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育毛剤比較蘭夢の成分と効果
河野メリクロンから販売されている薬用育毛剤蘭夢（らんむ）の全23種類の成分からは、以下の育毛効果が得られます。
・髪を強くする頭皮の血行促進効果
・髪を成長させ抜けにくくする発毛促進効果
・髪が抜けにくい土台を作る頭皮環境改善効果
この記事を読めば、男女兼用育毛剤の蘭夢に配合されている成分と効果がわかり、自分に合う商品かどうかがわかります。
目次
蘭夢の全成分を育毛効果別に解説
蘭夢に配合されている23種類の成分をその育毛効果に合わせて分類すると、3つに分けることが出来ます。
それが頭皮の血行促進効果、発毛促進効果、頭皮環境改善効果の3つです。
また、直接的な育毛促進効果は持ちませんが、育毛剤の働きを維持する上で必要になる成分も蘭夢には配合されています。
ここからは蘭夢の全23種類の育毛成分を、3つの育毛効果を持つ成分とその他の成分に分類し、その働きを細かくチェックしています。
頭皮の血行促進効果を持つ全成分
蘭夢には頭皮の血行促進効果を持つ成分として、ニンジンエキス、センブリ抽出液、ヒキオコシエキス、ジオウエキス、海藻エキス、ニコチン酸アミド、タマサキツヅラフジアルカロイド、ショウキョウエキスが8種類配合されています。
蘭夢という育毛剤の特徴として、頭皮の血行促進成分が充実していることが挙げられます。
頭皮の血行が促進されると、それに伴い髪の毛を作る細胞に血液から栄養素がしっかりと供給されるようになります。
薄毛を改善するためには、頭皮の血行を促進し脱毛を防ぐことが非常に大切です。
蘭夢には頭皮の血行促進効果を持つ有効成分としてセンブリ抽出液、ニコチン酸アミド、タマサキツヅラフジアルカロイドという3つの成分が配合されています。
この3つの成分のうち、センブリ抽出液は頭皮の血行促進成分の定番で、ほとんどの育毛剤に配合されています。
また、ニコチン酸アミドは頭皮の血行を促進して抜け毛を防ぎコシのある髪を育てる作用があり、多くの女性用育毛剤に配合されています。
そんな中で蘭夢特有の配合成分として注目したいのがタマサキツヅラフジアルカロイド。
このタマサキツヅラフジアルカロイド、単体ではあまり優れた血行促進効果を発揮しません。
タマサキツヅラフジアルカロイドが真価を発揮するのは他の育毛成分と組み合わせて用いられた時です。
タマサキツヅラフジアルカロイドを配合してやることで、センブリ抽出液やニコチン酸アミドの頭皮の血行促進効果を高める効果が期待できます。
発毛促進効果を持つ全成分
蘭夢には発毛促進効果を持つ成分として、感光素301号、ゲンチアナエキスの2種類が配合されています。
感光素301号・ゲンチアナエキスという2つの成分は、あまり他の育毛剤では見かけない育毛成分です。
感光素301号は別名「タカナール」という名前で知られています。
感光素301号には毛母細胞の働きを活性化して、ヘアサイクルの成長期を延ばす育毛効果があります。
感光素301号の働きで乱れたヘアサイクルを正常化する効果が期待できます。
また、ゲンチアナエキスはリンドウ科の植物ゲンチアナから抽出されたエキスで、ゲンチオピクリンを配合しています。
ゲンチオピクリンはFGF-7という成長因子の分泌を促進する効果を持っています。
成長因子とは細胞分裂を促進する働きを持つたんぱく質で、FGF-7は特に髪の毛を作る毛母細胞の細胞分裂を促進する効果を持つと言われています。
ちなみに、育毛剤蘭夢には通常の蘭夢の蘭夢黄金率の2種類がありますが、その違いは上記の感光素301号が配合されているかいないかだけです。
蘭夢黄金率には感光素301号が配合されてなく、通常の蘭夢には配合されているので購入の場合は、通常の蘭夢の方をオススメします。
頭皮環境改善効果を持つ全成分
蘭夢には頭皮環境改善効果を持つ成分として、グリチルリチン酸ジカリウム、シナノキエキス、シーグラスエキス、加水分解黒豆エキス、ボタンエキス、シンビジウム全草エキス、米抽出物加水分解液の7種類が配合されています。
蘭夢には頭皮環境の改善のために、抗炎症成分、抗酸化成分(頭皮の老化を防ぐ)、保湿成分などがバランスよく配合されています。
頭皮は髪が生える土壌になります。
髪の毛が生える土壌である頭皮がフケやかゆみなどの炎症を起こしていたり、乾燥していると、抜け毛が増え育毛には非常に悪い影響を与えます。
髪の毛を生やしたいなら、頭皮環境を整えることは非常に大切なことになります。
頭皮環境を改善させる効果のある成分の中でも注目したいのは蘭夢の最大の売りであるシンビジウム全草エキス。
シンビジウム全草エキスはシンビジウムの新品種であるマリーローランサンから抽出されたエキスです。
マリーローランサンは1年以上水を与えなくても生き続けることが出来るという優れた生命力を持っています。
このマリーローランサンから抽出されたシンビジウム全草エキスには、頭皮の水分をキープする抜群の保湿効果があります。
シンビジウム全草エキスは、他の育毛剤には配合されていない蘭夢独自の成分です。
他の育毛剤を使っても、頭皮の乾燥が改善されなかった場合、蘭夢を試してみるのもおすすめです。
その他の配合成分
蘭夢にはその他の成分として、エタノール、BG、無水エタノール、l-メントール、マルチトール、ｐH調整剤の6種類が配合されています。
これらの成分は配合されている育毛成分を育毛剤という形にまとめる上で、無くてはならない成分です。
例えば、エタノール・BGは育毛剤の腐敗を防ぐ防腐剤の役割があります。
また、l-メントールは頭皮にスカッとするような使用感を与える効果を持ちます。
蘭夢には男性ホルモンに対応できる成分は配合されていない
男性が薄毛になる場合、その原因の90％以上はAGAです。
男性ホルモンの活性化によって引き起こされるAGAは長らく男性特有の薄毛症状と考えられてきました。
ただ、最近では女性ホルモンの分泌が減少し、男性ホルモンが活発化したことで生じる女性のFAGAと呼ばれる薄毛症状も増加しています。
したがって、男性ホルモンを抑制する成分を配合することは、女性用育毛剤にも欠かせなくなりました。
したがって、多くの育毛剤にはAGA対策として男性ホルモンや5αリダクターゼを抑制する効果を持つ成分が配合されています。
しかし、残念ながら、蘭夢には男性ホルモンを抑制する成分は配合されていません。
そのため、AGAやFAGAが原因で薄毛になっている人は、蘭夢で薄毛対策を行っても、薄毛改善効果は望めないでしょう。
蘭夢の全成分の総評
さて、上記では薬用育毛剤の蘭夢に配合されている全ての成分をチェックしてきました。
残念ながら、蘭夢の23種類という配合成分数は他の育毛剤と比較すると、かなり数が乏しい印象です。
蘭夢に配合されている頭皮の血行促進効果を持つ成分は充実していますが、それ以外の成分は不足していると言わざるを得ません。
蘭夢よりも配合成分数が多いチャップアップがおすすめ
育毛剤の育毛効果を語る上で、配合成分数は外せないポイントです。
一般的に配合成分数が多ければ多い商品ほど、その育毛剤の育毛効果も高くなる傾向があります。
これを考えた時、育毛成分を23種類しか配合していない蘭夢よりも、購入をおすすめしたいのは81種類もの育毛成分を配合している人気の医薬部外品のチャップアップです。
チャップアップはM-034という海藻成分をはじめとして、自然成分をベースにしている育毛剤で頭皮への刺激や副作用もありません。
頭皮の血行促進・発毛促進・頭皮環境改善、全ての面で蘭夢より充実した育毛成分を配合しています。
さらにチャップアップには男性ホルモンを抑制する成分も配合しているため、育毛剤としての死角はほとんどありません。
ちなみに、チャップアップは男性用育毛剤ですが、自然成分ベースの育毛剤のため、女性が使っても安心です。
蘭夢を使って育毛対策するなら、育毛成分がはるかに充実しているチャップアップの利用をおすすめします。
チャップアップの方が高い育毛効果を見込めるでしょう。
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河野メリクロンから販売されている薬用育毛剤蘭夢（らんむ）の最大の特徴は洋ランの一種であるシンビジウムから抽出された育毛成分が配合されている商品だということです。
蘭夢にはシンビジウムから抽出されたシンビジウム全草エキスをはじめとした12種類の植物エキス、国の厚生労働省から育毛効果を認められた4種類の有効成分が配合されています。
また、これ以外の薬用育毛剤蘭夢の養毛への働きを支える育毛成分も併せると、全部で23種類の成分が蘭夢には配合されています。
