるのかの原因も分かっていません。
理由がわからない副作用が発生している事自体が大きな問題なのです。
カロヤンガッシュを継続的に使い続けると、さらに強い副作用がおこってしまう可能性も十分に考えられます。
カロヤンガッシュには医薬成分が含まれていることもあるので、ある程度の覚悟を持って利用すべきです。
ただ、皮膚科での円形脱毛症の治療を行う場合、カロヤンガッシュにも配合されている発毛成分塩化カルプロニウムが5%配合されたフロジン液を使用しますが、カロヤンガッシュはその半分以下の2%です。
円形脱毛症を治療したい場合、皮膚科の先生と相談は必要ですが、極力副作用がない治療法を望むのであれば、カロヤンガッシュによる治療もオススメです。
副作用がなくAGAにも効果があるチャップアップもおすすめ
育毛にとって副作用は大敵です。
育毛剤は壮年性脱毛症に対抗するために利用するものなのですが、頭皮の痒みやフケなどの副作用が出てしまえば逆に薄毛が進行してしまうことも十分に考えられるわけです。
そこで注目したいのがチャップアップです。
チャップアップは第三類医薬品でもなく医薬部外品の育毛剤なので、カロヤンガッシュのように発毛効果があるとはいえません。
しかしチャップアップには多数の育毛成分を配合しています。
それらの育毛に効果的な成分がしっかりと働いてくれれば、十分に発毛するチャンスが有ると判断できるわけです。
しかもチャップアップに関しては、男性の多くが悩んでいる男性型脱毛症(AGA)に対しても一定の効果が期待できます。
チャップアップにはミノキシジルと同等の育毛効果があるとされる海藻エキスや、プロペシアと似た作用があるオウゴンエキスも配合しています。
さらに副作用の心配がないところにも注目しましょう。
チャップアップは副作用もなく頭皮環境に非常に優しい設計となっている商品です。
チャップアップにはカロヤンガッシュのように医薬成分も入っていなければ、添加物のような頭皮に刺激を与える可能性のある成分も入っていません。
基本的に植物性などの天然成分のみで作られている育毛剤なのです。
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カロヤンガッシュは第三類医薬品となっており、発毛促進効果のある医薬成分塩化カルプロニウムが利用されています。
育毛剤に配合される医薬成分は比較的、発毛に対して作用が強いものであり、副作用が起こることもあるのです。
しかし第二類医薬品やリアップのような第一類医薬品と比較して第三類医薬品のカロヤンガッシュに関しては、リスクがそれほど高いわけではありません。
カロヤンガッシュには、塩化カルプロニウム(カルプロニウム塩化物)と呼ばれる医薬成分が配合されています。
カロヤンガッシュに配合されている塩化カルプロニウムには、高い発毛促進の効果があり円形脱毛症や瀰漫性脱毛症(びまん性脱毛症)、粃糠性脱毛症などの治療にも有効性が認められていますが、いくつかの副作用が報告されており注意が必要です。